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やめるということをポジティブに捉えられるようになった要因

現在、転勤族の夫と結婚し、新卒から勤めた会社を退職後、専業主婦兼フリーランスをしています。
その中で、自分の人生を見つめ直し、自分に何が出来るのか、自分の強みは何なのか、世の中に価値提供出来ることはどんなことかを日々考えながら模索する毎日です。

今日は「やめる」ということについて最近考えることがあり、それについて書いてみようと思います。

わたしは今までの人生で、やめるということは、どちらかというとすごくネガティブな印象を持っていました。
そして、なるべくやめることをしないように生きてきたような気がします。

そんなわたしは最近、色々なことをやめています。
なぜそのように考えが変わったのか、その辺りを深掘りして考えて見ようと思います。


何かをするには何かをやめないといけない


わたしはフリーランスになってから、色々なことをやめてきたなと思います。まず1番大きいのは会社を辞めたこと。
これは、自分の意思だけではないですが、辞めないという選択肢もあった中で、最終的に辞めることを決めたのは自分です。

わたしは会社に在籍していたときから、フリーランスを育成するようなオンラインスクールに入っていました。
それは、今後の自分の人生を見つめ直したときに必要だなと思ったからです。

今は卒業していますが、これは自分にとってすごく大切な時間だったなと感じています。

ただ、会社員をやりながらこのオンラインスクールの活動や勉強をするのは、相当大変でした。もともと、この会社には長くいないだろうなと思っていたので、MAXの力で働いていたときよりは業務量的にも体力的にも余裕はあったはずですが、それでもしんどかったな~と言うのが率直な感想です。

1日8時間は必ず稼働しないという会社員の働きかたは、シンプルに物理的に時間がない!というのが実情だと思います。
ただ、その中でも副業をしっかり地道にやっている人はたくさんいると思いますし、本当に素晴らしいと思います。

そういう1日1時間でも30分でも作業をするということはとても大切だとは思いますが、これは数年間ずっと続けていかないと、成果として現れないと思います。
また、数年やったとしても毎日少しずつだと成果が本当に見えづらい!!

忙しい本業をやりながらこれに耐えられるかどうか、わたしは自信がないです・・・

そして、仕事終わりにこの時間を捻出しなくてはいけない、通勤時間に少しでもやらないといけない、今日は何もできなかった、という感情がわたしはすごく湧いてきてしまいました。

ただでさえ忙しい毎日に、何か新しいことに挑戦しよう!というのは思ったより自分に負荷やストレスがかかります。
挑戦したい!というポジティブな動機だからこそ、それが出来ていないことに気づいた時により焦ったり、いっぱいいっぱいになってしまうんだと思います。

真面目な人ほどこれに陥りやすいんじゃないかと・・・

やっぱり何か新しいことをやろうと試みる時に1番大切なのは、それを続けていけるだけの環境と自分の気持ち(モチベーション)だと思います。

わたしは、やりたい!現状を変えたい!という思いとは裏腹に、時間がない、出来ていない自分にモヤモヤする、いっぱいいっぱいになりすぎてイライラする、思考が取られすぎて他のことに影響が出てくる、など色々な弊害がありました。。

人間、何か新しいことをするときには、それをできるだけの余白が必要です。何かを捨てないと、新しいものは入ってきません。

会社を辞めるというのはかなり大きな選択だと思うので、全員におすすめできることではないですが、例えば1日に使っている時間の中で、趣味の時間を削るのか、家事の時間を削るのか、残業をしないようにするのか、夜飲みに行くのを辞めてみるのか、何か1つでも辞めてから、新しい挑戦を入れることをしたほうが良いな~というのが、わたしの実体験です!

