本人は平常心だと思う

こんにちは。
シングルマザーで今年フリーランスに戻ったばかり。
現在「卵巣がん疑惑」に翻弄されている、さわです。

こんなこと言ったら怒られるかも知れないけれど、手術をすると決まった日から、やるべきこと、やっておきたいこと、回復したらやりたいことをリストアップしてはわくわくしています。しかも入院中は勝手に食事が出てくる上げ膳据え膳。病気だから堂々と数週間怠けられるのって最高じゃないですか。

もし卵巣がんだったらそれなりに転移のリスクが高い怖い病気なのはわかっているけど、今のところは手術をして、悪性だったらもしかしたら抗がん剤治療もして、治る…という想像しかしていない。MRI後の診察でもやっぱり「ごく初期」と言われたし。起こってもいない悪いことばかりを想像してもどうしようもないと思うんだよな。
きっと私より家族や友人の方が心配してくれていると思う。心配はみんなに任せて、鈍感な私は安心してありがたく入院生活を過ごさせてもらうつもりです。

ぼやきたくなる日もある

とは言え、今回の入院で諦めたことも何個かあった。

大きなものとしては、まず仕事。個人事業主歴はそれなりにあるけれど、この春から始めたのはこれまでのキャリアとは別ジャンル。半年間、様子を見ながら働いてみて、手応えを感じたり、生活リズムとかもつかめてきたから11月から仕事を増やしてみようとしていたところ。
昔から何事も軌道に乗ると立ち止まらざるを得ない出来事が起こる。正直、またか～とがっかり。そして今回限りは「私はこういう星の元に生まれたのだな」と何かを悟った。
元気になったらまた働くけどね。今の働き方最高に好き！！

もう一つ、劇団。地方の小さい劇団ですが、私が団長を務めています。
旗揚げ当時は都市部にも公演しに行こうとか、それなりに目標高く活動していたけれど、1回目の公演直後、世間はコロナ禍に。30代前半の私たちにとっては、この数年間の活動停止は痛手でした。ちょっとこの時点で「私が団長をやっているせいなのかな」と思ったりしたのは内緒ｗ
それでも去年と今年と順調に公演を重ね、新人さんも入団して、レギュラーメンバーも増えて、勢いが増してきたタイミングで団長の私病気によりフェードアウトーーー！！！
こちらも元気になったらまた復活するけどね。舞台こそ私の生きがい！！
芸事に関しても昔からとことんついていない。付き合った彼がモラハラで「あまり人前に出ないでほしい」と活動ができなくなったり、その人から逃亡して実家に帰った先で出会った市民ミュージカルで気持ちが復活して「東京に帰ろう」と思っていたら大怪我をしてしまって、完治まで約2年。その後も何となく体力が戻らないまま生活している内に芸能界はもういいかな…となってしまった。身体も心も強くなくちゃ生きていけない世界なので。

愛する人にいじめられず、怪我も病気もせず、順調に人生を歩める人もたくさんいるはずなのに、どうやら私はそうじゃないらしい。

その他、12月はダンスパーティの司会を楽しみにしていたけどお断りしたり、息子の学校や塾の教育相談の時期だったけど入院とかぶって行けなかったり等。

がんかも知れないとなってから先の予定を全てキャンセルした。そうしたら当たり前の日常がありがたくてしょうがなくなった。焦ってもしかたがない。今は自分の身体とじっくり向き合う期間。日常に戻るために堂々と怠けよう。

運はなさそうだけど人には恵まれている

先日、友人たちと一緒におじさん3人による公演を観てきました。
出演者の2/3はよく知ったおじさんだったので、これは絶対おもしろいおじさんだから入院前に濃い時間に浸ろうと楽しみにしていた。
期待以上の濃厚な時間に満足してテンション高めに「最高でした！」「またね！」とか軽く感想（本当に軽いｗ）を伝えつつ去ろうとしたら、Kおじさんに声をかけられて何かすごいお守りを頂いてしまいましたー！

知ってて下さっただけでも感動なのに、お守りまで！その場で号泣しそうになったけど、息子がそばにいたので涙はぐっと堪えました。
また泣くかもと思って、家に帰ってからひとりでこっそりとお守りを袋から出してこれを見たときに「あ、癌封じられたわ。良性だ。」と思いました。本当に良性だと良いな～！

また別の日。
いつも一緒に社交ダンスを踊って下さっているSさんからnoteに何かが届いた！お恥ずかしながらそこではじめてサポート機能をしっかりと認識する。
添付のメッセージには「ガンじゃないから保険金は受取れず、カメラのローンは返済できないからね」Sさんの言うことはいつもポジティブでおもしろい。そうなんです。がんだったら困るんです。なのでSさんからのサポートはローン返済の一部に充てさせてもらいますｗ
Sさんの優しさに感動しながら、もっと記事が売れると良いな～！と思いましたｗ

そして、このタイミングで結婚して関東に引っ越した友人が帰省してきてくれたおかげで久しぶりに超絶大好きな友人たちと集まることができました。タイミング良すぎるよー！と小躍り！
元気にブレてる私の写真を置いておきます。奥は息子です。

若い頃は毎週のように朝まで遊んだものだけど、いつの間にか仕事や子育てで特別な用事がないと全員では集まれなくなっていました。「手術がんばれよ」という神様からのプレゼントかも。
楽しく過ごしていると、私本当に入院必要なのかな？と不思議に感じてしまいます。今のところは何も自覚症状がないので。

運が悪いと腐りつつも、素敵な人たちに囲まれて私は前世でどれだけ徳を積んで来たんだろうと思っている一面もあります。何だかんだで幸せ者。

～良いことではないのですが、たくさん♥️押して頂けたら嬉しいです！～