北関東の石造物⑦:地蔵院五輪塔群(宇都宮氏墓所)

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

名称:地蔵院五輪塔群

伝承など:宇都宮氏歴代墓所

所在地:栃木県芳賀郡益子町 地蔵院

焼き物の街として知られる益子町にある地蔵院は、鎌倉時代初期に宇都宮朝綱が開いたとされる寺院で、宇都宮氏の菩提寺となった。

境内の外には宇都宮氏歴代の墓所とされる墓域があり、鎌倉時代から戦国時代までの歴代の当主の五輪塔が建ち並ぶ。

現在、それぞれの五輪塔がどの当主に相当するかの比定がなされているが、五輪塔の年代とは必ずしも一致せず、また墓所内最古の五輪塔が鎌倉時代後期のものであるため、実際に地蔵院に墓所が営まれたのは鎌倉時代後期の当主からで、それ以前の当主の五輪塔は供養塔であろう。

墓所の入り口近くに立つ二基の大型五輪塔(六枚目、七枚目)が最も古い時期の造立で、鎌倉時代後期の作と推定される。

なお、二基のうち向かって右塔の元々の地輪は欠損しており、現在のものは近年になって復元されたものである。


#栃木 #益子町 #地蔵院 #宇都宮氏 #宇都宮朝綱 #五輪塔 #鎌倉時代 #石塔 #歴史 #日本史

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?