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インドより酷い今日の日本の教育政策?
今学期は必修の教育政策特論を取ることになりました。毎年トピックが変わるこの授業、最悪なことに今年はミシガン州の副教育長によるミシガン州の教育政策という全く興味の無いトピックになりました。
授業の内容は全く興味が湧かないのですが、実務家がどういう授業をするのかは、私も10年間国際機関で働いてきた実務家なので、とても興味が湧きました。
初回の内容は、過去20年間の大きな教育政策の流れと、それのエビ
PhD留学一年目の夏の過ごし方
留学一年目のコースワークが終了しました。ミシガン州立大学の教育大学院の博士課程に留学すると、1年目の夏の間にやることは主に三つあります。
①どこかのサマーコースへ勉強しに行く
春頃に、夏休みにどういった勉強をするのか、そしてそれがどのように博士論文の執筆に貢献するのかのプロポーザルを書かされます。このプロポーザルの出来がよほど悪くなければ、大学院から5000ドル貰えるので、これでどこかに勉強し
国際機関でのキャリアと博士課程での研究と
明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。World Visionの2017年の5大災害の記事を見ましたが、人口の半分が飢餓の危機にあり、コレラの発生件数も100万件を超えたイエメンが選外になっていて、いかに2017年がヤバい年だったか分かりますが、2018年は少しでも良い年になると良いですね。
私事としては2017年は、結婚もしましたし、ユニセフを退職して博士課程に進学したり
先週の日記(2017年9月2週)
勉強して印象的だったこと
「アメリカ教育史: トマス・ジェファソンの辺り」
アメリカの教育政策は、シチズンシップ教育・政府と雇用者の求める教育・市民の求める教育、の3つの流れがせめぎ合って発展してきたそうな。2番目と3番目は似ている感じもするけど、この違いが顕著に表れるのが職業教育辺りで、政府と雇用者はこれを求める傾向があるんだけど、市民からすると職業教育はセカンドトラックなので、これとは違う
先週の日記(2017年9月1週)
勉強して印象的だったこと
「ジョン・デューイ」
学部時代にもデューイの民主主義と教育をゼミでやったけど、その時にデューイスクール(学派という意味ではなく文字通りの学校)の効果は実際どんなもんだったんですかね?と教授に尋ねたら、「教育の効果は数字で表せるようなものではない!!!」と言われたのが自分が教育史・哲学・思想から教育経済学へと進んだ理由だけど、まさか10年以上経って再びデューイに帰ってく
ユニセフ退職のご挨拶
ユニセフ・マラウイ事務所を退職しました(有給があるので身分上は8月末まで)。世界銀行・ユニセフと、23歳からの約10年間を無事に国際機関で勤め上げることが出来たのも、日本とネパールにいる知人達や、さらにワシントンDC・ジンバブエ・NY・マラウイと行く先々で出会った方々から、多大なるご支援を頂けたお蔭です、どうもありがとうございました。
中学生の時に同級生に、「真の強さとは、その力をもって人を従え
ジェシー・オーエンスを描いた映画「Race」を見てきた
1936年のベルリン・オリンピックで4つの金メダルを獲得したアフリカ系アメリカ人のジェシー・オーエンスを描いた映画「Race」を見てきました。
比較的ありきたりなアメリカ映画的展開ではあったのですが、黒人差別が根強かった第二次大戦前に黒人が大学に行くこと、黒人がカレッジスポーツに参加すること、そして黒人とユダヤ人を締め出そうとしたベルリンオリンピックをしっかり描いた作品で、ぜひ多くの人に見て欲し
キング牧師を描いた映画「セルマ(Selma)」を見てきた
http://www.imdb.com/title/tt1020072/
アメリカでは1/19がキング牧師の誕生日を祝う祝日だったので、この映画を見てきました(と言っても、国連の祝日スケジュールはアメリカのそれと違うので、私は普通に出勤日でしたが…)。
この映画、公民権運動を学ぶ良い教材になるということで、有志による寄付で中学生は無料で見ることができます。アメリカは好きかと言われるとちょっと微