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「お姫様」というあだ名【毒親】

※虐待について書くので、苦手な方・フラッシュバックの危険がある方等は自衛をお願いします。

私がいつもする失敗がある。それは、「母親を信じてしまう」という失敗。

母からは様々な苦しみを教わった。
真夜中に私の部屋に入って暴言を吐き続けるのは毎日のこと。
布団に叩きつけられた日もある。
大切に書いた手紙を破られた日もある。
詳しくは書かないが、性的な暴力を受けたこともある。

でも、私は母が大好きだった。
だから「ごめんねぇ」と擦り寄って来る母を許し、翌日にはまた暴言を浴びせられるのだ。

私は、今実家を出て生活している。
それでも、月に数回は母と会っているし、電話もよくする。7日前に投稿した2泊3日のホテル暮らしについても、話した。

母は私に言った。
「よく考えたじゃない!えらいね」
そして父にこんなラインを送っていた。
「お姫様はホテル暮らしをしているんだって?しょうもないお姫様ね。」

また、いつもの失敗をしてしまった。

母は私の主治医から注意を受け、私に対しての暴言は辞めたが、父に対して私の悪口をずっと言っているらしい。父が疲れた目をして教えてくれた。そして、「わがままばかり言っている」私を、家では「お姫様」と呼んでいた。母にとっての私のわがままは、「精神科に通っている」ことだそうだ。

母は、変わらない。きっと、ずっと。
私の「母と本心から仲良くしたい」という馬鹿みたいな願いは届くことがない。
だって、絶対本人が嫌がるようなあだ名をつけて、悪口を言いまくるなんて、まるで小学生のいじめじゃないか。

私は今回のことがあって、いい意味で母を少し諦められた気がする。たった今、この文章を書きながら、母のラインをブロックして、電話番号やメールアドレスも削除した。実際、入院中は母との連絡は禁止されてたしな、とふと思う。

大丈夫。
私は、私のことを理解して支えてくれる人たちと生きる。
私にはその価値がある。
こう思えるようになった自分に、拍手だ。


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