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読書感想12「探偵AIのリアル・ディープラーニング」早坂吝

こんにちは、せ→る→です。

あっという間に8月になり暑い日が続いていますね。

夏といえば読書感想文
QuizKnock「本を読まずに読書感想文書いてみた」の動画を視聴しました。めっちゃ面白かったです(笑)

私は今まで、本を読まずに読書感想文を書いて提出していました(本当)

じゃあどうやって書いていたか。

簡単です。映画化された本を選んで、その映画を見て感想書けば良いんです!

(良い子は真似しないでください)

それはさておき、

夏といえば文庫フェアですね!
カドフェス、ナツイチ、新潮文庫の100冊。本屋さんに行くと、ずらーっと本が並んでいてウキウキしてしまいます。そうはいっても、私にとっては、読書をするようになって初めての夏なので、フェア自体今まで知らなかったんですけど(笑)

そして!新潮文庫の100冊から
一冊購入して参りました。

今日は、その購入した
「探偵AIのリアル・ディープラーニング」
のレビューをしたいと思います。

出版社:新潮社 新潮文庫nex
著者:早坂吝 イラスト:VOFAN (敬称略)
<あらすじ>
人工知能の研究者だった父が、密室で謎の死を遂げた。「探偵」「犯人」双子のAIを遺して――。高校生の息子・(たすく)は、探偵のAI・相以(あい)とともに父を殺した真犯人を追う過程で、犯人のAI・以相(いあ)を奪い悪用するテロ集団「オタクコア」の陰謀を知る。

表紙、あらすじを見た時点で「絶対面白い」と確信をもって即購入を決めました。

期待通り面白かったです!

あらすじを読んだときは、1冊を通して父親の死の真相を探るのかと思いきや、第一章であっさり解決してしまいました(笑)
ちょっと拍子抜け。

探偵のAI・相以が、チート的な感じで事件をどんどん解決して人間を圧倒する展開かと思いきや、AIならではの問題を引き起こし、苦戦している姿が印象的でした。

一方で、犯人のAI・以相も、事件を起こす上で問題を発生してしまいます。完璧でないところが良いですね。また、その失敗から色々学ぶ姿も興味深かったです。

相以は、事件を解決する際に犯人を先に言ってから犯行方法を説明するので、自分で考察する時間がない!と思っていましたが、読み返してみるとしっかり本文に黒幕のヒントが隠されていて、ハッとさせられました。

輔や相以と敵対するテロ集団「オタクコア」のやり方はほんとに気に入らない。私はわりと敵キャラも好きになることが多いのですが、今回は全然好きにならず、オタクコアのメンバーは、弱いのにイキっている印象を受けました(笑)

この作品に出てくる登場人物に関して、名前が珍しくて覚えにくかったです…。間人(たいざ)という名字の読み方がなかなか覚えられずに何回もページを戻りました(汗)

とはいえ、最後まで楽しく読むことが出来ました!面白かったです。“AI”を題材とした作品が好きなんだと改めて実感しました(笑)

ここまでお読みいただきありがとうございました。次回も読んでいただけたら嬉しいです。

今までの読書感想はこちら↓
読書感想1 「この本を盗む者は」深緑野分
読書感想2 「もうひとつの命」入間人間
読書感想3 「裏世界旅行」二宮敦人
読書感想4 「おはようの神様」鈴森丹子
読書感想5 「仕掛け絵本の少女」堀川アサコ
読書感想6 「図書室の神様たち」櫻いいよ
読書感想7 「夢探偵フロイト」内藤了
読書感想8 「繊細さんの本」武田友紀
読書感想9 「夢探偵フロイト2」内藤了
読書感想10 「ユア・フォルマ」菊石まれほ
読書感想11「ホームレス・ホームズの優雅な0円推理」森晶麿

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