Shiki Nagashima

クラシックギタリスト・作曲家・指揮者の永島志基です。 スペインのマドリードに10年留学…

Shiki Nagashima

クラシックギタリスト・作曲家・指揮者の永島志基です。 スペインのマドリードに10年留学していたので特にスペイン料理が趣味です! http://shiki-nagashima.com/index.html

マガジン

  • 上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告

    2024年3月30日~4月4日までの中国上海&無錫でのギター編曲・指揮研修会ツアー報告です!

  • 指揮者修業

    ギターアンサンブルの指揮者としての、今までの成り立ちや、アンサンブルのあるある話など。

  • 自作曲の想い出

    今現在150曲弱の作曲をしていますが、想い入れの強い曲やその作曲時の想い出などを書いていきます。

  • 生ハム師匠(ギタリスト・永島志基)のクラギ技術講座

    独学でもしっかりギターのテクニックが身に付くように作った ビデオシリーズです。 クラシックギターに興味のある全ての方が見て参考になりますように。

  • 作曲のきっかけ

    作曲に興味を持って作曲家になるまでの経緯と勉強の仕方、自分の作品の想い出などを書いています。

最近の記事

  • 固定された記事

クラシックギタリストの永島志基が、クラシックギターの専門知識や作曲・指揮、そして趣味の料理についての記事を書いています。

クラシックギタリスト・作曲家・指揮者の永島志基が、クラシックギターの専門知識や作曲指揮、そして趣味の料理についての記事を書いていきます。本記事では、クラシックギターについての専門的な情報や、作曲や料理に関するエキスパートな視点を提供します。クラシックギターに興味がある人や、作曲や料理に情熱を持つ人にとって必読の内容です。 ギターを始めるにあたり、楽器の選定から構え方、細かい左右のテクニックなどを教えていきます。(すでに5本のクラシックギターの技術習得用ビデオを公開しています

    • 海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その7.

      さてさて今日はいよいよ帰国の日です。無錫に着いてから一度もホテルから出ていないので、太湖を見れるのは嬉しいです。 チェン先生の車で5分ぐらいかな?と勝手に想像していたら渋滞もあり結構な距離を走りやっと湖畔に着きました! 途中で車から降りて10分ほど歩いていくとチェン先生が立派な建物のバルコニーから手を振って我々を呼んでいます!にこやかにこちらも手を振り返すと、「早く来て!」とジェスチャー。「?」どうしたのかなとレストランにたどり着くとチェン先生から「ここはミシェランの星を持

      • 上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その6.

        最終日の朝はもう早々と帰る人もいたりして、少しメンバー少なめでした。 さて、講義の方はアンサンブルの本番も終わっていますし、どうしようかな?と考えていると集まって来た若者数名が「永島先生、昨日コンサートで弾けなかった先生の”百花繚乱”を皆で弾かせてください!」と直訴しに来てくれました(そりゃ嬉しいです)そういえばヴィヴァルディの練習合間の休憩時間にも一生懸命練習していましたね。 説明不足もあったのかもしれませんが、やはり腕自慢がファーストに集結していて以外に難しいフォースが総

        • 上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その5.

          さてさて、講習会も2日目午前中に楽典を少しやって午後のレッスンは ヴィヴァルディの協奏曲をこの日の夜が本番ですから、それを練習しながら 指揮のレッスンをしました。少しおかしかったのは1楽章の振り出しのアインザッツの練習をして「振ってみたい方はいますか?」数名が手を挙げたので数名の方に振って貰う事に。舞台に出て来てお辞儀をして、頭の中に一度音楽を鳴らしてテンポを確認。準備拍を打点を打たずに静かに準備点まで持って行って、拍を打たないようにブレスで始める。というルーティンでした。

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        クラシックギタリストの永島志基が、クラシックギターの専門知識や作曲・指揮、そして趣味の料理についての記事を書いています。

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        • 上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告
          7本
        • 指揮者修業
          9本
        • 自作曲の想い出
          3本
        • 生ハム師匠(ギタリスト・永島志基)のクラギ技術講座
          5本
        • 作曲のきっかけ
          6本

        記事

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その4.

