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SivanSのメンバーを紹介するインタビューシリーズVol.4

SivanSのメンバーを紹介するインタビューシリーズ第4回目はSivanSクリエイティブディレクターの髙橋さんを紹介します!
クリエイティブディレクターとしてご自身が大事にしていること、そして広告制作のこだわりについて伺いました。

話を聴いたメンバー
髙橋 勝也 クリエイティブディレクター
これまで名だたる広告代理店などで広告制作に携わり、数々のクリエイティブを生み出してきたこの道のベテラン選手の髙橋さん。過去の携わった作品がきっかけでSivanSへジョイン。現在SivanSのクリエイティブチームのコピーライティングのクリエイティブディレクターとしてチームを牽引中。

-なぜクリエイティブの世界に足を踏み入れたのでしょうか?これまでのバックグランドを教えてください

「音」「言葉」「制作」ということに興味があった

-大学では電子工学部に所属し、音波の研究なども行っていました。大学卒業後は、某メディカル会社に就職をし、システムエンジニアとして超音波の研究に従事。それと併行し、学生時代から電子音楽や音作りに興味があったことと、裏方で作品を創るのが好きだったこともあり、当時人気のシンセサイザーを購入し、シンセサイザーを駆使して音源のサンプリングをしたりしていました。また、オリジナルで楽曲を制作したり、歌詞を書いたりしたり。ライブハウスで、定期的にライブをしていました。

現在の趣味は写真撮影だそう。

-なるほど。音波に興味があったとは興味深いです。歌詞を書いたりされていたのも現在のコピーライティングの業務にも繋がっていますね。

-そうですね。昔から音や言葉、何かを制作するということに興味がありましたし、多少の言葉の嗅覚はあるかなという思いはありましたね。当時広告代理店の方と知り合いになったこともあり、将来のキャリアとして、影響力のある広告やプランニング等にも携わりたいと思い、40社以上の履歴書を送付し、広告制作会社に転職しました。そのころは1990年代半ばで、まだ現在のようにWebやSNSなどがない過渡期で、Macのモニターはモノクロ、広告もまだまだ紙が主流の時代でした。転職した制作会社には「写植」という文字を切り貼りしたりする専門部署もあったんですよ。

-その会社で、コピーライターとしてのキャリアをスタートしたのですね。そこではどのようなことをされたのでしょうか?

大切なことは実際に購入してもらう為のアプローチ

-日本を代表する某有名飲料メーカーの商品のクリエイティブを担当していました。その老舗メーカーは幅広い商品を取り扱われていたのですが、当時500ml入りのコーヒー牛乳飲料の売上が伸び悩んでいたんです。そのため、売り上げを伸ばすためのミッションが、僕たちに与えられました。チーム内のデザイナーともディスカッションして、そもそも500ml入りのコーヒー牛乳を飲む人って誰?というところから始まり、男子高校生、女子高校生にターゲットを絞り、学校や部活動の後などにも気軽に手にとってもらえるようなかわいいキャラクターのイラスト入りのパッケージを提案しました。その結果、売上が7倍に伸びたんです。この結果に、かなり驚いて実際に商品が販売されている店舗にも何度も足を運びましたね。その頃は、まだまだ駆け出しの頃でしたが店舗販売商品は、実際に購入してもらう為のアプローチが大事だと感じていましたね。実際に現場を見て、どうやったら商品を手にとってもらえるかなどを日々研究し、実際のお客様の声を聞くことが大切だと感じました。それは、いまも変わっていません。

-クリエイティブといえば、デザインやコピーなど制作が中心だと思っていたのですが、お話を聴いているとなんだかマーケティングの要素も含まれている気がします。

クライアントの希望に沿う広告を制作する商業広告

-そうですね。クリエイティブは、マーケティングやブランディングの要素がとても重要だと思っています。なぜなら、僕たちが制作しているクリエイティブは、あくまでも商業広告だからです。アーティストや芸術家といわれている人たちは、自分の発想の赴くままに作品を制作して、自分自身の世界観を表現すればいいと思うのですが、僕が携わっているのはコピーやデザインなどのクリエイティブを通して、クライアントの希望に沿う、そしてターゲットに対して効果的な広告を制作する商業広告だと思っています。そのため、携わっているクライアントの商材は常日頃からかなり研究しています。例えば、某外資系の嗜好品を担当していた頃は、ターゲットの人たちが集まる場所に1年のうち150日は行って、その消費者たちの会話を聞いたり、どういったことに興味を持っているのか、どういった言葉を好んで使っているのかなどをリサーチして、商品のブランディングや、どういった言い方が良いのかなど、トーン&マナーに適した言葉遣いや表現などを研究していました。いまでも気になった言葉などは、すかさず携帯にメモをしたり、話題になった人、物は目を通すようにしていますね。単純に興味があるからなのですが、みんなが興味を持っているものには何か理由があるはず。それぞれの感性もあると思いますが、なぜ興味を持たれるのか、なぜ注目を集めるのかなど、そのテクニックを研究していますね。

-髙橋さんは本当に研究熱心なのですね。SivanSへジョインしたきっかけは何だったのでしょうか?

