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MLBは大谷選手がいなくても、日本人選手が盛り上げる!カブス鈴木選手が20号。ポストシーズンへ前進。前田投手のツインズは地区Ⅴ決める

海の向こう、アメリカのメジャーリーグが熱い。日本人選手の活躍が目立ち、ポストシーズン進出へヒリヒリした戦いを続けている。エンゼルスの大谷翔平選手がケガで残りの試合を欠場するからといって、関心をなくすのはもったいない。日本人選手所属の4チームがポストシーズンに出場するかもしれない。9月の最終盤に注目だ。

シカゴ・カブスの鈴木誠也選手が日本人3人目となる20号本塁打を放った。22日(日本時間23日)のロッキーズ戦。四回無死一塁の場面で、外角のカットボールをとらえた当たりは、一直線でレフトスタンド中段へ。リードを広げる一発となりチームの勝利に貢献した。

20号アーチは、松井秀樹さん、大谷翔平選手に続き日本人選手3人目。シーズン中盤に不振で先発を外れる悔しさを味わった。しかし9月は絶好調。打率3割7分、7本塁打、22打点と上昇曲線を描いている。

カブスはポストシーズン圏内にいる。「最近は良い場面で打てている時もある。そこに関しては評価できる」と鈴木選手の気分は上々だ。

同じ日に、前田健太投手の所属するミネソタ・ツインズがア・リーグ中地区の優勝を決めた。チームは3年ぶりの地区優勝。前田投手はチームメートとジャンパンファイトに酔いしれた。

前田投手は2021年9月に右ひじを手術。今季が復帰のシーズンだった。マウンドに戻っても4月は4連敗を喫するなど苦しい序盤だった。しかし、9月10日以降、安定した投球を続けて3試合で3連勝。地区Ⅴに貢献した。

藤浪晋太郎のボルティモア・オリオールズはすでにポストシーズン進出を決めている。今季アメリカに渡って1年目。元々アスレチックスに入団したが、7月のトレードでオリオールズへ移籍。救援陣の一角として、チームのポストシーズン進出を支えた。

カナダに本拠地を置くトロント・ブルージェイズの菊池雄星投手は今季10勝を挙げている。メジャー5年目で二けた勝利は初めてだ。チームは地区優勝を逃したものの、ポストシーズン圏内にいる。菊池投手の活躍にチームの明暗がかかっていると言っても過言ではない。

この日本人4選手に共通しているのは、今春に行われたワールド・ベースボール・クラシックの優勝メンバーでないことだ。特に鈴木選手は元々メンバー入りしていたが、大会直前のケガで侍ジャパンから離脱した。

侍ジャパンが果した世界一。それを見守る側だった4人が、MLBのワールドシリーズ制覇による「世界一」をめざしている。

レギュラーシーズンは残り10試合を切って、まずます盛り上がりが増している。日本人選手は何人、その先のステージへと進むのか。

大谷選手がかつて「ヒリヒリした戦い」と表現した9月最終盤のポストシーズンへの戦い。日本人選手の活躍に注目したい。

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