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"屋久島"と"縄文杉"と「はじまりの旅」

台風14号が迫る夜、屋久島の旅について想うこと

かつて屋久島すら経験したことのない最強クラスの台風14号の気配がする。
それでも、まだ電気もWi-Fiも使えている。

台風養生を終えて、何をしておきたいか?そう考えると、この話を書いておきたいと頭に浮かんだ。このあとしばらくちゃんとした発信ができなくなるかもしれない…そう思って"今"パソコンに向かっている。
”今”投稿しておかないと後悔しそうなので…。

屋久島のシンボル的存在の"縄文杉"

屋久島で心躍る時間や空間にどれだけ浸れたか?

「縄文杉」であり、「もののけの森」であり、「宮之浦岳」とこれまで多くの人を魅了してきた巨木であり、森であり、山が、屋久島にはある。

屋久島のガイドとして、この多くの人々を魅了する巨木や森、山をどう案内していくか?それぞれの人にとって、どうしたら意味あるものを持ち帰ってもらえるのか?おそらく、自分は屋久島のガイドとして活動する限り、ずっとこの問いと向き合い続けていくのだと思います。

心躍る時間や空間は、人の数だけある。
横たわる人、佇む人、浸り方はそれぞれ。
見守ってくれている人がいるから寝てしまっても…笑

先日、島結のリピーターさんから、今まで見た2回の縄文杉はあまり何も感じなかった…。でも、3日目の縄文杉には心が動いたと話をしてくれました。
(ちなみに、3回とも自分はガイドとして案内していません。だから客観的なお話として聞くことができました。)

”みんなが見ているから見に行くべき”
”屋久島といえば縄文杉だよね”
”屋久島に来れるのなんて一生に一度だからとりあえず見ておこう”

そんな、なんとなくの気持ちで縄文杉を見に行く方々が多いように思います。観光だし、旅だし、立派な理由や目的などは、必ずしも必要ないとも思っています。

ただ、縄文杉に行くとなると、前日は21時頃には寝て、翌朝4時に出発して、宿に戻るのは18時頃。屋久島での滞在中、そのことだけに多くの時間を要するわけです。なんとなく行くには…あまりにも多くの時間と体力、そして準備が必要になります。

「屋久島で暮らしながら、ガイドを続けてきて思うのは、多くの人を魅了する巨木、森、山に、誰もが心動くわけではないのでは?」

「その時、その人が心動く、心躍るような時間や空間が、屋久島にはまだまだたくさんあるのでは?」

屋久島でガイドをし続ける中で、いつしかそんな問いが湧いてきたわけです。

すでに見た方々やメディアが描いたイメージをなぞる屋久島ではなく、
自分の目と耳と肌と口と鼻…全身で受け取る屋久島を感じてもらいたいなと。
そして、あわよくば、その感じたことをそれぞれの言葉で表現してもらえたら…。それが、屋久島という島の魅力の多様性につながっていくんじゃないかと考えたわけです。

そんな問いをもって、作り上げたのが、
『屋久島で生きると戯れる はじまりの旅』でした。

『はじまりの旅』での森林浴プログラムの風景。それぞれに森を感じている。

そう、屋久島に来られる旅人それぞれにとっての”縄文杉”であり、"もののけの森"のような存在や場と出会えるような旅を…。

屋久島には、美しい川があり、水がある。水上散歩で森を感じる

『はじまりの旅』では、「縄文杉」や「もののけの森」や「宮之浦岳」には行きません。人気だから敢えて避けるのではなく、この旅に相応しい時間や空間をイメージした時に、3つの場所は、この旅においては、相応しくないと思うからです。

屋久島観光では誰も行かない場所も『はじまりの旅』では大切な場所となる。


敢えて”リトリート”と謳わない

リトリート一歩手前にいる旅人たちへ『はじまりの旅』を届けたい

そして、旅のタイトルで”リトリート”という言葉を使うのを避けました。
今やリトリートと呼ばれる旅は、あちこちにあって、どこか理想郷のような場所で滞在する良きイメージがあります。

このイメージに便乗して、『はじまりの旅』を届けることもできなくはないですし、その方が集客もおそらく楽だと思います。

でも、そうはしたくないのです。

それでは、先ほどお話した”すでに体験した方々やメディアが描いたイメージをなぞる屋久島の旅”、なんとなく縄文杉へ行く旅と根本的には変わらなくなってしまうと思うからです。

『はじまりの旅』では、何をするかよりも、屋久島という島で、どんな時間を、どんな空間をともにすることができるのか?を大切にしたい。

あなたがそこに立たないと情景が立ち現れないような未知の旅を届けたい。そして、未知の旅とあなたの日常が地続きとなって、あなたの人生そのものがより豊かになっていく…そんな想いを大切にしています。

ともに火を焚き、笑い合う。屋久島での体験をともにしたからこその時間。

この想いに共感してくれる方々にぜひ参加してもらいたいと思っています。

僕自身、東京で生活していた時は、東京は「戦う場所」で、南の島(僕にとっては、西表島であり、屋久島。)をどこか「避難場所」のようにとらえていたかもしれません。

でも、『はじまりの旅』で屋久島と繋がった旅人、繋がり直した旅人にとって、屋久島が「避難場所」としてではなく、屋久島に訪れる旅人にとっても、この屋久島にとっても、双方にとって「その可能性を引き出し合える場所」として、記憶してもらえたらと考えています。

1,550万年前から紡がれる物語がここにはある。

『はじまりの旅』での言葉として表現するなら「ありのままの自分に出会える旅」であり、「自分の人生の主人公を取り戻す旅」です。

屋久島で生きると戯れた先に、人生の主人公を取り戻したあなたにはどんな情景が浮かぶのか?

この旅に参加して、あなたの目の前にどんな情景が浮かぶのか?
ぜひ味わいに来てください。


『はじまりの旅』へ参加を迷われている方へ

4月も一人旅の旅人が集まりました。どんな旅になるか分からない…そんな未知の旅は、ちょっと腰が引けるかもしれません。申込のボタンを押すのにちょっと勇気がいるかもしれません。

そんな方は、この『はじまりの旅』に参加し終えて、清々しい笑顔で旅のフィナーレ、人生のあらたなスタートラインに立っている自分を思い浮かべてみてください。

あなたはどんな旅のフィナーレを思い浮かべますか?
大きな川の流れの中で、それぞれが自分の道を歩む。
I kin ye!

わたしたちは、屋久島の森で、あなたの参加を信じて、待っています。


*********<『はじまりの旅』へのお誘い>********

『屋久島で生きると戯れる はじまりの旅2023【春編】』
4月6日(木)~4月9日(日)の3泊4日にて開催!

『屋久島で生きると戯れる はじまりの旅2023【初夏編】』
5月11日(木)~5月14日(日)の3泊4日にて開催!

屋久島で生きると戯れる はじまりの旅2023 ご予約受付中!!

2022年11月の旅は、無事に終了しました。
↓↓↓
『屋久島で生きると戯れる はじまりの旅 2022秋編』
11月3日(祝)~11月6日(日)3泊4日にて開催。

旅をともにする参加者募集中です♪ 最大7名様まで。

『屋久島で生きると戯れる はじまりの旅 2022秋編』2022年11月3日~6日/3泊4日にて開催!

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