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【詩】『月相』

『月相』



傷んだ声に滲む


あの日に忘れられた無作為の翳り





何のためにアナタを愛したのだろう




不安は止まねど


痛みは感じる





此処に居てもいいのなら


また新たに描ける行方もきっとあるはず




何のためにアナタを愛したかなんて


そんなもの


アナタを愛したということそのものが答えでいいに決まってるのに

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