-複数の広告代理店などでも、様々なクライアンや業種の仕事の経験を積みました。SivanSにジョインする前に、別の会社でも現在担当している車のクリエイティブを長年手がけていたんです。その作品がきっかけで、弊社の社長とも知り合い、一緒に仕事をしないかと声をかけられたのがきっかけです。最初に携わったのは、会社設立前の社長が個人事業主として働いていた頃です。現在もSivanSで担当しているクライアントの車は、自分自身も所有しているぐらい好きな車だったこともあって、ジョインしました。

-作品を通してというのが素敵ですね。この業界の経験が長い髙橋さんですが、どういった時にやりがいを感じますか?

ひと言で人の心を動かすことができる面白さ

-一撃的なところでしょうか。数文字程度の本当に短い言葉で、商品やキャンペーンの魅力を伝えるということでしょうか。そして、その広告によって見た人の心が動いたり、興味をもってもらえたり、実際に手にとって購入してもらえたり。購入した人が喜んでいる姿を見た瞬間は何よりも嬉しいですね。広告って不特定多数の人が見るわけですから、結局は広く浅くの世界。その不確実性の中で、制作した広告が確実に誰かに届いて製品が人気を得た時や、以前携わったコピーを覚えていてくれている人がいた時など、本当に嬉しいですし、やりがいを感じる瞬間ですね。

-言葉そのものは実際に手に取ってみたりすることはできませんが、それを見た人、聞いた人の心に響いたり、時としてその人の心までを動かすことができるというところは素敵ですね。コピーライターとして、クリエイティブディレクターとしてどういったことを大切にされていらっしゃいますか?

言葉のシェフ

-言葉というより、コンセプトやストーリーなどの全体像を大切にしています。この商品は何をするものなのか、何が魅力なのかをしっかりと理解し、嘘はつかず、自分なりに納得し、コピーを制作する。もちろん、そうした考え方を持ちながら、全体のクリエイティブディレクションをしています。そうしないと、クライアントやその先にいる消費者には、届かないと思っています。なので、常に商品のこだわり、開発者の思い、その商品が魅力的に見えるように引き立てることを心がけて制作やディレクションをしています。例えば、お寿司は冷たいより常温で食べた方が美味しい。それは、ネタの油が少し溶けてまろやかな味になる。そうしたことは、広告においてもあると思っているんです。コピーライティングもデザインも、そしてアプローチも、すべてのバランスが必要だと思っています。誰に届けるのか、誰に買って欲しいのか、どんな印象を持って欲しいのかなど、トータルのイメージを考えながらディレクションやコピーライティングをしています。

-なんだか言葉のシェフのようです。数々の会社を経験してきた髙橋さんですが、髙橋さんからみてSivanSはどんな会社ですか?どんな人が向いていると思いますか?一言メッセージをお願いします。

キーワードは「チャレンジ精神」「協調性」「バランス感覚」「キャッチアップ力」

-自分の中で必要と思っていること、不要と思っていること、すべて含め様々な経験が積める環境だと思います。要するに、不要だと思っていることさえ、本人の意識次第で経験値をアップできる環境だと思っています。年齢、性別、国籍はまったく関係ないですね。口を開けてポカーンとしている待ちの姿勢でいるのではなく、自分からこういったものはどうか、こういうことがしたい、この方法のほうが効果的なのではないかなど、提案できるチャレンジ精神を持った人にとっては、とても向いているのではないかと感じます。また、そうした感覚を持ちながら、協調性やバランス感覚のある人は、より活躍できると思います。広告制作は、チームプレイ。広告制作は、個性みなぎる仲間がみんなで力を合わせて突き進んでいくので、チームでもっと面白くしたいという気持ちがある方も楽しめると思います。それから、時代がこれまでにないスピードで進んでいるので、新しい技術や視点を取り入れることができる柔軟なマインドを持った人も、SivanSには向いていると思います。みなさんと一緒に働けることを楽しみにしています。

-色々と勉強になるお話をありがとうございました!
SivanSでは、一緒に成長し働くメンバーを募集しています。
少しでも弊社に興味を持ってくださった方、お気軽にご連絡をお待ちしています。

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