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「自分らしさ」が消滅していく過程とは。

あなたの感じているその「生きづらさ」は、

あなたの人生のどの段階で
間違って得てしまったのでしょうか?

こんにちは!
【子供の能力を高める】子育て研究者kotoです!

前回の記事では、

親が自分の感覚を大切にできないと、

子供の感覚を否定するような言葉かけを
してしまうということをお伝えしました。

▼前回の記事はコチラ!



今回の記事では、

自分の感じていることを否定して

「自分らしさ」を失ってしまう
原因はなんなのか??

について考えて行きたいと思います。

◆生まれた瞬間はすべての人が個性たっぷりだった。

人は本来、とても個性的な存在です。

産院の助産師さんが口をそろえて言うのが
「同じお産は一つもない」ということ。

お母さんのお腹を蹴り破りそうなくらい
強く動く子もいれば

予定日を過ぎても、
お腹の中でのんびりしている子もいる。

普通なんて言葉が存在しないくらい、

みんな個性的な生まれ方をしてきます。

生まれながらにして、誰一人
同じ個性をもった人はいないのです。

それなのに、大人になるにつれ
一人一人の個性を発揮するよりも

家庭や学校、社会に合わせた
ふるまいができることの方がよしとされ、

逆に個性を発揮しようとしている人は

「変わってる」「空気が読めない」

と、いった目で見られることが
多くなってきます。

まさしく、これが「生きづらさ」の正体。

本来は凸凹があって当然の、私たちの個性。

これが、「平均」という名の箱に
無理やり押し込められている。

苦しくないわけがありません。

しかも、この理不尽な圧力に
「苦しさ」を感じ続けられるなら、

いつか自分でもっと生きやすさを感じる環境に
飛び出していけます。

けれども、いつしか

自分が個性豊かな存在であるということも、

それを押し込めるように

「平均」という名の箱に
入れられていることも忘れてしまい

ただただ「生き苦しさ」だけが残っている。

もしかしたら、
そういう人の方が多いのではないでしょうか。

・何をしても、漠然とした不安がある。
・いつも人の目が気になって、
   のびのび過ごせない。
・人と比べて落ち込んでばかりいる。
・無意識に、人のあら探しをして自己嫌悪。

そんなことをずっと感じ続けている人は、

生まれもった「個性」を

箱の中から助けてあげる必要が
あるのかもれません。

◆「自分らしさの正体とは

「自分らしさ」の正体とは、
「人とは違う、あなたの個性」です。

自己肯定感とは、
この個性を自分自身で認めること。

「人と違ってもいい。

 誰がなんと言っても、
 自分が個性的であることを誇りに思う。」

そういった感覚。

自己肯定感が低い状態は、

自分が個性的であることを否定し、

「普通」になろうとすることとも
言えるかもしれません。

自分の「個性」を自分で認められない限りは、

「自己肯定感を上げる方法」を試しても、

「効果が感じられない…
 結局私なんか変えられるはずないんだ。」

という負のループから
抜け出すことはできません。

◆「個性」を箱の中から出すのは怖い。

自分らしさを認めるとは、

「個性」を平均の箱の中から出して
「自分の個性って、こんな感じなのね。」

と認めること。

でも、これがかなり難しい。

なぜなら
人とは違うあなただけの個性というのは、

多くの場合、幼少期に
否定されてしまっているからです。

超好奇心旺盛な男の子が

「もうちょっと落ち着きなさい!
 なんであなたはじっとしてられないの」

と怒られる。

自分でじっくり考えて物事を丁寧にしたいのに

「いっつも行動が遅くてイライラする。
 もっと早くしてよね!」

と叱られる。

周りの大人から
そんな風に言われて育った子供は、

だんだんと「個性」に従って生きることが
恐ろしくなります。

だって、「自分らしく」過ごしていたら
大好きなママやパパをイライラさせてしまう。

もしかしたら、嫌われてしまうのかも。
捨てられてしまうのかも。

親に守ってもらうことが
生きるための必要条件である子供にとっては
大問題!!

親に認めてもらうためには

生まれながらに授かった、

他の誰ももっていない
自分だけの宝物=個性ですら、

手放してしまうことができるのです。

◆個性を安全に発揮できるような手助けを。


「いくら好奇心旺盛なのが
 個性だって言ったって、

 自分勝手になんでもしていいって
 わけじゃないじゃない!

 ちょっとは、周りのことも考えないと…」

そう。

親は親で葛藤しているのです。

子供の個性は大切にしてあげたいけど、

社会で生きていくためには、

自分の思いを強く主張するだけでは
通用しません。

周りの考えに沿うことや
自分の行動をコントロールすることも

とっても大切。

だからこそ

子供の個性を否定するのでも
野放しにするのでもなく

安全に個性を発揮する方法を
教えてあげるのです。

幼少期の子供たちの

行動する前に考える
見通しをもつ
我慢をする

という人間らしさを司る脳(前頭葉)は、
まだまだ発達途中。

それに、
「これをしたら、こうなるかもしれない」
といった予測を立てるのには

大人と比べて圧倒的に経験不足。

その状態で「個性を発揮」しまくっていたら

危険だったり、
周りのみんなに迷惑を
かけすぎたりしてしまうかもしれません。

そうならないためには、

やはり大人がその子の個性に合ったやり方を
教えていってあげなければなりません。

好奇心旺盛で、なんでもやってみたい!

という子には、

「気になることがあったら、
 『これは何?触ってもいい?』と
   声をかけてね。

 黙ってすると、
   みんなびっくりしちゃうからね。」

行動がゆっくりで、
いつも時間に間に合わなくなってしまう子には

「時間をかけて丁寧にするのはいいことだよ。
 時間に遅れないように、
 もっと早い時間からやるのはどうかな。」

本来個性とは

箱の中に納まってなんていられない、
飛び出したいほど強烈なもの。

十分にそれを発揮する環境を
用意してあげるのもいいかもしれません。

いろんな公園のアスレチックに
挑戦させてあげる。

時間をかけて、納得するまで
とことんブロック遊びに集中させてあげる。

そういった時間を積み重ねることで、

自分の意思で個性をコントロールすることも
思う存分個性を発揮することも

両方経験することができます。

お子さんを見て
「なんでこの子は普通にできないんだろう…」

そう感じたことこそが
その子にしかない宝物の可能性が!

もちろん、その個性に付き合うのは
親としては大変です。

何度も何度も伝えなければならないし、

その子にあった環境も
考えて準備してあげなきゃいけない。

でも、その親の苦労が

子供が自分らしさを否定することなく
生き生きと成長するために欠かせない、

大切なことなのだと思います。

◆まとめ

今回の記事では、

生まれもった個性を
安全に発揮する方法を教えてあげることで

「自分らしさ」を認められる子供が育つ。

ということをお伝えしました!

現在子育て中の方も

大人になってからも生きづらさを
感じ続けている方も、

自分にしかない「個性」がなんなのか
ぜひ探ってみてくださいね(^^)



最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!

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