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アフィリエイト報酬を盗む不正なアフィリエイター vs アクセス(見込み客)を盗む不正な広告主

こんにちは。しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。

前回の以下記事{アフィリエイト初心者必読!「アフィリエイトの仕組み」や「アフィリエイターの立場」の現実}にて、

アフィリエイトという仕組みは、表向きは『広告主・ASP・アフィリエイターの三方良し!』ということになっていますが、内実の立場的には「①広告主 > ②ASP > ③アフィリエイター」であることを書きました。

売れないアフィリエイターというのは、広告主から見ると「使い捨ての駒」みたいな存在ですので、ぞんざいに扱われてしまいがちです。

と言いますか、広告主側としても膨大な数のアフィリエイターをひとりひとり管理できませんので、売れないアフィリエイターというのは存在していないも同然となっています。

で、広告主とアフィリエイターの関係というのは、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)を間に介したビジネス関係ですので、ここまでは特に問題ありません。

売れるアフィリエイターと売れないアフィリエイターでは、広告主からの扱いが変わってくるのは当然のことで、例えるならお得意さんと一見さんの違いみたいなものです。

しかしながら、売上の発生に関しては、いくら売れているアフィリエイターだろうがほとんど売れないアフィエイターだろうが、広告主は平等に取り扱わなければなりません。

これはアフィリエイトの構造的な問題のひとつなのですが、アフィリエイターの売上発生に対する「成果確定↔キャンセル」の判断というのは広告主の独断で決められています。

もちろん、広告プログラムの詳細にて「成果条件」や「否認条件」を確認することはできるのですが、だからといって「発生した売上が実際のところどうだったのか?」は広告主のみ知るところであって、アフィリエイターはもちろんASPでさえ知る由もありません。

また、これこそ代表的なアフィリエイトの構造的な問題のひとつなのですが、(ちっぽけなお小遣い欲しさに)不正を働くアフィリエイターの存在が後を立ちません。

例えば、嘘の氏名や住所を入力して売上を発生させることでアフィリエイト報酬をせしめるなどの詐欺的な行為ですね。

このアフィエイター側の不正問題に関しましては、各ASPも対策を強化しているのですが(なぜならお客様である広告主に損害が発生してしまうため)、ASPから見てお客様にあたる広告主側の不正問題に関しましては、どうやらほったらかしになっているようです。

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広告主側の不正問題

前回の記事でも書きましたが、売れないアフィリエイターは正当な売上の発生であったとしても、広告主に成果の確定(承認)ではなくキャンセル処理(非承認)を受けてしまうことがあります。

このようなことはごく稀なケースだと信じたいところですが、アフィリエイト界隈では度々話題に上がる「アフィリエイトあるある」になっています。

先述した通り、「成果条件」や「否認条件」は公開されてはいるものの「発生した売上が実際のところどうだったのか?」は広告主のみ知るところとなっていますので、(それはつまり)広告主のモラル次第ではどのようにでもなってしまうことを意味しています。

この界隈では、アフィリエイト報酬を盗もうとする不正なアフィリエイターばかりがピックアップされがちですが、真っ当なアフィリエイターからアクセス(見込み客)を盗もうとする不正な広告主も存在していることを忘れてはなりません。

「しちゃおじ」自身は経験したことがないのですが、広告主によっては月々の予算が決められており、その予算に達してしまった後は例えどのような成果の発生であったとしても、機械的に全てキャンセル処理(非承認)とする広告主もいるとのことです。

また、過去に「しちゃおじ」が『これは確信犯だなぁ...』と思わず感心してしまったアフィエイターからアクセス(見込み客)を盗む広告主としては、LP(ランディングページ)にて「WEB申込み」ではなく「電話申込み」に巧みに誘導している例がありました。

この広告プログラムの商品販売価格は5万円で、アフィリエイト報酬は1万円でした。

したがいまして、アフィリエイトリンクを経由してその商品が購入されることで、アクセスを流したアフィリエイターには1万円のアフィリエイト報酬が発生する形になります。

ところが、アフィリエイトリンク先のLPをじっくりと確認してみたところ、WEB申込みフォームの直前に『今なら電話申込みで5,000円割引!』のバナーと「電話番号」がデカデカと掲載されていました。

つまり、このままWEB申込みフォームに記入して購入すると5万円の支払いになりますが、電話から購入申込みをすることで5千円割引の4万5千円の支払いとなるのです。

なぜ、広告主がわざわざこのような面倒なことをしてまで電話申込みをプッシュしているかというと、アフィリエイターに支払うべき報酬の1万円が不要になるからですね。

購入者に5千円を割引することができて、広告主も5千円を得することができます。そして、アフィリエイターのみ本来は受け取れるハズだった1万円を失います。

アフィリエイトというのは、ブラウザに保存されるCookie(クッキー)情報に依存していますので、スマホやPCのブラウザから電話に媒体が変わってしまった時点で一切の情報が追えなくなるためアフィリエイトという仕組み自体が機能しなくなってしまうのです。

このような不誠実なことをいつからやっていたのかは不明ですし、そもそもASPの広告審査が機能していないのか?もしくは、広告審査通過後にLPを編集したのかも不明です。

とても最初からこの形でやっていたとは思えないので、ある程度のアフィリエイターを集めてアクセスがそれなりに確保できた後に、LPを編集した可能性が高いでしょう。

「しちゃおじ」は、日本国内のみならず海外のアフィリエイトも積極的に展開していたのですが、報酬を支払わずにサイトを閉じてとんずらするとか、こちらからしつこく請求しない限り支払いをしらばっくれ続けるとか、そういったことも普通に経験しています。

とある海外アフィリエイトでは、あまりに不誠実な対応をされたので集客する検索キーワード(商標キーワード)はそのままに、掲載する商品をライバル社のものに差し替えたところ、検索結果1位だったWordPressの脆弱性をつかれてハッキングをされてしまい、ログイン情報を書き換えられしまった挙げ句、ブログを壊されてしまったこともあります。

こうなってくると、「広告主 vs アフィリエイター」の構図なので笑えませんよね。

なお、アフィリエイトをちょろいお小遣い稼ぎのように考えている方も多いですが、実際にはハイレベルな「マーケティング能力」と「対人折衝能力」が必須となってきます。

ですので、『いつかは独立して自分のビジネスをしたい!』と考えている方がおりましたら、アフィリエイトを通じてビジネスの基本を学ばれることをオススメ致します。

アフィエイトで稼いでみたい方は、以下の記事{月収709万円を稼いだSEOアフィリエイターの「ASPアフィリエイト戦略」公開実例}も一読してみてくださいね。

以上 – アフィリエイト報酬を盗む不正なアフィリエイター vs アクセス(見込み客)を盗む不正な広告主 – でした。

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