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みんなジャーナリングを難しく考えすぎ!

私は普段note以外の日本のブログをほとんど読まないのですが、なんとなくみなさんジャーナリングを「書く瞑想」とか言って難しく考えすぎじゃない?と思って。

今日は「ジャーナリングは子どもの頃からなじみのある日記と変わらないし、もっと自由だよ!」ということをお話します。

日本ではなぜかジャーナリングは「書く瞑想」であることを強調されていますが、海外では瞑想、つまり自分と向き合うことを補完する役割との位置付けです。

中には「ジャーナリングは瞑想の一つ」みたいな記事もありますが、日本のように強調されていることはありません。コーチングで使うのに特別感があるから、そこから強調されて広まったのでしょうか?

「ん?ちょっと違うんじゃない?ジャーナリングはもっと簡単だよ?」

と思うところをつらつら書きます。

1. そもそもジャーナリングって?

日本では「書く瞑想」と呼ばれて、「自分の感情を思うまま書くこと」という位置付けですが、日記もそうですよね?

「あれやった、これやった」と書くだけの場合もあるかもしれませんが、たいていは「今日こんなことがあって、こう思った」とか「こんなことがあって悔しかった・楽しかった」とか書きません?

要は日記と同じなんです。しかも1行でもジャーナリング、それこそ写真貼ってひとことメモだけでもジャーナリングです。

日記は英語でdiaryであると学校で習ったと思いますが、diaryは日誌に近いです。やったこと、その日の活動などの事実のみを時系列で書いていく感じ。スケジュール帳にその日にやったことを書いている方も多いと思いますが、それは日誌ですよね。

日本語でいうジャーナリングと日記の明確な違いは実はありません。
英語では、

・Diary:日々の出来事や経験を綴るもの
・Jounal:雑誌や論文、個人的な経験や感情を綴ったもの

日本語の「日記」と訳されるdiaryは、どちらかというと時系列に経験を書いたものです。例えば『アンネの日記』(The Diary of a Young Girl)とか『ブリジットジョーンズの日記』(Brigit Jone’s Diary)とか。

対してjournalは、その時の気分や感情、思いついたことを列挙したり、旅行先で楽しかったことを思いつくまま書いたり。アカデミックな論文もjournalです。

海外でも違いについて書いた記事は多いですが、総合すると

「どっちもあまり変わらない。あえて言えば、「日記」は時系列でその日にあったことを忘れないように書くもので、個人的なもの、「ジャーナル」はもっと自由で個人的なものとは限らない」

という意見が多いようです。

あと、「diaryは古臭く感じるから、いつの間にかjournalになった」

という意見もあったり。

要は、自分の目標や夢を書くものもジャーナリングだし、その日に楽しかったこと・嫌だったことも書くのもジャーナリング。文字より絵が得意の人は、文字の代わりに絵を描くだろうし、写真が好きな人は自分がステキだと思ったものを撮影してノートに貼るかもしれない。子育て中の人は、子供の成長記録や嬉しかったことを書くかもしれない。

これぜーんぶジャーナリングです。

だから難しく考えなくてよくて、自由でいいんです。

2. ジャーナリングの種類

簡単に海外ではどんなジャーナリングの種類があるか思いつくままリストアップします。

・トラベルジャーナル

日本では「しおり」を作りますよね。そのしおりも含めて、旅行先で撮影した写真をコラージュしたり、ひとこと思い出や思ったことを書いたり。これもジャーナリングです。

トラベルジャーナル例

旅行好きな方で、「書く瞑想なんて難しい!」と思っている場合は、ぜひトラベルジャーナルを試してみてください。旅行中は忙しくて書けなくても、帰ってきてからお気に入りの写真、切符や入場券などをコラージュして、ひとこと添えるだけで、自分だけのステキなジャーナルができあがります!

ときどき見返して、そのときの楽しい・嬉しい気分を思い起こすのも、リラックス効果があっておすすめです。

・思いつくまま書くジャーナル

モーニングページなんかはこれにあたり、日本で一般的に「ジャーナリング」と呼ばれるものはこのタイプです。

ひたすら、頭に浮かんだことをジャッジなしに書いていくスタイル。

「ジャーナリングって難しい、何を書けばいいかわからない」という方は、おそらく「ジャーナリング=このタイプ」だと思っているのでは?

特に自分の思っていることや感情をことばにするのが苦手な場合は、ハードルが高いです。そんな時はお題付きのジャーナルを使うのも、質問に答えていくだけでいいので、もう少し気楽にできると思います。

・感謝ジャーナル

一番基本的なのは、その日に感謝を感じたことを3つほど記録していくというもの。
大きなことではなく、本当に日常の小さなことで、「嬉しいな」「ありがたいな」と思ったことを書いていきます。

お題に沿って書いていくのも、いろいろな気づきや、どういうものに目を向けたらいいのかという新たな発見もあります。

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・目標設定ジャーナル

その名の通り、自分のゴールや目的、計画を書くもの。さらに日々の振り返りを書いたり、定期的な進捗状況を書いたりと、人によって使い方はさまざまです。

・ストレスマネジメントジャーナル

日々のストレスの振り返りをして、「なぜストレスを感じているのか」「どうしたらいいのか」と原因を探り、改善策を考えるためのジャーナルです。
ストレスは精神的なものだけではなく、体にも多大な影響を与えます。厄介なのは、「今はストレスを感じていない」というときに不調を感じること。ストレスの体への影響はすぐ出るものもあれば、時間をかけて体を蝕んでいくものもあります。

