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「主体性の向上とエネルギー効率」コントロールできることに時間とエネルギーを集中する

前回は主体性について書きました。

今回は、
「主体的に何を選んでいくのか」
というお話になります

でもまぁ、似たようなことは
以前に書いています。

この記事とかそうですね。

「自分でコントロールできないことではなく、
自分でコントロールできることを選んでいく」

そうすれば、
うまくいくことが増えてきます。

コントロールできないことに
いくら時間とエネルギーを注いでも、
なかなか成果には繋がりませんから。


これはアドラー心理学でいう
「課題の分離」にも通じてきます。

課題の分離では、
「他者の課題には過度に干渉しない」
「自分の課題には過度に干渉させない」

という考え方をしています。

他者の課題に過度に干渉することは、
他者の主体性を失わせてしまい、
成長や自信をつける機会を奪ってしまいます。

また、自分の課題に過度に干渉させることは
同じように自分の主体性を失ってしまい、
成長や自信をつける機会を奪われてしまいます。

そのため、健全な人間関係を築くためには、
「他者の課題には過度には干渉しない」
「自分の課題には過度に干渉させない」
という考え方がとても大切なのです。


そして、
自分の課題は自分でコントロールできますが、
他者の課題は自分ではコントロールできませんよね?

自分の課題であれば
「こうやろう」と思ったら
それをやればいいだけです。

ですが、他者の課題に対して、
「こうやったら?」と口出ししても
それをやるかどうかは相手次第です。

こちらがいくら干渉しようが、
決定権は相手にあるのでコントロールすることはできません。

しかも、
干渉すればするほどウザがられてしまい、
どんどん関係性が悪くなっていきます。

自分が干渉されすぎているところをイメージすると、
「やってはいけないな」と思いますよね。

だから、
「他者の課題には過度には干渉しない」
「自分の課題には過度に干渉させない」
という考え方はとても大切なのです。


で、
「コントロールできること」と
「コントロールできないこと」というのは、
言い方を変えると「影響を与えられるか与えられないか」です。

コントロールできることにエネルギーを注ぐということは、
「影響を与えられることにエネルギーを注ぐ」ということで、

コントロールできないことにエネルギーを注ぐということは、
「影響を与えられないことにエネルギーを注ぐ」ということです。


コントロールできないことというのは、
例えば天気。

「今日は雨かよ!」といくら愚痴ったり、
癇癪を起こしても、何も変わりませんよね?

無駄に時間とエネルギーを消費するだけです。

他にも、他者の課題に踏み込みすぎて、
相手がもう話を聞く気がないのがわかっているのに、
色々と口を出してしまっている状態もまた、
時間とエネルギーを無駄にしてしまっている状態です。

それどころか、
時間とエネルギーを使って、
関係性を悪化させているという最悪の状態です。

過去について思い悩むことそうですよね?

そこに時間とエネルギーを使っても
何も変わりません。

このようにコントロールできないことに時間とエネルギーを注いでも、
時間とエネルギーの無駄に終わってしまうことが多いのです。


逆にコントロールできることに時間とエネルギーを注ぐというのは、
例えば、「健康になろう!」とした場合です。

健康になるのは誰か?

自分ですよね?

だから、これは自分の課題であり、
食事や運動、睡眠やストレスの改善に時間とエネルギーを注ぐことで、
心身ともに健康にしていくことができます。

それは嬉しい効果ですよね?

他にも、スキルの取得も「やるかやらないか」だけなので、
コントロールできることであり、
やればやるほどスキルは上達していきます。

さらに、良い人間関係を作るために、
コミュニケーションや共感力を向上させ、
適切なコミュニケーションを磨くことに時間とエネルギーを注げば、
より健全な関係を築ける可能性が可能性が高まりますよね?


