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技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度と技術文化論)

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ディスレクシアが明らかにした「脳が本を読む」メカニズム

ディスレクシアが明らかにした「脳が本を読む」メカニズム

読む、書く行為のデジタル化、したがって液晶画面化が進行している。この変化は果たして、人間の脳の発達や働きにどのような変化を生むのか? 『デジタルで読む脳 X 紙の本で読む脳』はそうした疑問に答えようとする啓発の書。同時に、デジタル時代に「深い読み」が絶滅危惧種にならなくするにはどうしたよいのか、考え抜いた警世の書。

■ディスレクシア著者メアリアン・ウルフは認知神経科学、発達心理学の専門家。とりわ

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そもそも人工知能はどうやって作るの?

ふたつの人工知能の作り方人工知能構築の方法論に、知能の在り方の何をモデルとするかで、記号主義とコネクショニズムというふたつの流れがあります。記号主義が「知能」の本質を「推論」行為に求めるのに対して、コネクショニズムは「知覚」(ないし「知覚」を基礎とした「認知」)にみる点でそれぞれ異なります。

もっと教えて!「記号」と「学ぶ」記号主義のAIは最初から「プログラム」という完成形の「知能」を実装しよう

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知能の活躍に「無意識」が必要って、どういうこと?

知能とは知能とは身体的な能力を超えて、時間と空間の中で行動をデザインする力のことです。もうひとつ、知能には意識的な領域と無意識の領域があります。

もっと教えて!西欧の伝統的な知能観は、意識的な知能(推論や予測など)を想定しています。しかし人工知能を構築するには、まず世界を解釈する(どこを歩けるとか、何をつかめるとか)無意識の知能を構築する必要があります。その上ではじめて意識的な知能を構築できるよ

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キャラクターAIの作り方

キャラクターAIの作り方ゲーム世界を生きているキャラクター。これを動かすキャラクターAIには、人工知能構築のアプローチとして二つの視座が必要です。情報科学の視座と生態学的視座、この二つです。

もっと教えて!

AIにも、金融、法律、医療など、常に正確さが求められる『正しいAI』と、日常生活を楽しく便利にする『楽しいAI』がありますね。アイロボットやゲームのストーリーの中を生きるキャラクターを動か

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テイラーのロールズ批判

テイラーのロールズ批判

「重要なことがらを背景にして、その背景と照らし合わせることでしか、わたしは自分のアイデンティティを定義できないのです。」(『〈ほんもの〉という倫理』)

★読書にコスパ!「知識カード」。上の「一節」に「!」と感じた方、「?」と思われた方。下記URLをクリックして、もう少し読んでみてください。関連書籍や関連URLの情報もありますよ。http://society-zero.com/icard/7479

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人とAI(人工知能)が相互依存、相互進化する時代へ

今回はAI(人工知能)に関する、巷にあふれる脅威論や過度な期待論を避け、現在進行形の、あるいはありうべき「人とAIの共生の未来」に関するクリップ集です。お楽しみください。

人とAI(人工知能)の相互依存、相互進化の時代へ | ちえのたね|詩想舎 http://society-zero.com/chienotane/archives/5242

(※URLをクリックすると画像が見れて楽しいですよ)

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C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年9月から10月刊行分より(6)】

※電子書籍『情報note知のパラダイムシフト』 [Kindle版] の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●最先端の技術力を活用したデジタル事業の開発・提案を行う「株式会社電通ブルー」を設立 http://www.dentsu.co.jp/news/release/2014/1016-003849.html
http://www.sbbit.j

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C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年9月から10月刊行分より(5)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版] の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●パラダイム転換の現実―何が変わり、何が変わらないのか―② http://www.yhmf.jp/pdf/activity/adstudies/vol_49_01_01.pdf
http://d2z7kfmnfdyg5a.cloudfro

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C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年9月から10月刊行分より(4)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版] の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●『ニューロマンサー』からの30年。サイバーパンクは現実を先取りした http://wired.jp/2014/09/20/post-neuromancer/
http://wired.jp/wp-content/uploads/2014

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C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年9月から10月刊行分より(3)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版] の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●登場して7年:iPhoneの歴史――12の転機(前編) http://eetimes.jp/ee/articles/1409/12/news063.html
http://image.itmedia.co.jp/ee/articles/

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C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年9月から10月刊行分より(2)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版] の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●Google、Apple、Facebook、Amazonの買収戦略から見える現在と未来 http://blogos.com/article/94166/
http://gaiax-socialmedialab.jp/wp-content

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C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年9月から10月刊行分より(1)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版] の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

●極端に短いインターネットの歴史
http://r.binb.jp/epm/e1_2133_18082014084627/ 原爆開発を契機に、緊急時のための分散ネットワ

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C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)【2014年7月から8月刊行分より(6)】

※電子書籍『情報note|知のパラダイムシフト』 [Kindle版] の内容をカテゴリー単位に編成しなおし、日次で配信・公開していきます。お楽しみください。

●「Accenture Technology Vision 2014:すべてのビジネスがデジタルにデジタル化時代の創造的破壊者へ」 http://www.accenture.com/microsites/it-technology-tre

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