北関東の石造物㉟:八坂神社五輪塔・延寿院五輪塔・小田城跡五輪塔

画像3
画像2
画像3

名称:八坂神社五輪塔・延寿院五輪塔・小田城跡五輪塔

伝承など:なし

所在地:茨城県つくば市北条 八坂神社・延寿院 つくば市小田 小田城跡


茨城県つくば市の小田周辺には、戦国時代の大型五輪塔が点在している。

つくば市北条の八坂神社境内には、天文六年銘を持つ五輪塔(写真一枚目)、同じ北条の延寿院には天文七年銘を持つ五輪塔が(写真二枚目)ある(八坂神社の五輪塔は、元々同社の別当寺である吉祥院の境内にあったが、明治の廃仏毀釈の際に八坂神社の境内に移されたと言う)。

どちらも茨城県南部に広く見られる戦国期の五輪塔の特徴を持ち、また二基はほとんど法量で、銘文も一年違い、近距離にあることから、同一工房で製作されたことをうかがわせる。

また、同じつくば市の小田城跡にある五輪塔(写真三枚目)も、無銘ではあるが同時期の造立であり、小田城にあることから考えれば、戦国期小田氏関係の石塔なのかも知れない。


#つくば市 #北条 #五輪塔 #八坂神社 #延寿院 #小田城跡 #石塔 #戦国時代 #歴史 #日本史



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?