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お墓参りと免疫力強化

白柳 孝 つれづれ日記 Vol.71

追加・・「政府と行政は何がしたいか」を、国民は考えるべきです。

全国知事会は、夏休み中の都道府県境をまたいだ旅行や帰省を原則中止、または延期するよう求める国民向けのメッセージ案を示した。やむを得ず移動する場合は、事前にPCR検査を受けるよう訴えた。

五輪開催中に爆発的に感染者が増加しているが、その原因を明確にしないのに夏休みの旅行や規制を禁止するのは、感染防止の為ではない? ほかの理由があると考えられる。

五輪開催中の選手や関係者の超密な関係をさせておきながら、また枠珍接種したらマスクもしなくても大丈夫と宣伝しておきながら、感染拡大がどうしてなったかを分析もせず、ただ非常事態といって夏休みの移動を禁止する。やっていることは国民経済を崩壊させ、枠珍接種をもっともっと拡大し、マスクの強制や帰省旅行を禁止することで人間関係を壊し、書き出したらキリがないが、要するに日本や国民の生活を潰そうとしか考えられない。これ以上ここでは書けないが、親子家族親戚友人などの人間関係を取り戻しましょう。

1.お盆です、家族全員でお墓参りに行きましょう

もうすぐお盆です。佛教では盂蘭盆と云い宗派によってはしきたりが違い、丁寧に行うところと、簡素に行うところがあります。また仏壇がないお宅と先祖代々の立派な仏壇があるところでは対応が違います。
昨年のコロナ騒ぎでお盆の墓参りを中止したり、実家からお詣りにきてくれるなと拒否された方もあると思います。今年は是非家族全員でお墓参りにお出かけ下さい。毎年お盆の帰省では高速道路が大渋滞、日本の多くの方がお墓参りに出かける事は大きな意味があると思います。
見えない何かが有るから、日本全体が大移動するのです。何も無ければ墓参りの歴史がこんなに続きません。

2.この1年はお墓参りも、正月の里帰りも出来なかった

テレビのニュースで昨年の夏休みの帰省も、お正月の帰省も高速道路の渋滞もなく、新幹線もガラガラでした。1年以上も親や祖父母の顔を見なければ、人間関係がどんどん疎遠になります。特に子供達には精神面での絆は非常に大事であり、先祖との繋がりがなくなれば安定した心の安らぎがなくなり、大人になってからの困難を乗り越えるにも厳しいものがあります。
コロナの非常事態宣言で不要不急の外出を制限したり、他県に出かけることは遠慮しようと云っていますが、お墓参りは不要不急でなく人生において絶対に欠くことの出来ないものなのです。単なるお墓参りと思って居る人が多いのですが、大きな意味があります。世界で一番長い皇室や国の歴史を持ち、戦後焼け野原になってもいち早く復興し経済大国になったのは、先祖からの繋がりや家族等の絆があったからです。
最近は日本の経済的国力が落ちただけでなく、国民の精神も道徳も民度も下落しています。そしてバブル崩壊後のデフレが長く続き、国民一人当たりの所得も20年近く停滞し、衰退途上国などと云われています。私はこの原因の1つは先祖から切り離され、自分だけ今だけ金だけという目に見えるものだけを信じ、墓仕舞いや直葬や家族葬で親や先祖を切り捨ててしまったことが大きな原因だと思います。

3.これからは家族や親戚の絆が大事です

日本は災害大国です。最近の豪雨や土砂崩れだけでなく、定期的に発生する台風被害、日本を縦断する火山帯からの地震、そして3.11東日本大震災や阪神大震災のように特大の地震や原発事故の被害。そのとき被害者はどうしているか、マスコミでは国や地方公共団体の支援が報道されていますが、最後は結局家族や親戚の絆なのです。
現在のコロナ禍は終わりは見えないのです。枠珍をうてば元の生活に戻るというのは残念ながら嘘です。枠珍接種での副反応被害が多くなり、マスクは結局ずーとしなければならないし、次々と変異株が発生しそのための追加の枠珍を打ち続けることになります。そして次には食糧危機が叫ばれ、株式暴落や預金封鎖などの金融危機までも準備されています。
そのとき頼れるものは家族親戚、そして友人なのです。いまマスクをして顔の表情を見せないことや、距離を空けて離せと言われたり、心からの談笑や相談等の場の居酒屋や飲食禁止は、人々の心をバラバラにし、絆を作らせないようにされています。しかし人間は一人では生きていけません、助けられたり、助けたりするのは人情なのです。絆なのです。だからその絆を作るため積極的に行動するのです。

