しっきー

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なぜ女性VTuberが人気なのか?ガチ恋弱者男性ウケを狙うインターネットおもしろ女の仕組みを解説【後編】(文字起こし)

この記事は、「なぜ女性VTuberが人気なのか?ガチ恋弱者男性ウケを狙うインターネットおもしろ女の仕組みを解説【後編】」というYouTube動画の文字起こしになります。 「前編」である「なぜVTuberが流行るのか?日本のコンテンツビジネスの特徴と現状を解説【前編】」へのリンクは以下になります。 導入・注意点今回は、「なぜ女性VTuberが人気なのか?」を解説します。 当然ですが、VTuberという現象のすべてを「ガチ恋」で説明できるわけではなく、コンテンツ産業としての

    • なぜVTuberが流行るのか?日本のコンテンツビジネスの特徴と現状を解説【前編】(文字起こし)

      この記事は、「なぜVTuberが流行るのか?日本のコンテンツビジネスの特徴と現状を解説【前編】」というYouTube動画の文字起こしになります。 ◆──(※先に、本文とは関係のないお知らせになります。)──◆ このnoteでは、基本的にYouTube(べーシックインカムちゃんねる)で投稿してきた内容と同様のものをテキスト版に手直しして投稿してきました。 ただ、最初に当noteとYouTubeを始めたとき、noteでは常体(である調)、YouTubeでは敬体(ですます調)

      • なぜ自由恋愛は地獄になるのか?男女の信頼関係を再構築する方法を語る

        今回のテーマは、「自由恋愛がいかにヤバいのか?」だ。 前半では、「恋愛と結婚の違い」や「男女の非対称性(男女にとって恋愛は同じものではないこと)」を説明し、後半では、「自由化が進むことで恋愛や結婚が難しくなっていくという問題に対して、いかにして男女の信頼関係を再構築していくことができるか」について述べている。 なぜこれまでの社会で「結婚」が重視されてきたか?子供を産み育てること(人口の再生産)は、社会の根幹であり、その前段階である恋愛や結婚も、当然ながら非常に重要なトピッ

        • なぜ転職の広告ばかりなのか?転職エージェントが流行る社会の闇

          「転職を勧める」広告を、誰もが目にしたことがあるだろう。 転職エージェントや転職サイトの広告を、電車広告、ウェブ広告、youtube広告、テレビなど、色んなところで見る。 CMをいたるところで見るということは、儲かっているということで、実際に、人材紹介業・職業紹介事業の数はすごい勢いで増え続けている。 また、youtube上やSNS上などで、転職を勧めたり煽ろうとする人も非常に多く見られる。その理由のひとつは、転職サービスを紹介するのは割が良いからだろう。 例えば、ア

        なぜ女性VTuberが人気なのか?ガチ恋弱者男性ウケを狙うインターネットおもしろ女の仕組みを解説【後編】(文字起こし)

        • なぜVTuberが流行るのか?日本のコンテンツビジネスの特徴と現状を解説【前編】(文字起こし)

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        • なぜ転職の広告ばかりなのか?転職エージェントが流行る社会の闇

          メリトクラシーの問題点とは何か?能力主義を批判する

          今回は、メリトクラシーを批判したい。 「何らかの競争において優秀と認められた者がより多くの報酬を得ること」を「能力主義・業績主義(メリトクラシー)」であるとして、その問題について論じる。 メリトクラシーの何が問題なのか?メリトクラシーに対する批判はすでによく行われていて、例えば、「エリートは自分の運の良さや恵まれた立場を自覚しろ」とか「もっと謙虚になって困っている人たちのことを考えるべき」といったものが多いが、ただ、そういう公平性や道徳といった観点の他にも、もっと現実的な

          メリトクラシーの問題点とは何か?能力主義を批判する

          日本円を使うメリットとデメリット(円を否定すると起こるインフレのリスクについて)

          今回は、「日本円を使うメリットとデメリット」と「円を否定すると起こるインフレのリスク」について説明する。 「グローバルな信用」と「ローカルな信用」まず、「日本円のメリットとデメリット」という話をしたいのだが、そもそも日本円についてメリット・デメリットという視点を持ったことのある人は少ないだろう。 日本円は、基本的にはあればあるだけ欲しいものだが、現役の労働者にとっては、日本円は稼がないと手に入らないものだ。 そして、その日本円の入手難易度に対する日本円のパフォーマンスが

