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「家庭教師のトライ」のYouTube動画が凄かった話
こんにちは。
作家の里見蘭です。
私は今、小学館の「小説丸」というサイトで『漂白』という小説を連載しています。弁護士を主人公にした法廷サスペンスです。
裁判ではDNA型鑑定が大きな焦点となるという設定で、これに関する参考資料もプロット作成の段階で何冊か目を通しているのですが、いよいよちゃんと読み込む必要が出てきて、学生時代生物をちゃんと勉強しなかった自分の理解力に不安が生じました。
『ナリ検』市川寛(日本評論社)感想
市川寛先生の小説デビュー作『ナリ検』読了。耳慣れない言葉だ。ある登場人物いわく、
「検事を辞めて弁護士になる『ヤメ検』はいくらでもいるが、君のように弁護士から検事に転じた人は、まず聞いたことがない。いわば弁護士から検事になった『ナリ検』だな」
主人公は、”事実上の凍結状態”にある、弁護士が検事に任官する制度(と、とある裏技)を使ったナリ検の中年男性。
ある理念を抱いて検察に飛び込んだ彼