建築の条件 「建築」なきあとの建築【LIXIL出版 】

坂牛卓 著
A5判/288頁/2,300円+税

建築はいつの時代も「建築家」と「クライアント」と「社会」の関係のうえに成り立ちますが、21世紀の建築は特に「社会」の比重が大きいと言われます。建築は社会がつくる。

建築は、応答せざるをえない他者からの直接的な要求だけではなく、間接的あるいは無意識的なレベルの条件に規定されていると坂牛は考え、現在に至る歴史を、
人間に内在する問題系──「男女性」「視覚性」「主体性」「倫理性」──と、
人間に外在する問題系──「消費性」「階級性」「グローバリゼーション」「アート」「ソーシャル」
──から成る9つのテーマについて分析的に思考します。

また、社会的枠組み(ハビトゥス)をどのように「違反」して次の建築を生み出すか、建築家・坂本一成氏との対談も収録しています。

建築を考える時,建築家の思考は間接的あるいは無意識的なレベルで社会から影響を受け,やんわりと方向付けがなされる.
本書は,そうした「建築家が間接的に社会から受ける規定力」を建築が成立するための「条件」とする.

現代の「条件」とは一体なにか.著者は,人間に内在する問題系(男女性,倫理性など),人間に外在する問題系(消費性,アートなど)のふたつに分け,抽出した9つのテーマから分析することで,現在の社会で建築が受ける規定力がなにかを模索し,その答えを見つけ出そうとする.
建築を地盤に社会を思考することの重要性を教えてくれる. (fkd)



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