          さて、いよいよ講習会の始まりです!ホテルの朝食に行くと懐かしい顔が沢山見えます。 この後は南通の知り合いの3重奏のミニコンサートがありそこでも独奏で 「チングルマの詩」を弾いてくれました。 そして夜はまだこの後アンサンブルの練習もあるのに大宴会(笑) 中国の宴会習慣を御存じの方はもう恒例の、無限乾杯ルーティン! 食事も食べますが、立ち上がったり、一人一人も複数でも、そうですね 50回は乾杯しているかと。確かに落ち着かなくてうるさいと感じる方もいるかもしれませんが、この習

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その4.

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その3.

          さて3/30日の朝、この日が上海から130km離れた無錫への前入りの移動日でした。朝デニーさんが車で唐君と迎えに来てくれて出発! 途中にPAに寄ってお昼ご飯。 パクチーがワンタンや水餃子に入っているのは普通ですが、私は昔は苦手でした。特にタイ料理屋などの量が入っていると流石に厳しい! 昔から生徒さんとよくした会話。 「シキ先生嫌いなものないのに珍しいですね、どうしてパクチー嫌いなのですか?」「サビた非常階段の手すりのような味がしませんか?」「雰囲気は分かりますが、先生階段

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その3.

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その2。

          上海のホテルのレセプションのお姉さまに携帯をいじられまくった私は 部屋に入り、何をされたかチェックして要らないアプリなどを削除して、 少しボーとした後に作曲の仕上げをし、終わってからテレビを付けたら多彩少年という番組をやっていて、12種類のルービックキューブをよーいどん!で右回りに一人は崩す、一人は直して行き、追いつかれた方が負けという番組をやっていましたが、これが面白くて、崩し方が悪いと直ぐ直されるし、早くしないと敵が後ろからくるという中々の頭脳戦で最後まで見てしまいました

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その2。

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その1。

          4/30日のまだ薄暗い早朝に家内に同乗して貰い(車で帰ってもらうために)自分で運転して羽田空港まで一直線。羽田に到着後家内と別れてカートで移動。 中国東方航空(上海がメイン基地の中国では一番の航空会社)の外れた場所にあるカウンターでスースケース12.5Kg、ギター5.5kg,機内手荷物7.5kgと計算しつくしたバッケージ類。ギターとスーツケースで18kg、機内手荷物重量制限8㎏に少しかける7.5kg.ギターを預けるのは勿論嫌ですが、ビセナット・ギターケースで預けて壊れたこと無

          上海&無錫ギター編曲・指揮研修会ツアー報告その1。

          4年ぶりの中国・上海での講習会!

          4年ぶりの中国上海で講習会です! お陰様で私の「チングルマの詩」が中国で大人気で(中国語は山花之诗)それにちなんで作曲や編曲+ギター合奏の練習法や指揮法の講習会が開催されます。懐かしい友人の先生方に会うのもとても楽しみです。 これ皆さん、パソコンでご覧になっている方々は携帯でgoogle検索のグーグルレンズという右端の青、黄色、赤の枠のアイコンを立ち上げて、翻訳機能を押してからこのページをかざすと日本語(少し変ですが)が出ますよ!

          4年ぶりの中国・上海での講習会!

          新譜「季節のうつろい」の1曲目”佐藤弘和の主題による変奏曲の主題が「素朴な歌」ではなく「小シシリエンヌ」の理由。

          新譜のCDをプレイヤーにかけるとまず流れてくるのがこの曲です。 主題は主題として展開していくために繰り返しは省いてありますが 永島志基の自作曲集Vol.3のCDをかけると佐藤弘和氏の小シシリエンヌが流れてしまう面白さを狙ってみました。 彼は私の作曲の師でありますし、クラシックの世界では昔から好きな作曲家の主題を使用して変奏曲を書くことはよくあります。 特に有名なものはモーツアルトの「きらきら星」変奏曲やオーケストラでは ブラームスの「ハイドンの主題のよる変奏曲」やパガニーニの

