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踊り子の骨

《きらびやかな羽衣をまとい舞う踊り子の骨を見たい》

高校の古文の女教師がそんな内容の詩を教えてくれた

“ものの本質を見抜け”
あるいは
“彼女の本質を全て受け入れようとする男の愛の詩”
なのか…
色とりどりの妖艶な衣装と化粧
その中に内在する白い骨
その美しいコントラストが強烈なイメージとしてサティの脳裏に焼き付き
今も心に残っている


その世界はエロスと似ている


サティはある性技に長け人格的にも優れた男性と身体を合わせた時
そんな世界を垣間見たことがある

快楽を求めながら破壊されていく感覚

未知の領域に身を投じる行為は
恐怖を伴う
白い骨と同じ
死のイメージ

身をよじり
叫び声を上げ
快楽に溺れ
深みに堕ちていく

生と死、光と闇
その境界線を漂う官能の旅
官能美というものは常に
罪とすれすれの場所に存在する

殻が破られ
ペルソナが割られ
自意識が剥がれ
本性が表れる

それはまるで
骨を透かし舞い踊る女の姿

髪を撫でながら
唇を重ねながら
躍動するリズムに踊る
白い骨を愛す


そんなエロスの世界





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最後まで読んでくれてありがとう(*^^*)♪

またサティに会いに来てねー(^з^)~.:*:・'°☆



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