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包括的性教育から子供を守れ

しかし、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。

マタイの福音書 18章 6節

包括的性教育とは

LGBTを取り巻く法案、条例などに関する議論が盛り上がるにつれ、しばしば話題にあがってくるようになった「包括的性教育」。
そもそも包括的性教育とは何なのか、一般的には以下に引用したものを指すらしい。

インターネットが普及した昨今、特に、子どもや若者は、歪んだ性の情報、あからさまな性的情報に、過剰にさらされています。
子どもや若者が、人生において、責任ある選択をするための、知識やスキルを学ぶことが重要です。
そのためには、生殖器官や妊娠についての知識の教育だけでなく、性交、避妊、ジェンダー、人権、多様性、人間関係、性暴力の防止なども含めた「包括的性教育」が必要です。
日本においても、学校で、「生命(いのち)の安全教育」が行われていますが、「性交」については、扱わないため、充分な性教育とはいえません。
多くの国では、国連教育科学文化機関(UNESCO)の「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿って、性教育が行われています。

さいたま市ウェブサイト(上記リンク)より引用

最初の数行(インターネットが普及した昨今~責任ある選択をするための…のくだり)は分かる。
子供から年寄りまで一人一台肌身離さずスマホを持っている今の時代、無防備な子供達が有害な情報に晒されているのは事実だろう。
問題はその後。
「そのためには、生殖器官や妊娠についての知識の教育だけでなく、性交、避妊、ジェンダー、人権、多様性、人間関係、性暴力の防止なども含めた「包括的性教育」が必要です。」
うん?
そこでセックスや避妊、ジェンダーについて盛り込む意味がわからない。
有害な性的情報から身を守るのに、なんで子供がセ(ばきゅーん)スする前提の教育を受けないといけないのか?
そして更にそこにジェンダー(要は性の多様性→即ちLGBTQ)を盛り込む意味がまったく分からない。

さて、その「国連教育科学文化機関(UNESCO)の「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」に沿って、性教育が行われている」多くの国において、何が起きているのか見ていこう。

包括的性教育がもたらしたもの

学校教育に包括的性教育が導入されている国において今何が起きているのか。
先に引用したさいたま市の説明のような、綺麗にまとめられたコンセプトの裏で、実際には何が起きているのか。

まだ心身ともに未発達で、性に関しする認識も不安定な10代前半の子供に「あなたはトランスジェンダー」だという認識を植え付けた上で、「思春期ブロッカー(第二次性徴を抑制する薬)」を投与。
男性または女性ホルモンの投与に留まらず、乳房や性器の切除を行うなどの手術を受けさせる、それも保護者の承諾を得ないまま子供の意思だけ、もしくは誘導的にそのような意思を植え付けた上でそれらの治療的行為を行っている。
その後、成長とともに自分の性自認が生物学的性別に戻っていったものの、身体は後戻りできない、また投薬治療や手術による後遺症・合併症、精神的不調に苦しむ子、自殺する子が後を絶たない。
また、今や推測の域を出ないが、先日亡くなったryuchell氏についても、女性ホルモンの投与によるホルモンバランスの変化、それに伴う精神的不調に耐えられず、自ら命を絶ったのではないかと、同じトランス当事者の間で言われている。

さらに州によっては子供の性自認やトランスを両親が認めない場合、親権を剥奪し、一方的にその子供を隔離させる法案が施行されているケースもある。

ヤバすぎる、その学校教育の実体

包括的性教育、先行する欧米においてどのような内容がカリキュラムに盛り込まれているのか。
色々引用しようと準備していたが、余りにも内容が露骨すぎて、グロテスクな、ここに載せるのを躊躇するものばかりだったので、その一部だけご紹介。

簡単にまとめるなら、主に以下のような内容が盛り込まれている。

  • 同性同士を含むセックスの具体的な方法

  • 自慰行為の具体的な方法

  • 中絶の推奨(産みたくなければ中絶すればいいんだよ!的なノリ)

  • 「多様な性」の考え方

  • 性自認、トランスの推奨

包括的性教育の教科書では、これらをポップな絵本にまとめて子供でも分かりやすくまとめている。
ちなみに対象年齢は10歳から
ぇぇ……(ドン引き

これらの進歩的な教育と思春期の不安定な性認識につけ込んだカウンセリングによりグルーミングされた結果、あまりにも軽いノリでトランスし、薬漬けになり、身体を切り刻んだ挙げ句、先に書いたような悲惨な結末を迎えている子供たちが多くいる。
また強制的に親と引き離された結果、誰からも保護されず性犯罪の餌食になった子もいるという。

こんなの、自分の子供に受けさせてはいけないと強く思う。

自分たちにできること

親として、これらの邪悪な、悪魔的なイデオロギーから子供たちを守るために、何ができるだろうか?
LGBT 理解増進法という法律が出来てしまった今は、ひたすら声をあげ続けるしかないと思う。
そしてそれらの教育、グルーミングの場面に直面した際には、「ノー」と言える毅然な態度を取っていく必要がある。

包括的性教育の見直しを求め、文科省、都道府県知事、教育委員会等への提出を見込んだ署名活動を有志の方々が立ち上げてくれた。
2024年の6月までで、現時点(23年7月末)で約2,000名を超す署名が集まっている。
自分たちの小さな声をこういう場で多く積み上げていくのも、少なからず効果はあるのではないだろうか。

LGBT理解増進法の成立後、自民党の有志議員が『全ての女性の安心・安全と女子スポーツの公平性等を守る議員連盟』を立ち上げた。
これらに加わっている議員をリストアップしてnoteにまとめてくれた方がいる。
これらも是非今後の選挙において参考にしていきたい。

カルバリー・チャペルロゴス東京の明石清正牧仕は、LGBTを取り巻く社会的な流れを「津波」に例え、その津波はすでに来た。今や防波堤として抵抗するのではなく、「高台」に逃げることが必要だと上記の記事で書いてくれている。

引き続き、これらのジェンダーイデオロギーから子供たちを守っていくための知恵が与えられるよう祈るとともに、LGBTQ当事者の方々がキリストの福音に触れ、その恵みに出会うことができるよう、祈っていきたい。

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