弁護士 Shoot Law

法律書よりビジネス書が好きな弁護士です。弁護士になってから、あるいは、弁護士になるまでに身に着けた考え方などについて、言語化してnoteに落としていきます。

未来を見通すための言語化トレーニング

弁護士に必要な能力のうち、案件のスジを読むというものがあります。案件がこの後どう進んでいき、どのように決着するか。これを合理的に予測するというものです。

このスジを読む力は、「センス」という言葉で語られがちで、弁護士なりたての頃はそんなものかと思っていました。確かにスジを読む力というのは、案件ごとに働かせ方が異なるため、一言で表すことが出来ず、まるっと「センス」というものになってしまうのは致し方

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感情論を回避する

弁護士をしていると、ときたま依頼者から、こっちはこれだけ迷惑を被っているのだからもっと相手を懲らしめてほしい、痛めつけてほしいといったリクエストを受けることがあります。気持ちはとても良くわかるのですが、残念ながら、こうした議論はほとんど意味をなさず、むしろ不利益となることが多いです。

感情論は、(特に法的な戦いにおいては)説得力を欠くのです。

これは、感情論が主観的な議論であることに起因します

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謝罪のキホン

弁護士業務の中には危機管理という分野があり、企業等が不祥事を起こした際の対応のアドバイスをすることがあります。謝罪はその中でもキホンのキで、これを適切に行わないと炎上して事態を悪化させてしまいます。謝罪は決しておろそかにしてはいけないのです。

最近報道などでいろんなタイプの謝罪を見ますが、謝罪会見をした結果、かえって炎上して事態を悪化させてしまう例が多いような気がしています。そういう謝罪は、謝罪

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良いプロジェクトとは

弁護士をしていると、いろんなプロジェクトに出合います。弁護士としてお手伝いをしていく中で、これは上手くいきそうだなと感じるプロジェクトと、なんだか危なっかしいなと感じるプロジェクトがあり、おおよそ、その勘は当たっているような気がします。

今回は、弁護士という当事者と第三者の中間的な立場から見た良いプロジェクトの特徴についてまとめてみたいと思います。

<目次>
・手を動かす人に少なくとも1人熱狂

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フリマで惨敗した話

週末妻と一緒にフリマに出店して惨敗した話です。

妻はアクセサリーを作るのが趣味で、妻のお父さんは陶器を作るのが趣味(趣味が高じて陶芸用に小屋まで建てています!)なので、フリマに出店して手作りアクセサリーと手作り陶器を販売することになりました。

準備は入念にしようと、初期投資もしっかりして、前日には部屋で実際にレイアウトまでして臨みました。

<目次>
・結果発表!
・得た気づき
・よく売れるの

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想像力の働かせ方

弁護士に必要な資質として、想像力というものが良く挙げられます。想像力、重要です。

でも、こういう抽象的な言葉ってわかったような気になるので注意が必要です。想像力は具体的にどのように働かせるべきでしょうか。

<目次>
・ステップ1:目の前の相手の行動・気持ちを想像しきる
・ステップ2:相手の先にいる人にも想像力を働かせる
・結語

ステップ1:目の前の相手の行動・気持ちを想像しきる

まず、

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