だんナン
旦那が最近ハマっているもの。
無印のカレーと無印のナン。
私は無印のカレーが好きなので、常に家にストックをしています。グリーンカレーにマッサマンカレー、北インドのカレーに南インドのカレーなどなど。
絶対に私が作ることはないだろう、そして、家族が誰も食べないであろうカレーを好んで買います。休日の昼食や夕食などの際に、ほくそ笑みながら食べるのが好きなのです。
ちなみにカレーのことはよくわかりません。
好きで色々選んで食べてはいるものの、区別できているかどうかと聞かれると、さてはてというくらいにカレーのことはわかりません。グリーンカレーが緑だということはわかりますが、それ以外は何もわかりません。どこぞのスパイスなんかがふんだんに入っているというくらいカレーはスパイシーなものだということは理解していますが、だからなんだ。
それがどうした。
大体、スパイスってそもそもなんなんだ。
私がカレーとそんな対話を行なっている間、夫はナンをこねます。こねてこねて、こねまくります。こねくりまくります。代わりに私は屁理屈をこねくりまくります。理屈じゃないんです。おならです。もう、おなら。屁理屈じゃなくて、私がこくのはHE。
He stretches the dough and fries it in a pan.
この日はグリーンカレーで旦那お手製のナンをいただきました。
無印のナンは肉まんの皮のようなふんわりとした食感。ほんのり甘くて辛いカレーの辛味を和らげてくれます。
まだ温かいナンを一口サイズにちぎってグリーンカレーにつけると、ナンのふわふわした生地にジュワッとソースがしみていきます。
カレーのたけのことチキンをスプーンですくってナンに乗せます。大きく口を開けて一口で頬張ると、口の中にグリーンカレーの辛味とナンのほんわりとした甘みが混じっていきます。
シャキシャキとホロホロとフワフワが口の中ですべて混ざりきると、私の口の中は満足して、私はそれを飲み込みます。
そんな風に私がむしゃむしゃと食べていると、
「うまいやろ?」
とドヤ顔で夫は聞いてきました。
「美味しいね〜。おとんが作るナンは美味しいね〜。またよろしくね〜」
と私は答えました。
2枚のナンを平らげると、私のお腹はいっぱいになったのでした。
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