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様々な出来事は短い期間に起こった





今年は10年、いや20年分くらいの出来事が一気に押し寄せてきた様な年になった。ここ1、2週間でもあまりに色んな事が起こり過ぎて整理出来ないでいる。リアルは時に優しく、時に残酷だ。

まずはじめに、つい最近の出来事として、昨年と今年お世話になった韓国のウリドルというバンドのジャケットに僕の写真が使われた時に通訳を担当して下さったソヒョンさんという女性の方が一人で僕のところまで会いに来てくださったことを書きたい。








・ソヒョンさんと会う

ソヒョンさんは韓国の方で、普段はソウルにいらっしゃるという事らしいのですが、たまたま東京に用事があり、東京に何日間か滞在する中で僕にも会えるなら会いに行きたいという話になり実現した話でしたが、僕の元へ向かう途中、東京駅で新幹線を乗り間違えてかなり遠いところまで行ってしまったらしく、一旦東京駅へ戻ってからまた僕のところまで来て下さったので、こちらへ着いた頃には辺りはもう暗くなっていた。(ソヒョンさんは通訳を担当して下さったこともあり日本語は通常会話に支障無いレベルで話ができます)

しかも僕のこともよく知らない中で日本の行った事のない場所へ行き、会ったことのない男性に会うのはかなり度胸と勇気とか、パワーとか、信じる心とか本当に色々な要素が揃っていないと会いに来るまでは行かないのではないかと思い、それ相応のおもてなしをさせて頂いた。

写真を撮らせてもらって、ソヒョンさんの許可を頂きInstagramのストーリーズで限られた人のみ公開させて頂いた。ソヒョンさんは澄んだ目をしていて、とても芯の強い女性だと感じた。新幹線も無くなるし、あまり遅くなってはいけないので、3時間程滞在して東京へ帰って行ったのだけど、本当に素敵な方だったので別れが名残惜しかった。今まであまり出会った事のない、心が曲がりくねっていない、真っ直ぐで素直な気持ちを持った方だったので、純粋な気持ちを呼び起こされる様な、自分もこうあるべきなのではと問われているような、今でも振り返ると夢かと思う程素敵な方だった。何か心でもやもやしていたものが晴れてスーッとなった。



・最近まで付き合っていた女性と突然連絡が取れなくなる

ソヒョンさんと会う前の話になるけれど、お付き合いしていた女性とのことはあまり詳しくは書けないけれど、些細なことで行き違いがありLINEが最初にブロックされ、続いてInstagramとTumblrとnoteのアカウントも消去していた。彼女とは歳が近く価値観も合った。数ヶ月間お付き合いさせて頂いて、たくさんの話をした。写真のこと、自分の過去のこと、好きな物や嫌いな物、人生観、将来のこと、たくさんの話をした。写真も撮らせてもらったりした、彼女の写真は何枚かTumblrに載せた。彼女の家は同じ町なので近く、暇があると遊びに行っていた。明け方まで話をしたこともあった。語っても語り尽くせない程、夢と希望が彼女と過ごした時間には詰まっていた。しかし、今はもう連絡は一切取れず、どうしているかも分からない。家は知っているが、連絡が取れないならもう諦めるしかない。その程度の関係だったのだと、自分に言い聞かせるしかない。



・TumblrやInstagramで長年お世話になっていた方に会う

Tumblrで恐らく相互フォロー期間は10年以上になるであろう方に初めて会った。日本人の東京のデザイナーの方で、たまたま僕の地元で展示会というかイベントに招待されていて、この様な機会は滅多にないと思い会いに行かせてもらった。地元だが行った事のない場所で会場の駐車場も多くのお客さんが来ていて、やっとの思いでギリギリ車が止められた。

デザイナーの方ではあるが、元々TumblrやInstagramにはご自身で撮られた写真を主に投稿していて、僕はその写真の持つ透明感や無表情な人々の存在感。高い美意識と主にヨーロッパの方々を選ばれて撮った様なポートレートの数々はミステリアスな作家本人の国籍不明な存在感が写真から感じ取れて、写真家としてもとても魅力的な方だとずっと気になっていた方だったので会うのが楽しみで仕方なかった。

実際お会いしてみて、想像以上に素敵な方だったので驚きを隠せなかったのと。たくさんの今まで謎だと思っていた事の種明かしをして頂いて、写真の話もとてもはずんだ。自分が熱中している写真撮影のことと、そのデザイナーの方が純粋に取り組んで来た写真撮影のことが重なる部分があり、共感できる話題があると人と話していてこんなに楽しいものなのかと、今まで自分が我慢してきたものが嘘みたいにほどけていく様な気持ちになった。普段は人に話を合わせなければ成立しない世界で生きてきたので。

この幸せな時間は多分、お互いにリスペクトの念が無いと成立しない世界だとは思う。やはり、自分が信じてきたこと、取り組んできたことは間違いではなかったのだと再認識した。先述のソヒョンさんと会った時にも思ったけれど、やはり会うべき人は自分のことを大切に思ってくれる方であるべきだし、お互いに尊敬できる関係の方じゃないとまず話にならないんじゃないかとはつくづく思う。そんな恐らく当たり前のことも、縁のないところで生きてきたので…。





今年は何か大きく自分にとって変化がある年であることは間違いない。

まだ師走にもやるべき事が残っている。今はZINE(ページ数の少ない冊子の様な写真集のこと)の制作にも取り組んでいる。

来年も忙しくなりそうな予感がしていて、まだ会うべき人達はたくさんいる気がしている。









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