年初に読んだ「続ける思考」で得た習慣化させる方法が、とてもうまく回っています。

「集中する」って特技的に持っていない限り、集中し続けるのは難しいです。私も若い頃は 8時間ぶっ続けで設計書を書いたりした事もありましたが、あれは20代だからこそできた芸当です。ゲーム大好き!!1 みたいなころだと 24時間やってた事もあるかもしれません。

しかしながら。本年五十路を迎える初老にとって集中する時間というものはあってないものになりました。資料を作り始めれば30分と作っていられません。面倒な試験勉強や、イヤなタスクや面倒な作業は15分で投げ出します。

そうやって途中で投げ出してしまうと「あー終わってないのにやめちゃった」みたいな後悔を伴い、ストレスもたまります。

でもいいんです。長時間集中できるような体力はもうないんです。諦めよう。そう、1分でも良い。5分続けば御の字です(仕事はちゃんとやれよ)。

そんな気持ちで毎日5分だけのタスクをたくさんやり始めました。もう1ヶ月くらい経つんですね。そうしたら、全部続いてるんです。小説読んでみたり、プログラム書いてみたり、4月に受けようと考えているシステムアーキテクトの試験勉強だったり、だるすぎる英語の学習も全部続いています。
全ては「5分でいいや」「参考書を開いたら勝利」という心構えです。調子が良ければ10分や30分、2時間とやり続けたって時間があるなら良いのです。続けたい時は続ける。でも基本は5分くらいでやめちゃう。

とても気が楽になりましたし、毎日、継続できるようになりました。自分でもびっくりです。毎日ちょっとしか進まない事にやきもきするんではなかろうかと思いましたが、そもそも続けたい事なんて締め切りのない活動がほとんどです。記憶が断絶せずに繋がっていれば良い程度のものです。

初老の脳が堪えられるだろう短い集中力にきちんと対応できます。飽きやすい君でも安心。毎日、最悪 1分でも60日続ければ1時間です。

「本を読む本」によれば、小説や戯曲などはすみやかに一気に読んでしまったほうがいいとあります。

でも大丈夫。1日5分程度であっても、毎日読んでいれば忘れません。あらすじも気持ちもちゃんとついてこれました。最近読み終えた、持っているだけで筋トレになってしまうハードカバー本の「invert」も、1ヶ月近くかけて読み終えましたが、今までの読書体験と大きな違いを感じていません。

むしろ、途中まで大量に読んだ後に長らく読まない期間があった場合の方が復帰に時間がかかります。忘却曲線さすがだぜといわんばかりです。毎日の細切れ読書の方が、読まない期間の長い一気読みよりも、読書体験は良かったです。

ですから、いいんです。毎日ちょっとでも。細切れで。

モンスターハンターアイスボーンも、数年間やっていなくて、サンブレイクの感覚だけでしかゲームができず、なかなかモンスターが倒せませんでした。ここ最近は毎日一狩りしていて感覚も戻ってきて、サンブレイクで鍛えた能力によってか、昔よりも早い時間で攻略できるようにもなりました。偉い。

そう、毎日少しだけでも効果は高いんです。素晴らしい。齢を重ねて集中力が切れやすくなってしまって、いろいろと考え込んでいました。しかし集中力を増す事を考えず、今できる事に合わせればいいんだと気がつきました。

騙されたと思って、毎日5分だけでもやってみてください。効果を実感できるでしょう。