例えば胃腸。健康診断や人間ドックで「胃の状態が悪い、ストレスありますか?」と言われたとき。

「え、今とくにストレスありませんけど。。。」

という場合も少なくありません。でもそれはそのときではなく、過去のストレスが蓄積して胃の状態を悪くしている場合も多いのです。

ストレスマネジメントは現代人にとって重要です。

・バレットジャーナル

点々のついたノート、あるいは白紙ノートに、箇条書きで出来事をまとめていくスタイルです。

最初のページを「目次」として使い、各ページにページ数を振ります。ある程度まとまったところで、最初の目次にページ数(○ページから○ページのように)を記入していくのが一般的なスタイル。

バレットジャーナル

目的をもったものがいいですね。スケジュール帳としてその週の目標ややることリストでもいですし、学校やイベントのスケジュール、ビジネス管理帳でも。

もちろん特にテーマなく、その日にあったことを記録していくだけのものでもいいです。

含めるものとして人気があるのは、

・1ヶ月、週、毎日のスケジュール
・習慣トラッカー
・エキササイズトラッカー
・食事メニュー
・睡眠トラッカー
・感謝ノート
・目標設定
・振り返りメモ

大体こんな感じでしょうか。

スケジュール帳を利用してもいいですが、バレットジャーナルの楽しさは、絵を描いたり、項目も自分で好きに作れてクリエイティビティが発揮できるところにあります。

そういえば、少し前に電車の中でまさにお手製のバレットジャーナルを広げている方がいらっしゃいました!シールを貼ったり、絵を描いていたり。電車でそれまでの振り返りをしていたのか、今後の予定を確認していたのかはわかりませんが、とても嬉しそうに眺めていらして、私も作りたくなりました!

海外の動画でステキなバレットジャーナルの作り方を説明しているものがありましたので、ご参考まで。英語がわからなくても、見ているだけで、「バレットジャーナルってどう作ればいいの?」というイメージがわくと思います。

・お絵描きジャーナル

絵を描くのが好きな方はぜひ!テーマに沿って描いてもいいし、ことばで自分の考えや感情を表す代わりに、絵で表現しましょう。

そのとき思ったいること、悔しかったこと、悲しかったこと、嬉しかったこと、楽しみにしていること。。。

なんでもいいです。基本的には書くジャーナリングと同じですが、文字の代わりに絵を描くだけの違いです。

イラストが好きだったり得意な方は本当に羨ましい!
かわいいちょっとしたイラストをノートにサッと描くのは憧れです!

・写真ジャーナル

これは最近海外で流行り出しているものです。写真である瞬間を切り取って貼って、それにちょっと文章をつけていく形。

トラベルジャーナルと似ている部分もあるかもしれません。

視覚的なものをつけることで、後で見直したときに思い出しやすかったり、その写真から思い起こせることを書けるので、「 何を書いたらいいかわからない」という状態になりにくいです。

これはカードが貼ってありますが、写真ジャーナルはこんなイメージ

育児中の方にはとくにオススメ!

子どもが成長するのは本当に、本当に!早いです。あの可愛かった頃はどこに行ってしまったんだろう。。。と寂しくなります。(長男は今年大学生でカナダに行く予定です)

ジャーナリングはできるだけ「手書き」がいいのですが、写真をプリントしたりが大変な場合は、Googleドキュメントに写真と文字を入れて保存しておいても。

毎日ではなくても、日々のジャーナリングにときどき写真を添えて、それについて思うところを書く、というのもいいかもしれません。

3. ね、ジャーナリングって簡単でしょ?

いくつか代表的なジャーナルの種類を説明しましたが、「やりたい!」あるいは「これなら続けられそう」なものはありましたか?

まだまだたくさん種類があるので、興味がある方がいらっしゃればまたいずれ。

「書く瞑想」などとたいそうな名前があるからジャーナリングを難しく考えちゃうんですよ。実はとってもシンプル、何を書いても、どんな方法でも自由!

私は「自分を知る」ということをテーマとしているので、例えばトラベルジャーナルとかは「自分は取り扱わないだろうな」というテーマですが(気が変わるかもしれませんが!)楽しくできるものを選んでください。

トラベルジャーナルや育児ジャーナルなどで、自分の知らなかった面に気づくこともあるでしょう。

あまり最初から気を入れると続かなくなるので、気楽に、自分が好きなものをテーマに!

手芸好きな方なら手芸ジャーナルとかもいいかもしれませんね。

ひとりでも多くの方がジャーナリングの楽しさを発見してくれますように!

<今日のジャーナルお題>

ジャーナリングは自分を見つめ、成長していく上で欠かせないもの。

モーニングページのように、ただただ頭に浮かんだことを書いていくのもいいですが、
習慣になるまで「面倒」「書くことがない」という人もいると思います。

毎回記事の最後は記事テーマに関連するジャーナルお題を載せています。

今日のお題は、

ジャーナリングでテーマにしたいことは?

・どんな形式のジャーナルを作りたいか
・ジャーナリングの目的は?

普段ジャーナリングをしない人も、数行やリスト的な感じでもいいので
ぜひ書いてみてくださいね。

P.S. 5月号のお題付きジャーナル準備中ですが、ちょっと内容?形式?を変えようかなー、と思っていて。早く決めなければ。。。汗

<お知らせ>

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