4.お墓参りは免疫力を高めます

どんな病気も人間の持つ免疫力で感染したり病気にならなくなるのです。いまマスコミが言っていること、マスクをしなさい、人との距離を空けなさい、家族の食事も向かい合ってはいけません、公園など人のいるところへは行かない、家にいて外出もしないで下さい。これでは免疫力強化と逆効果です。
免疫力は笑顔です、みんなで楽しく食事をする、散歩して適度な運動、日光浴をしてビタミンDを身体が作ります。マスクを外して大きな深呼吸をしましょう。マスクは酸素不足をおこします。高齢者が人と会わず家にいることで、ストレスが増え、ビタミンDがなくなり、マスクで酸素不足になり、運動も出来ず、これでは病気になるための努力をしているのです。
お墓参りは炎天下で日光浴でビタミンDを作り、外であり風があるから三密でなく、マスクを外し深呼吸をし充分に酸素を補給し、お母さんや家族の笑顔を見ることで安心が出来、お弁当持参なら少し暑いですがみんなで笑いながら食べると最高の免疫力強化になります。

5.お墓参りは先祖との繋がりを作ります

最近は個人主義がますますはびこり、先祖や家族の繋がりは自分にとって関係ないという風潮が蔓延しています。本当にそうでしようか。今から40年以上前の米国のテレビドラマでルーツというのがありました。
これは西アフリカのガンビアで生まれた黒人少年クンタ・キンテを始祖とする、親子三代の黒人奴隷の物語を描いています。『ルーツ2』では、その後南北戦争で奴隷制が廃止されて以降の一族の物語が描かれています。ルーツとは〈祖先〉〈精神的な故郷〉の意味がありますが、人生にとって非常な意味があると思います。
NHKテレビでもファミリーヒストリーという番組があります。これは著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底的に取材します。「アイデンティティ」、「家族の絆」を見つめる番組で、初めて明らかになる事実に、驚きあり、感動ありのドキュメントです。そして殆どの方がこれらを知ることで自分の生き方が変わったと述べています。それほど自分にとっての先祖は大事なのです。

6.私たちの運命は先祖で決まると言う本があります

最近では家系とか、先祖とかを見向きもしない風潮となっていますが、以前では結婚する場合には特に相手の家系を調べたものでした。今では基本的人権とか、自由とか、同和問題とかで忘れ去れようとしていますが、なぜ昔はそんな事をしていたか。何か意味があったと考えられます。
1950年生まれの与那嶺正勝氏の本には、「あなたの運命は、あなたに対応する先祖で決まる」という副題がついている「新・家系の科学」と云う著作があります。今まで2万件以上の家計調査の分析結果、①家系の流れにはいくつかの法則性がある。②家系の盛衰のなかで女性達の果たす役割が、思いのほか大きい。この本は家の繁栄と没落はどうしておこるかを調査したものであり、家族や子供達がどうしたら幸せになるかを調べたものです。
夫婦仲良くすることが子供の幸せに影響する、親子関係を良くするにはどうすべきかが書かれていて、先祖の行いが今の自分たちにどう影響しているかと云うことも書かれています。となると先ずは先祖のことを知って、次にそのことから今の自分の家族はどうすべきかが分かるのです。目に見えるお金やものだけを追求しても幸せにはなりません。目に見えないものが自分の人生にどれ程影響しているかを知ることは大事なことです。
目次を少し紹介します。「家庭内暴力、登校拒否も先祖に原因が」「親子・兄弟の中にも先祖関係が原因する」「落ちぶれても盛り返す家系」「家系未来学から見たうまい離婚の仕方」「家系の栄枯盛衰は夫婦関係にあり」「お寺や庄屋の文書で分かる先祖」「内助の功で繁栄する家系」など大変興味のある本です。お盆を円に是非先祖を調べてみませんか。


