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怒りがおさまらない人

ジャニーズ問題。
性的な被害を少年たちに与えた故人が一番の悪人。

それとは別の視点で、この一連の報道をみて
いろんな意味で、いろんな立場の人を見て、
いろいろ考えさせられた。

記者会見はリアタイしてないけど後でニュース番組をみて、
ジュリー氏が手紙で語ったというメリー氏の話を聞いた。
これはすごく印象に残った。

母親のヒステリーにおびえて育ち、大人になった人。
その部分で、わたしはジュリー氏の気持ち、わかる。
今回の本質とは、違う話になるけど。

わたしのmamaは、
ときおり感情が爆発して家では叫びまくった。
俗に言うヒステリーがひどかった。
いま思えば、ひどい血の道だったのだろうか。

厄介なのは、
外ではすまし顔で、いいところの奥さまを演じてた。
家に帰って、わたしやきょうだいには、あたり散らした。
子供だったわたしは、ドキドキした。怖かった。
でも逃げ場はなかった。

火がつくと、わめく、わたしをなじる。
もう何でもかんでも、とにかくわたしが悪い、
わたしの出来が悪いのだった。

感情の抑制が効かず、どんどん怒鳴る。
わたしは幼い頃、叩かれてから、
そのあとも怒りをぶつけられる存在で、
もっともっとmamaのことが嫌いになった。

大人になってからも、わたしへの攻撃は続いた。
攻撃がはじまると、
もうわたしのいろいろが気に入らないようだった。
なにをどうしても、わたしは悪者で、駄目人間扱いされ、
きょうだいや友人と比較され、劣等人間扱いされた。

いちばん認めてほしい母親から怒鳴られてばかりで、
子供時代は、学校にいる間は心が休まった。
自宅にいる間は、ずっと気がはっていた。

ジュリー氏はパニック障害を発症したという。わたしも同じ。
わたしも完治はしてない。
この夏に実家へいって、また再発。心が動揺してる。

ジュリー氏は、
会社の代表だった立場では、謝罪と後悔の日々を送るだろう。
それは、しかたないんだろう。

だけど、
帝王のような母親から育てられ、病んだことがある人間として、
その部分だけは、苦悩が理解できる。

荒れ狂う人に対して、正論は無いんだ。
正論を、話すだけで、相手の逆鱗に触れるんだ。

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