見出し画像

見ててくれてありがとうございます。

私の職業、元看護師。

今は訳あって主婦をしています。

このお話は私がまだ病院で働いていた頃のお話です。

私が所属していたのは難病を抱える人の病棟で、治るというか病気の進行を遅らせたり、少しでも安定した体調で過ごせるように看護していくばでした。難病は治療する手段が確立されてなく、一生その病気とともに過ごさなければならないものです。

初めて配属されたところが、そこでとにかく勉強勉強で、実習をしてきましたが現場では習ったことのないものばかり、日々看護していく担当の患者さんも多く、ナースコールが鳴ったら、すぐさま走っていく毎日でした。入職して3ヶ月は無我夢中で記憶にないくらいでした。

とにかく患者さんに寄り添えたらと思っても、ケアや、記録業務、検査や治療の介助など目まぐるしく、こなさなければならないことが多く、疎かになっている…とジレンマを抱えながら仕事をしてきました。

患者さんも様々、長いこと病気と付き合ってきて精神的に不安定になって厳しい態度をとる人もいました。病気がそうさせる。仕方がないことだと思っていました。

しかし、私の受け持ったWさんは我慢強くて痛みもあるのに、私たちにも笑顔で接してくれて、付き添いの奥さんとは仲睦まじい方でした。

いつもと同じ忙しさで忙殺される日々、やる事が遅い私はWさんのケアを待たせてしまいました。

さすがにWさんは、ご立腹してるだろうかと思っていましたが、笑顔で待っていてくれたのです。

謝罪をした際にWさんに、言われた言葉

あんたは本当に気持ちのいいひとだ。

ありがとう!頑張んな!


痛みに苦しみながらも見ていてくれたことに嬉しくて、忙殺される中、ほんの少しでも患者さんに寄り添えてこれたのかなと。

ジレンマはまだまだ抱えながら日々の業務をこなしていて、今は看護の場を離れていますが、Wさんの言葉を胸に、寄り添える看護をいつの日かまたできるように目指していくことを忘れないと思いました。

自分の頑張りを何処かで誰かは見守ってくれている。そんなことを実感しました。

あなたの頑張りを誰か見ていてくれるはずです!あなたの頑張りは無駄じゃありません!温かく見守ってくれている人はいるはずです!





#君のことばに救われた


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

読んでくださって、ありがとうございます!
12

ちかこ

まだまだなにを書いたら良いのか、右も左もわからないですけど、エッセイストさんに憧れる1人です☆身近なことから、いろんなことが表せたらなぁと思ってます。もし読んでいただけたら嬉しいです^_^

写真をつかっていただいたnote

「みんなのフォトギャラリー」に投稿した写真を使っていただいたnoteたち。 使っていただいたみなさま、ほんとうにありがとうございます。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。