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お喋りというのはなにかを“している”のだ。美しい人というのは“である”だけなの。それも悪くはないけど、ただぼく個人はそれが一体なんなのかがよくわからない。どちらかというとなにかをしている人といた方が楽しいよ (『僕の哲学』p86-87 アンディウォーホール)
「実力も運のうち 能力主義は正義か?」感想(挫折しそうな本を読み切る方法)
こんにちは、Shihoです。
GWいかがお過ごしでしょうか。せっかくの連休、ということで張り切って読んだのが、マイケル・サンデルの新著『実力も運のうち 能力主義は正義か?』です。
『これからの「正義」の話をしよう』で有名になったハーバード大学哲学教授・マイケル・サンデルの本です。テレビでその内容がシリーズ物として放送され、話題となりました。
よく知られているのは、例えばトロッコ問題でし
「簡単な事実から始めよう。時間の流れは、山では速く、低地では遅い。」思わず、そんな訳!?と前のめりでツッコミを入れてしまった第1章の一文。いろんなジャンルの本に触れようと物理に手を出してみたけど、面白い予感しかしない。はやく読み終えて感想文書きたい!
人生って? 「ある一生」 感想
(たった一人の人生を描いた作品が、どうしてこんなにも胸を打つんだろう)
私が実際に読んだ本の紹介と、感想を書いていきます。
今回は、ローベルト・ゼーターラー作、浅井晶子訳『ある一生』です。
きっかけそもそも、この本を知るきっかけとなったのが、ライムスター宇多丸さんのラジオでした。映画が好きなので、毎週金曜日配信の映画評論コーナーをよく聞いているのですが、偶然、翻訳家が集まって、翻訳の面白さを語