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【モネのあしあと】 作:原田マハ

読書記録

今回は、私の大好きなマハさんの新作。

【モネのあしあと】を紹介します。


〜あらすじ〜(本書裏面参照)

マネ、ドガ、ルノワール。

誰もが知る『印象派』だが、モネの《印象ー日の出》が

『印象のままに描いた落書き』と酷評されたのがはじまりだ。

"風景の一部を切り取る構図"

"筆跡を残す絵筆の使い方"

"モチーフの極端な抽象化"など、

まったく新しい画法で美術界に旋風を巻き起こした

"モネ"。

その波乱に満ちた人生を、アート小説の旗手が徹底解説。



前回の【ゴッホのあしあと】に続き、次は"モネ"。

モネが生きた時代や場所、周りの人々との関係性などが事細かに書かれています。

前回のゴッホ同様、

この本を通じてマハさんの制作にかけた"想い"を受け取れます。

特に、『はじめに』の最後。

ここに、マハさんの本音が書かれているのかなと思います。

読者と画家、アートの"架け橋"としての『原田マハ』。

色んなことを乗り越えてきた彼女だからこそ、

"伝えられる言葉"がある。

アートを心から愛する彼女だからこそ、

"読者の胸に届く作品が作れる"。


だからこそ、私のようにマハさんによってアートの扉を開いてもらった方もいるんだと思います。

本当に、すごい人です。


また、前回の【ゴッホのあしあと】はどちらかと言うと

マハさんの"ゴッホへの愛"を強く感じました。


そして、今回の【モネのあしあと】は読者に

『モネはね、こんな人なんだよ。』と語りかけているような気がしました。

"死ぬまでに、モネの家に行ってみたい‼︎"

この作品のおかげで、また一つ、夢が増えました。


マハさんに出会って、1年ちょっと。

『マハさんが小説なら、私は私なりにアートを伝えていきたい。』

マハさんのおかげで、私は叶えたい"夢"を見つけられました。


ぜひ、多くの人に原田マハさんの作品を届けたいです。


そんな私のおすすめの作品です。















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