見出し画像

広島の休日の朝には、古本を抱えて喫茶店で少し遅めの朝食を

地域活性化の仕事をしているので、いろいろな土地へ行く。田舎だと休日には、何もせず自然を楽しむのもいいのだが、ある程度の都会だと休日の朝食は外で食べるようにしている。ホテルの朝食でもいいのだが、時間に制限がある。時として朝の3時、4時までレポートを書いていると早い時間には起きられない。10時過ぎにゆっくりと朝食を楽しむことも多い。

そんなとき、本を持っていくこともある。軽く読めるエッセイが多い。吉田健一や嵐山光三郎、川本三郎、小林信彦などが好み。新刊であることも多いのだが、地域で思いがけない本を見つけて買うことがある。近年、チェーン店以外の古本屋がどんどんと閉店しているが、広島市には中心街も含めていくつかいい店がある。

古本屋では、その地域でしか見かけない本もあって、そのようなときはここへ来てよかったと思う。新刊本屋よりもセレンディピティの機会も多い。新刊書店では絶版になるサイクルが早まり、ロングセラー本以外は古い本は見かけにくい状況になっている。

買った古本をホテルの部屋へ持ち帰って読んでもいいのだが、自分は喫茶店や電車の中などで読むのが好み。ホテルのベッドなどで読んでいると、かなりの確率で眠ってしまう。昼寝をしてしまうと夜に眠れなくなる。ホテルの深夜に眠れないと、酒を飲む以外にやることがなくつらい。

喫茶店で本を読む時間は充実している。グルメ関連のエッセイをよく読むが、地元の店のことが書いてあると気分も乗ってくる。寝台列車では、これから訪れる土地のミステリーを読むのが良いとも言われるが、同様のことか。広島市内で買った古本を読みながらサンドイッチを食べ、コーヒーを飲む。至福の時間なのである。

#広島 #古本 #古本屋 #喫茶店 #コーヒー #サンドイッチ #エッセイ #吉田健一 #嵐山光三郎 #川本三郎 #小林信彦

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?