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若者には爆発力がある。侍ジャパンに初の大学生。青山学院大の西川選手が走攻守に活躍。欧州代表との強化試合でダメ押しのタイムリー

若者には爆発力がある。侍ジャパンに初めて大学生4人が招集された。欧州代表との強化試合に、青山学院大の西川史礁選手(3年)が走攻守で活躍。ダメ押しのタイムリーを放つなど生きの良さをアピールした。4年後のロサンゼルス五輪では野球が復活する。球界全体の底上げへ、アマチュア選手に出場機会を与えた意義は大きい。若者の可能性に注目だ。

6日に京セラドームで行われた強化試合第1戦。侍ジャパンが新たな光を放った。その発信源が西川選手だった。

大学生選手の初出場。西川選手は五回に代走で出場チャンスをつかんだ。一塁に立つと、後続の小園海斗選手(広島)のヒットで二塁に進塁。そして近藤健介選手(ソフトバンク)の適時二塁打で、ホームを踏んだ。

直後の六回表の守備ではセンターにつき、フェンス沿いの当たりを好捕して沸かせた。走って、守ってとなれば、次は打撃だ。

4-0と日本がリードする六回裏。2死一、二塁の場面で右打席に立つと、変わったばかりの投手の初球をとらえた。打球は三塁線を抜けてレフトへ。ダメ押しのタイムリー打となった。八回にもレフト前へヒット。2打数2安打の活躍で打撃でもアピールした。

貴重なタイムリーを放った西川選手は「どんな球でも甘い球は初球からいこうと思っていた」と狙い通りの結果を出せて笑顔を浮かべた。

走攻守での大活躍。アマチュア選手などと言うなかれ。若者には爆発力がある。大舞台を経験することで大きく成長できるのだ。

西川選手は京都の龍谷大平安高でプレーし、2年春には甲子園でプレーした。そして青山学院大へ進学。昨年は東都大学リーグで春秋連覇、全国大学選手権優勝に貢献。春のリーグ戦では打率3割6分4厘とリーグ2位、3本塁打を放つなどしてMVPに輝いた。

侍ジャパンを指揮する井端弘和監督は12歳以下の日本代表を指揮したこともある。アマチュア選手に機会を与えて、球界全体を底上げしようという意志が伝わってくる。

西川選手は今年のドラフトで上位指名が期待される逸材だ。侍ジャパンで出場機会を得た経験はさらなる成長につながるだろう。

若者には爆発力がある。それはアマチュア選手だろうと関係ない。西川選手の今後の活躍を温かく見守っていきたい。

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