7.天皇家を始め良い家系は先祖供養をしています

昔から良い家系というのは冠婚葬祭を大事にしてきました。勿論お盆や法要も大事にし、先祖を敬いお祀りも大切にされています。日本の皇室はどの様にされているかご存じですか。殆どの方はご存じないのですが、京都のお寺で歴代の天皇の祥月命日は御霊祭法要が執り行われています。ホームページの中にハッキリと書かれています。

皇室との特殊の縁故は、月輪大寂後(安貞元年・1227)四年を経た寛喜三年(1232)に第八十七代四条天皇として即位されたが、開山月輪大師の再来かと噂されながら僅か十二歳にして崩御された。これよりさき御父後堀河天皇は泉涌寺山内の観音寺陵に奉葬されていたが、四条天皇はこの御父の山陵と深いゆかりの泉涌寺を強くお心に止められ、月輪大師の御廟(開山堂)の近くに御自身の御陵を築くよう御遺言されたという。こうした縁故に続いて、南北朝時代の文中三年(1374)後光厳院をここに御火葬申し上げてから前後九代の天皇の御火葬所に当てられた。さらに第百八代後水尾天皇から明治天皇のお父様の孝明天皇に 至るまで歴代天皇・皇后・皇族の廟所となり、皇室の御香華院(御菩堤所)と定められた。当山のシンボル霊明殿(れいめいでん)には、歴代の御尊牌を奉祀 し、一山の僧侶によって朝夕その御冥福と国家の安泰が祈願される例となっている。そして祥月御命日には皇室の代理として宮内庁京都事務所からの参拝が行わ れる。霊明殿は正面に後西天皇の勅額「霊明」が掲げられ格調の高い雰囲気を醸し出している。

8.先祖を大切にすると会社が上手くいく本もあります

公認会計士であり、宮城大学名誉教授、経営コンサルタントの天明茂先生は、「なぜ、うまくいっている会社の経営者は、ご先祖を大切にするか」と云う本を書かれています。家系図を作ると不思議と事業が発展すると云われ、家系分析をすると知らなかった、気づかなかった様々な事実が明らかになってくる。それを真摯に受け入れ、見つめることによって、人間性が高まり、仕事も人生も好転するようになるとも云われています。始めにを引用します。

人間として最も大事なことは本当の自分を発見することだと言われる。自分探しの旅に出る人も多いようだが、本当の自分はそとにあるのではなく先祖から受け継がれた自分の遺伝子や環境因子の中にあると私は考える。
人は誰でも両親から遺伝子を受け継いで生まれる。両親は祖父母から、祖父母は曾祖父母から同じように遺伝子を受け継いで産まれてくる。また、後天的な資質も幼少時の教育や家庭環境などに大きく影響を受けるから、両親や先祖の中に自分の潜在能力の大半がある事になり、これが分かれば本当の自分が分かる。
遺伝子や環境因子として受け継がれた良いものを伸ばし、悪いものを抑えていくことで自分の可能性を最大限発揮できるし成功を手に入れることも出来る。困っている問題の解決策を見いだせる。個体としての生命は有限であるが、その生命の源である遺伝子は先祖から自分へ、そして子孫へと受け継がれている。

目に見えない大きなものが自分と繋がって、自分の人生の応援をしてくれているというのです。しかし応援をしてくれるのは両親、祖父母、曾祖父母など先祖と自分が繋がっていないとそれが届かないのです。繋がると云うことは、両親や祖先に関心を持ち、感謝の念を持っていることであり、昔の諺で「親の七光り」はまさにその繋がりの具体的な結果であると思います。

9.お墓参りは免疫力強化どころか、自分の運命さえ変えていくのです

コロナ禍でお墓参りをやめるだけでなく、葬儀も直葬や家族葬になり、お年忌も人が集まるのはよくないと言って縮小しています。これではますます先祖との縁を縮小し、挙げ句の果てには墓仕舞いをし先祖との繋がりを切ってしまう人もいます。マスコミは残念ながら、家族や人々がバラバラになるように、歴史のある日本が衰退するように報道しています。しかしコロナの本当の意味を知っている政治家や高級官僚は大勢で集まりパーティや飲食会をしています。私たち庶民だけが恐怖心を煽られ家族親戚、友人も、そして先祖との繋がりも分断させられています。三密でなく青空のしたでマスクを取っての深呼吸、家族みんなで笑顔になるお墓参りを是非実施して先祖からの七光りを戴きたいと思います。

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税理士 白柳 孝


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