このように、
コントロールできることというのは、
「影響を与えられること」であり、

コントロールできないことは
「影響を与えられない(もしくは悪い影響を与える)」
ということができます。


以前に書いた自己責任の話では
「コントロールできる範囲を広げるため」
「すべて自分の責任だ」と考えた方がいいよね、
といったことを書きました。

すべて人のせいや世の中のせいにするのは
主体的ではありません。

主体的ではないため、
自分ではない人や世の中が主導権を握っているんです。

だから、相手の言動や世の中の動きに振り回され、
いちいち気持ちが揺れ動きます。

「雨が降った」というだけで、
エネルギーを消耗してしまうんです。

「いつも疲れている気がする」
という人は、コントロールできないことに気持ちが揺れ動き、
エネルギーを無駄に消費している可能性があるので、
一度見直してみると良いかと思います。

相手がどういう行動を取るか、
どういうことを言うかはこちらでは決められません。

世の中がどういう動きをするか、
どのように変わっていくかもこちらでは決められません。

にも関わらず、
それらの動きによって気持ちが浮き沈みしていると
どんどんエネルギーが奪われていくだけです。

そこにエネルギーを奪われていたら、
本来の力なんて出せそうにないですよね?

「私には才能がない」
「私には意志力がない」
「私には行動力がない」
などと思っている方は

「意図していないところでエネルギーが奪われていないか?」
ということを見直してみると良いかと思います。

エネルギーが奪われすぎているために
才能や意志力、行動力を発揮できていないだけかもしれませんから。


自分がコントロールできないこと、
影響を与えられないことに時間とエネルギーを注いでも、
消耗するだけで成果には繋がりません。

しかも、それによってエネルギーを消耗していては、
いざ「これをやろう!」と思ったときに
エネルギーが足りなくて、まともにやることはできません。

「仕事から帰ってきてもフルパワーで頑張れます!」
みたいな人は稀ですよね?

仕事から帰ってきたらぐったりしていて、
そのまま休んでしまうか、
それでも気合で作業するかだと思います。

エネルギーがなくなると、
気合を入れないと作業をするのも難しくなります。

そんな状態にならないためにも、
自分がコントロールできること、
影響を与えられることにフォーカスすること。

それにより、
無駄にエネルギーを消耗することなく、
最大限エネルギーを注ぎ込めるようにすること。

それが何かを成し遂げるためには
とても大切なことだと思うんです。


なので、

「自分でコントロールできないことではなく、
自分でコントロールできることに時間とエネルギーを注ぐ」

「影響を与えられないことではなく、
影響を与えられることに時間とエネルギーを注ぐ」

ということにフォーカスしていきませんか、
というのが今回のお話でした。

それができるだけで、
無駄な時間とエネルギーを消費することが少なくなり、
良いパフォーマンスのまま、成果に繋がることに集中できますから。


もちろん、
これまでコントロールできないことに時間とエネルギーを注いできたのに、
いきなりそれをやめるというのは現実的ではないです。

コントロールできないことに時間とエネルギーを注ぐことは
少しずつ 少しずつ減らしていく。

そして、コントロールできることに時間とエネルギーを注ぐことを
少しずつ少しずつ増やしていく。

そうすれば、気がついたときには、
コントロールできることばかりに時間とエネルギーを
注げるようになっているはずです。

そして、それができれば自信もつき、
成果にも繋がって、良いスパイラルに入れるようになるかと思います。

その良いスパイラルをぜひ楽しんでいただきたいですね!


まとめ

  1. 自分がコントロールできることに注力することが重要であり、他者の課題に過度に干渉することは良い関係を築く妨げになる

  2. コントロールできることにエネルギーを注ぐことで影響力を持ち、成果を得ることができる

  3. コントロールできないことに無駄なエネルギーを使うことは、成果を上げるのには非効率である

  4. 自己責任を持つことは主体性を発揮する一環であり、他人や状況のせいにするのではなく、自分の選択と行動に責任を持つことが重要

  5. エネルギーの効果的な管理を通じて、自信をつけ成果を出すスパイラルを作り上げることが可能


それでは、ありがとうございました!


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