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子どもの本から北欧を読む

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北欧語で書かれた絵本、児童書の中から、北欧社会をよく表しているものについて紹介します。
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2017年9月の記事一覧

「何でも2つずつ」の意味

"To af alting" af Hanne Kvist, Gyldendal 「なんでもふたつずつ」ハンネ・クヴィスト作絵…

さわぐり
6年前
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だれからも気づいてもらえないということ

"Historien om Ib Madsen" af Mette Eike Neerlin, Rasmus Bregnhøi 「イブマッセンくんの…

さわぐり
6年前
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金曜日のお菓子は格別

"Villads fra Valby køber slik" af Anne Sofie Hammer, Dina Gellert, 2016, Høst&Søn …

さわぐり
6年前
1

寒いときの本当のあたたまり方は

"Stina storedyne" af Lani Yamamoto, 2013, Turbine 「おふとんスティーナ」ラニ・ヤマモト作…

さわぐり
6年前
9

ママのダメさがとっても良い!

"Pia Linda og mor -Dukken" af Andreas Bræstrup Kirstein, Rasmus Bregnhøi, 2014, abc-…

さわぐり
6年前
4

難民であるまえに…

シリアで暮らすアミーナ。家族での暮らしが少しずつ貧しくなり、ある日、かならず帰ってくると…

さわぐり
6年前
6

最後にたどりついた自分の居場所とは。

"Gorillaen der var en gorilla" af Kim Fupz Aakeson, Lilian Brøgger 2014 Gyldendal 「ゴリラだったゴリラ」キム・フォップス・オーケソン作、リリアン・ブロイカー絵 以前、絵本イベントをスマイルアイルズさんでさせていただいたとき、マヤルカ古書店さんでトークイベントをさせていただいたときに紹介した本。それぞれの参加者さんからとっても反響があった本。 コペンハーゲンの動物園で平和に暮らしていたゴリ

手に入れる=自分のものになる?

"Hr. Wilders stjerne" af Kim Fupz Aakeson, Rasmus Bregnhøi 2014 Carlsen「ウィルダーさ…

さわぐり
6年前
4

唯一登場するおとながパパだけだったら

"Baby sur" af Ann Forslind 2011 Klematis 「あかちゃん、おこってる」アン・フォースリン…

さわぐり
6年前
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おとなしい子は誰にとって良い子なのか

"Verdens bedste team" af Lilja Scherfig, Lea Hebsgaard Andersen 2016 Jensen & Dalgaard…

さわぐり
6年前
5

「好き」ってどんな感じかな?

"Mira" af Lemire og Bregnhøi Gyldendal 2017 Graphic novel ミラ(表紙の女の子)は10歳…

さわぐり
6年前
1

「お行儀良く」をデンマーク風に

"Opfør dig ordentlig -og vær en god ven En bog om takt og tone til dig og dine foræld…

さわぐり
6年前
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リンドグレーンと「ひとりぼっち」について

リンドグレーンの伝記を書いたイェンス・アナセンへのインタビュー記事にこのテーマがあり、色…

さわぐり
6年前
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絵本や児童書から見えるもの

デンマークの公共図書館と学校図書館で働いて5年を過ぎました。日々、様々な絵本や児童書と触れる機会があります。そんな中から、「これは北欧らしいなぁ」と思うものを見つけて紹介していこうと思い立ちました。本のテーマや内容はもちろん、イラストから垣間見られる「らしさ」も紹介できたらと思っています。