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スポーツは国代表の活躍がクラブレベルの人気につながる。ラグビーリーグワンで過去最高の3万人越えを達成。試合も好ゲームに

スポーツの人気は国代表の活躍がクラブレベルの人気につながることを実感させた。ラグビーリーグワンは今季3シーズン目。ある試合で観客数が初の3万人越えを記録した。穏やかな陽気に加え、試合も好カード。人気を一過性のものにしないためにも、クラブレベルでも好ゲームを続けて、それが代表のさらなる強化につながってほしい。

16日に横浜の日産スタジアムで行われたリーグワンの第2節。横浜キヤノンイーグルスとトヨタヴェルブリッツの一番は3万1312人がスタジアムに足を運び、好カードに彩を加えた。

ホームの横浜は昨季3位。ラグビーの伝統あるトヨタも6位。好カードの一戦だった。この日、横浜の午後の気温は20度を越えていた。春を思わせる天候はラグビー観戦に最高の環境だった。

そして、今年はラグビーのワールドカップで日本が活躍した。2大会連続の8強進出とはならなかったが、強豪のイングランド、アルゼンチンに善戦した日本代表の活躍に、ラグビーへの脚光が再び当たった。

好カード、穏やかな天気、日本代表の活躍。まさに横浜の一戦はラグビー観戦日和となった。試合も白熱。

横浜は前半14分にプロップの岡部崇人選手のトライ、25分にもシオネ・ハラシリ選手がスクラムトライを挙げ、17-10で前半を折り返した。

後半はトヨタに連続トライを奪われるなど2点差に迫られたが、横浜が相手の猛攻をしのぎきって24-22で熱戦をものにした。

最後までどちらに試合が転ぶか分からない展開。3万人を超えた観客も満足した試合となったはずだ。

この試合には、南アフリカのW杯連覇へ導いたスクラムハーフのファフ・デクラーク選手が横浜、ニュージーランドの準優勝に貢献したアーロン・スミス選手がトヨタでプレーし、「W杯の再戦」となったことも、試合をさらに面白くさせた。

日本代表の活躍で、クラブレベルの試合にも注目が集まる。それはラグビーだけでなく、バスケットボールも同じだ。

今年の8月から9月にかけて行われたワールドカップで、日本代表が躍進。1976年のモントリオール五輪以来48年ぶりとなる自力での五輪出場権を手にした。

W杯効果もあって、バスケットボールのBリーグは入場者が増加。私もある試合のチケットを手に入れようとしたが、すでに売り切れとなっていた。

スポーツの人気は代表レベルの活躍と直結している。そして国内リーグの活性化が、さらに代表の強化につながっていく。

ラグビーもバスケットボールも、人気が一過性とならないように望んでいる。そして国内で各種スポーツが盛り上がることが、スポーツだけでなく日本全体の活性化につながるはずだ。

日本のスポーツは、もっと熱くなれる!

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