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動物が拒否するなら

動物が終末期になった時に獣医療として


動物に正しいことをやってあげたいと思っても


動物がそれを拒否するならぼくはやらない。


獣医療的にはそれがいいことであって


動物がイヤがってもやった方がいいことでもぼくはやらない。


イヤがってもムリにでもやったら治るならやるけど


ムリにしても終末期は延命にしかならないし


つらい思いを長引かせるだけだし


死なないようにするだけならやらない。


終末期は動物が楽にムリなく、穏やかに過ごしてほしいので


動物がイヤがる治療やムリな治療はやらない。


それが獣医療的には正しいことでも。


これやるといいのになー

こっちするといいのになー

と思うことはあるけど


それはぼくの思うことであって、動物の想いではないし


動物がやってほしいことでもない。


ぼくを認めてほしいだけのぼくの思う正しさなんて


動物からしたらクソの足しにもならないから(笑)


そんなクソのような正しさを動物に押し付けるなんてぼくはしない。


動物がイヤがらずに受け入れてくれることしかしない。


飲み薬を飲ませた方が楽になるし、よくなるとしても


飲み薬をイヤがって飲まなくて


注射を受け入れてくれるならホモトキシコロジーの注射で対応する。


注射がなくて飲み薬しかないものは、諦めて別の対応を考える。


動物の終末期に獣医療の正しさなんて、獣医の欲を満たすためだけだからね。

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