          新譜「季節のうつろい」の1曲目”佐藤弘和の主題による変奏曲の主題が「素朴な歌」ではなく「小シシリエンヌ」の理由。

          新譜CDのフォトグラファーと素敵な撮影場所

          やっとリリースされた私の新譜ですが、「写真がとても素敵です!」 とか「どの写真家の方が撮影されたのですか?」などの御意見や質問を 多く承りました。 中のブックレットに載っている通りこの素晴らしい写真(被写体は大したことないのに)を取ってくれているのは、あの有名なギタリストのLeonardo Bravoさんです。元々ギタリスト同士ですし、話すのはスペイン語なので 仲良くさせて貰っていますが、私のアルバム「スカルラッティソナタ集」 「5月の歌」「ワイン&スパイス」そして今回の「季

          新譜CDのフォトグラファーと素敵な撮影場所

          新譜「季節のうつろい」の1/3の譜面はすでに現代ギターより出版されています。

          今回のCDに関して2つ重要なお知らせがあります。 ひとつはレーベルとの協議の結果、今回の新譜CDはダウンロード販売及び サブスクには今のところ予定はありません。 「家にはもうCDプレイヤーがないのに!」と言われてしまいそうですが、 申し訳ありません。(もうパソコンでもトレーが無かったりブルーレイ使用 で聴けないですよね) もう一つは既に購入して頂いた方の数名から「気に入った曲があるのですが、譜面の販売はいつになりますか?」というお問い合わせが来ておりますが、実は3年前に現

          新譜「季節のうつろい」の1/3の譜面はすでに現代ギターより出版されています。

          第一回永島志基作品展で演奏される曲の出版とCDの有無表。

          当日聴いて頂き、気にって頂いた曲がどのCDに集録されていて、譜面はどの曲集に集録されているかという疑問が予想されますので、プログラム順にまとめてみました。 本日演奏される曲のCD&譜面リスト ●独奏 -チングルマの詩 CD・譜面ともに「美味しい舞曲集」 -美味しい舞曲第5番・ショーロ CD・譜面ともに「美味しい舞曲集」 -Koruoka(2023初演)未録音、譜面4月発売予定(現代ギター) -真夏の午後(2023初演)CD「季節のうつろい」譜面4月発売予定 組曲「宝石の一日

          第一回永島志基作品展で演奏される曲の出版とCDの有無表。

          いよいよ作品展が近づいて来ました。

          しかし、自分で企画したので仕方が無いとはいえ、当日までの雑用が多いですね! プロの皆様は主催者やマネージャーが取り持ってくれる部分も多いのでしょうが、すべて自分がやりたくてやっている事ですので、こればかりは致し方がありません。 プログラムにフライヤーは勿論、物販(曲集9種類とCDが新譜含めて9種類) 物販表におつり類。私は趣味でバミラー「舞台のバミリ(立ち位置や椅子のの置き場所の印のテープ)を管理する人)」なのでバミリも全ての小合奏から大合奏までのバミリを切って準備していき

          いよいよ作品展が近づいて来ました。

          私の11枚目のCDのフライヤが出来ました。来月の18日のコンサートで先行販売させて頂きます!

          私の11枚目のCDのフライヤが出来ました。来月の18日のコンサートで先行販売させて頂きます!

          「永島志基第1回作品展 曲目解説」

          永島志基第1回作品展曲目解説 永島志基 -チングルマの詩(1994) もう私の代表作と言っても過言ではないと思います。この曲の出来た時の話は詳しくこちらのNoteの記事でも書いていますので、そちらをどうぞご一読くださいませ。 -美味しい舞曲第5番・ショーロ(2017) この美味しい舞曲集を書いている時の私の作曲課題はどれだけ12曲のシリーズの中に様々な曲を書けるかでした。ブラジルのショーロの形式は3部形式と特徴的なリズムの舞曲感、そしてショーロの語源になっている「泣く」

          「永島志基第1回作品展 曲目解説」