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シン・職人育成論 〜タレンティズムとイントラプレナーシップ①〜
職人育成に興味がある、若手の現場人材を採用したい。との問い合わせがこのところ毎日のように届いています。
事業所が教育機関となり、職人育成を行える高校、マイスター高等学校の事業スキームのオンライン説明会を毎週行っておりますが、GW中の枠も既に満席になる勢いです。
多くの方が、若手不足、職人不足に頭を悩ましているのを最近肌で感じます。
誰も解決出来なかった課題私が代表理事を務めている一般社団法人マイ
建設業ってやっぱり離職率高いんですよね?にお答えします。
1月も下旬、まだ進路を決めきれていない学生さんや先生達はそろそろスパートをかける時期だと思います。教育事業に関わり初めて意外に年明けから本格的に進路を考える生徒が多いことを知りました。
もともと大工上がりの工務店経営者だった私ですが、事業の本質の深掘りを繰り返した
結果、行うべきはものづくりではなく、暮らし作りである。とのマーケティングの基礎理論から派生して、地域の課題解決に向き合うように事業内容
せっかく職人を育成しても大手企業に横取りされるし意味ないよね。にお答えします。
私達が代表理事を務める一般社団法人マイスター育成協会では、職人育成の高等学校、マイスター高等学院神戸校を2023年4月に開校し、来春には関西一円で10校以上、再来年には全国で50校の開校を目指して北は北海道から南は沖縄まで、全国を股にかけて幅広い活動を行っています。
現在、既に建設業界は圧倒的な職人不足に陥っており、人手不足で事業が成り立たずに破綻する企業も散見する様になりました。職人の平均年齢も
建設業界にトドメを刺す2つの制度改悪
私の創業時のミッションは職人の地位向上です。学校での生活に合わなかった自分を含め、学歴社会から溢れた若者の受け皿として機能してきた建設・建築業界の職人の地位があまりにも低い、なんの社会的補償も無く、未来が見えず、道具のように扱われるのを経験し、強い憤りを感じたのと同時に、このままでは日本に職人がいなくなる、ライフラインの維持も、産業の発展も出来なくなると危機感を覚えました。
人づくりは志と在り方
職人の意味のイノベーション
昨日、大阪にて第21期目となる建設業の実務者向けの実践研修「職人起業塾」を開講しました。今回も大工家と倉庫店、現場、施工管理、設計等、建築現場に携わる若手の実務者が集まり、新たな価値を創出する業務改善に向けての取り組みがスタートします。
職人の未来創造と自助論業務改革コースと銘打たれたこの研修は、文字通りそれぞれの塾生が自らの役割を認識し責任を全うしつつ新たな価値を創出、未来を切り開く人材に成長
建築業界の構造改革はタレンティズムから①
令和3年5月1日
2年前の今日は平成から令和に改元された日。あの時、VUCA(ブーカ:不安定、不透明、複雑、曖昧)な激動の時代の幕開けだと巷では言われており、身を引き締める想いで御朔日参りで総社に足を運んだのがつい昨日のように思い出されるような、当時の有識者の方々のあらかたの予想通り、想像を超える大きな変化に晒され、あれから随分と年月が過ぎたような複雑な気持ちで皐月の御朔日を迎えました。
この
建築業界の構造改革はタレンティズムから② 〜職人をJO1にする仕組み〜
コロナによるパンデミックの影響で世界的に経済が停滞、後退していると言われる中、アメリカのグローバル大手、アマゾンとアップルの決算報告が公開され、その莫大な営業利益の拡大に愕然とさせられました。現在のグローバル資本主義はゼロサムゲームの圧倒的な弱肉強食の競争世界が広がり、1%の富裕層に圧倒的な富が集まる格差社会が極まっていくと言われていますが、昨年から延々と続き、まるで出口が見えないコロナ禍でさえも
もっとみる建築業界の構造改革はタレンティズムから④ 〜タレント養成への構造改革〜
非常事態宣言下のゴールデンウィークも終わり、メディアによるとにかく今は家にいるべきとの感染拡大防止の大合唱は引き続きですが、世の中は少し動き出したような印象です。ま、私は例年通りゴールデンウィークもいつもと同じ暮らしなので粛々と仕事を進めておりましたが。毎日ログを書き残しているこのnoteは祝祭日は基本お休みにしておりますが、平日感がありすぎてゴールデンウィーク中も更新してしまいました。(笑)
今
キュレーションとタレンティズムの親和性と効果性
私が代表を務める研修事業を中心に全国で講座を開催している一般社団法人職人起業塾では建築実務者向けの研修やセミナーだけではなく、塾生を派遣されている参画企業に対して、研修を受けて意識を変えてモチベーションを高めた従業員がさらに活躍できる場を持てるように、人事制度改革のワークショップや事業承継まで視野に入れたリーダー向けの研修なども開催しています。私は経営コンサルタントではありませんが、従業員に活躍し
もっとみる蓋を破った若者たちが持つ圧倒的な可能性 #タレンティズムとセルフイメージの深い関係
平成の終わりから、様々な書籍を読んだり、セミナーに参加する度に令和になると世の中はガラッと変わり、これからはこれまでの延長線上にない。と繰り返し耳にしました。実際、圧倒的なテクノロジーの進化や、スマホの普及によるインターネット環境の大きな変化を感じていたこともあり、リアルに危機感を感じ、令和に改元された一昨年に22年間慣れ親しんだ社名を捨てて、事業ドメインを転換する勢いでリブランディングを行いまし
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