しんきろう

作家です。「りきまない」をモットーに創作をしています。(更新頻度やスキ・コメントの反応…

しんきろう

作家です。「りきまない」をモットーに創作をしています。(更新頻度やスキ・コメントの反応ともにゆっくりです)

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やさしい言葉は、思いは、届く。

    • 止まらない涙をそのまんまにしてすべて静かに流れ出すまで

      • 桜散り通る景色が薄化粧 名残惜しみつつ家路を急ぐ

        • あそぼうよ【短編小説・1万文字程度】#創作大賞2024

           わたしには、エミちゃんという友だちがいました。その子を含めて、わたしたちは五、六人で、中学二年の夏休みにわたしの家に集まって、順番にこわい話をすることになりました。  言い出したのはサキちゃんで、わたしはほかの子といっしょに、いいねいいねと言ってた気がします。けれどいざ話してみると、ぜんぜんみんな怖く話せなくて、とちゅうで変な顔してふざけ始めたり、突然大きな声で、ばあ! ……なんて言って笑ったりしていました。  けれどエミちゃんは違いました。みんなと話しているときも、笑

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        やさしい言葉は、思いは、届く。

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        記事

          葉桜清く【短歌5首】

          鳥の鳴く声を聞きつつ目を覚ましまた一日のはじまりを思う 丁寧にひとつひとつをやっていく葉桜清く陽にきらめいて 課の中で仕事できないという彼のすごく綺麗なラジオ体操 嘘でいい 楽しかったと言うことでその一瞬がふわ、とはなやぐ ふたりきり花散る中を歩みゆくこの曇天につつまれながら

          葉桜清く【短歌5首】

          ふたりきり花散る中を歩みゆくこの曇天につつまれながら

          ふたりきり花散る中を歩みゆくこの曇天につつまれながら

          嘘でいい 楽しかったと言うことでその一瞬がふわ、とはなやぐ

          嘘でいい 楽しかったと言うことでその一瞬がふわ、とはなやぐ

          課の中で仕事できないという彼のすごく綺麗なラジオ体操

          課の中で仕事できないという彼のすごく綺麗なラジオ体操

          鳥の鳴く声を聞きつつ目を覚ましまた一日のはじまりを思う

          鳥の鳴く声を聞きつつ目を覚ましまた一日のはじまりを思う

          家事をやるのに音楽は欠かせない。流してもいいし、もちろん口ずさんでもいい。大好きなアーティストのアルバムや作ったプレイリストは、仕事を円滑にする力をくれる。だからもし職場でも音楽が聴けたなら、どんなに良いだろうなあと思う。

          家事をやるのに音楽は欠かせない。流してもいいし、もちろん口ずさんでもいい。大好きなアーティストのアルバムや作ったプレイリストは、仕事を円滑にする力をくれる。だからもし職場でも音楽が聴けたなら、どんなに良いだろうなあと思う。

          丁寧にひとつひとつをやっていく葉桜清く陽にきらめいて

          丁寧にひとつひとつをやっていく葉桜清く陽にきらめいて

          モーニング・ルーティーン【小説・750文字程度】

             0  ひかる気持ちとともに。    1  朝。目覚ましよりも先に目が覚めて、アラームが鳴らないようにリセットする。  隣で寝ている息子がふとんを蹴っ飛ばしているので肌がけをかけてやり、そのまましばらく天井を見つめる。見慣れた木目に、人の顔のように見える場所を探しながら、頭が冴えてくるのを待つ。    2  むっくりと起き上がり、先に起きている妻にあいさつをする。おはよう。おはよう。それから、うがいをしに洗面所へ行く。 (それにしても鏡に映った寝起きの顔のぼ

          モーニング・ルーティーン【小説・750文字程度】

          真夜中。 雨垂れの音がぴちゃぴちゃ聞こえてくる。 未だ眠れそうにもない。 焦るな、焦るな。 今日駄目だったからって。 明日できるだけのことするだけだ。 焦るな、落ち着け。 まともな一日は一日で出来上がらない。 落ち着け、落ち着け。 そう思ってからだの力を、抜いていく。

          真夜中。 雨垂れの音がぴちゃぴちゃ聞こえてくる。 未だ眠れそうにもない。 焦るな、焦るな。 今日駄目だったからって。 明日できるだけのことするだけだ。 焦るな、落ち着け。 まともな一日は一日で出来上がらない。 落ち着け、落ち着け。 そう思ってからだの力を、抜いていく。

          ちいさな塔【短歌5首】

          一部から嫌われ者のわたしたち それが正しいそれで正しい たくさんの言葉があってたくさんの言葉にならない言葉があって 訳もなく吐き気がしてる真夜中に月にさやかに照らされている 体調が悪いときこそ愉しめるお守りみたいにそばに置きたい 慌てずにひとつひとつを積み上げてちいさな塔を築いていこう

          ちいさな塔【短歌5首】

          訳もなく吐き気がしてる真夜中に月にさやかに照らされている

          訳もなく吐き気がしてる真夜中に月にさやかに照らされている

          たくさんの言葉があってたくさんの言葉にならない言葉があって

          たくさんの言葉があってたくさんの言葉にならない言葉があって