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窓枠(詩6)


限られた窓枠に自分を重ねてみて
果てしなく続くはずの空はなんだか冷たい
絵画のようにこの空間はピッタリとはまらない
二度とこの場所を動けない 知るほどに重ねてしまうから

同じ景色も同じ移り変わりも違っていくのに
思った通りに周りのカラーにはめこめない
窓の外は美しいものが広がっている
でも窓枠は動けない 誰かのように

拡がれない窓枠に自分を似せてみて
終わりがないこの道さえも愛おしさに変えて
額縁のようになりたいのにしっかりとはまれない
永遠にこの世界に従って 縛られるほどに似る

同じ未来も同じ傷も痛みも新しいものに
信じたことに真っ直ぐとベストをはめこめない
窓の外は愉快なものが広がっている
でも窓枠は動けない 僕のように

絵画のようにこの日々はぴたりとはまらない
二度とこの世界から動けない

同じ景色も同じ移り変わりも違っていくのに
思った通りに周りのカラーにはめこめない
窓の外は美しいものが広がっている
でも窓枠は動けない 誰かのように

同じ未来も同じ傷も痛みも新しいものに
信じたことに真っ直ぐとベストをはめこめない
窓の外は愉快なものが広がっている
でも窓枠は動けない 僕のように

夢はルポライターなどです。(/・ω・)/「声なき声を」届けることや草の根活動を頑張っている人や世に出せるように、そのために使えたらなと思います。