やめることは決してネガティブではない


そして、これもわたしはずっと陥っていたことですが、やめるということを悪いこと、ネガティブなことと捉えていたこと。

何か始めたら、それが完了するまでやめてはいけない、やめることは逃げることだ、恥ずかしいことだ、なぜか分かりませんがずっとそう思って生きてきました。

これは自分の周りにいる人の影響や親の影響なのかもしれません。
特にそういった教えだったという記憶もないですし、誰かに何かを言われたわけでもないです。なんとなく世間の風潮として、そのように思っていました。

わたしは学生時代にやっていたアルバイトがあまり好きではなかったのですが、辞めるということが良くないことだと思っていたので、4年間ずっと続けていました。

そして、店長と合わないからとか、楽しくないからと言ってアルバイトをコロコロ変える友人を見て、なんて常識のない人なんだとずっと思っていました(ゴメン)

でも友人のその時の行動を今振り返って思うのは、自分の中で適正を判断して、もしくは自分の居場所はここではないと判断しての選択だったんだろうなと思います。

そして、彼女は今自分にぴったりの仕事をしていて、自分のやりたいことがはっきりとしているように見えます。
それは、学生時代のアルバイトで自分の軸を作っていたことも大きく影響しているんじゃないかなと思います。

そんなわたしは今、色々なことをやってみて、自分に合わなかったり、向いていないな、楽しくないなと思ったらやめるようにしています。

もちろん、なんでもかんでもやってみてというわけではなく、ある程度自分がこれをやりたい!と思ったらまず行動をしてみることを大切にしています。
今まではやる前に、ああでもないこうでもない、の時間が本当に長すぎて、それで違ったとしてもこれだけ自分が考えてやっているのだから、簡単に辞めてはいけない!という謎の使命感にかられていました。

でも、今はとりあえず小さめにやってみる!お試しでもいいからやってみる!それで違ったら、ああ違ったなと思って潔くやめてみる。これを繰り返している気がします。

もちろん、自分勝手にやって自分勝手にやめるようなのはダメです。
大前提として、他人に迷惑がかかることはしないようにしています。

こうやって、やめるということがネガティブだと捉えないようになった時に、更にいろんなことをやってみたいと思うようになったし、そしてやってみて自分の本当にありたい姿というものが、明確に見えてきた気がしています。

頭の中で考えて向いていると思ったことが、びっくりするくらい向いていなかったということは山のようにあります!!自分でも、え??こんな向いてないの?とびっくりしてしまいます。

好きなことをやってみたらそれは苦手なことだった話はこちらで書いています。

ありきたりですが、自己分析はそこそこに、とりあえずやってみるが1番自分のことが分かります。さらに自分の見えていなかったこと、自分の思考の枠の外まで見える気がします。

やめるがポジティブに変わった要因


なぜわたしが、やめることに対してポジティブに変わったんだろうということを考えていると、やっぱり今の働き方に大きく影響されていると思います。

学校や会社など大きな組織にいると、なんとなく自分に役割がついていて、その役割を放棄するということが、何かを投げ出したというように捉えられて良くないことのように思われます。

また、みんなが同じようなレールに乗っているため、そこから外れることが良くないことに思われる。

しかし、今のわたしの環境は、1つの組織に属しているというより、複数組織でそれぞれに自分の役割が存在していて、周りもその状況を理解しています。
そして、本当に思うのがレールと思われるものが一切ない!!!

これは良くも悪くもですが、暮らしている背景やバックグラウンド、目指している方向性も全く違います。みんな自分の人生を生きているので、それぞれにレールがあって、それを真似しようと思ってもそのレールに乗ることは難しいだろうなと思うくらい、色も形もレールが伸びている先も違うんだなと感じます。

だから、自分のレールを一生懸命作っていかないと、人生が止まってしまうんですよね。

会社にいれば、役割・役職が年齢で決められていたり、会社が決めた試験を受ければ貰えていましたが、そのレールは全くありません。

だから、みんな合わなければそこでレールづくりをするのはやめて、すぐに違う場所で自分のレールを伸ばしていきます。

わたしは、今その状況にあるのだなと思います。
自分の人生を自分で作っていかないといけない状況になった。

だから、何かをやめないと先に進めないし、自分に合わないことを続けていくことに時間を使えない。

だから、「やめる」という選択を自然としているのだなと思います。

ネガティブからポジティブに変わったというよりも、そうせざるを得ない状況が自然とそういう思考の変化をもたらした、これが結論かなと思います。

やはり環境の影響は大きい!
思考を変えたいなら環境を変えれば自然と変わるのだなということを、改めて感じました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

シンバ🦁


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