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風になりたい。そうすれば、アメリカズカップに「参加」できるのに。2月の暖かい日にヨットの大会を思う

時折、風になりたいなあと思う。今日が温かい一日だったので、2月でも、そんな願望に取りつかれてしまう。

海の話を少々。伝統あるヨットレースの「アメリカズカップ」。この大会は2艇によるマッチレースで行われます。まさにガチンコ勝負。どちらが、風と波をうまく捕えるか。

船酔いの激しい私ですが、なぜかアメリカズカップは見たくなってしまう。1995年の大会で、スポーツライターの山際淳司さんがNHKのニュースで取り上げていて、彼の本も読んで、この大会って面白いなあと思ったのがきっかけ。

体力もないし、ヨットに乗ったこともないし。でも風になれば、この大会に「参加」できるなあと思うのです。

今回の場所はニュージーランドのオークランドで行われています。あちこちにヨットがあって、この国は「セーリング王国」だなあと思いました。

前回優勝の「チーム・ニュージーランド」と戦う挑戦艇を決めるレースが、先日まで行われていました。勝ち上がったのはイタリアの「ルナロッサ・プラダ・ピレリチーム」。

挑戦艇決定の大会を見ていて、驚いたのが、ヨットが海の上を飛んでいるような場面。ヨットの両サイドにあるフォイル(水中翼)を浮かせたり、海中に沈めたりして、ヨットが浮くシステムらしい。私は物理にも疎いから、やはりヨット操縦は難しい。

この大会には、かつて、紅茶王のリプトンも挑んだことがあるぐらい権威あるレース。日本チームは今回出場していないものの、過去に4回挑戦艇決定のレースに挑みました。いずれも準決勝で負けたのが残念ですが。

今年のアメリカズカップ本戦は3月6日に開幕します。7勝したら、栄えあるカップを手にできます。別に宣伝ではありませんが、DAZNでも配信されます。

風になった気分で、アメリカズカップを楽しむことにします。

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