          日本円を使うメリットとデメリット(円を否定すると起こるインフレのリスクについて)

          「働くのがつらい理由」とそれを解決する方法(ルールのコストを踏み倒すビジネス)

          今回の目的は、まず、現代における「なぜ働くのがつらいのか?」の理由を言語化することだ。 よくある「ブラック企業が問題」とか「政治家や経営者が悪いから」というのではなく、構造的な要因を指摘したいと思っていまる。 そして、「なぜ働くのがつらいのか?」の理由を説明した上で、「ではどうすればその問題が解決するのか?」についても論じる。 「集団のため」と「自分のため」は相反する今の社会の前提になっている考え方として、「市場競争において、社会に必要な仕事をした人ほどそれに見合うだけ

          「働くのがつらい理由」とそれを解決する方法(ルールのコストを踏み倒すビジネス)

          ルールを改善していけば社会が良くなるわけではない理由

          今回は、「ルールを良くしていけば社会が良くなる」という社会通念を疑う内容の話をしたいと思う。 今の社会では、何らかの問題が起こったとき、基本的には「法律」のようなルールに準拠して問題への対処がされる。 もちろんルール(法律)は完璧ではないので、それが社会のより多くの人にとって納得できる公平なものであることを目指して、日夜議論が重ねられている。 「そうやってルールを改善していくことで、社会がだんだん良くなっていく」という考えを何となく持っている人が多いと思うが、実はそのよ

          ルールを改善していけば社会が良くなるわけではない理由

          なぜ若者や氷河期世代は革命や労働運動を起こさないのか?

          今回は、「なぜ革命が起きないのか?」について論じたい。 革命というような過激なものとは言わずとも、せめてデモやストライキや、労働運動や政治運動のようなことがもっと起こってもいいのではないか、と考えている人は多いと思うが、そういう運動がなぜ起こらないのかを説明する。 そして、「なぜ革命が起きないのか?」を説明した上で、「革命を起こすためには何をすればいいか?」についても言及する。 革命や労働運動を起こそうとしない若年層や氷河期世代日本社会は、このままいけば衰退していくのが

          なぜ若者や氷河期世代は革命や労働運動を起こさないのか?

          現代にポリコレが流行る理由と、解決策としてのべーシックインカム

          今回は、「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」が今の社会で流行っている理由を説明し、そして最終的には、話をべーシックインカムに繋げるつもりだ。 今回は ポリコレという「弱さ」が重視される風潮が、現代において強まっている理由は何か? そのようにしてポリコレが重視されることの問題点は何か? ポリコレの行き過ぎに対抗する手段がべーシックインカム? をテーマにして、順番に説明していきたい。 集団の規模を大きくし続けてきたサピエンス現代において、なぜ「弱さ」が重視さ

          現代にポリコレが流行る理由と、解決策としてのべーシックインカム

          べーシックインカムとは何か?メリットとデメリット、減税との違いなどを解説

          今回は、「べーシックインカムとは何か?」を説明する。 べーシックインカムは、様々な立場や派閥から、様々な意見や評価のあるものなので、教科書的な説明というのが難しいが、べーシックインカムの定義と特徴から、「こう考えるのが妥当」という見解を示そうと思う。 結論を先に言うと、べーシックインカムは、「全国民に無条件で同じ額面」という形で「同質性」を機能させるものであることを踏まえるならば、保守主義的なものに近いと考えるべきだ。 べーシックインカムの定義についてまず、べーシックイ

          べーシックインカムとは何か?メリットとデメリット、減税との違いなどを解説

          「弱さを競う競争(社会保障・ポリコレ)」が起こっていることをどう考えるべきか?

          今回は、「社会福祉」、「アファーマティブアクション(ポジティブアクション)」、「政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)」などのような、「弱さを競う競争」をテーマにしたい。 社会福祉のような「弱者性を尊重しようとすること」が重要であることは前提とした上で、そこに、実質的に「弱者としての優先度を競う競争」が起こっていることは否定できず、それが問題だと感じている人は少なくないのではないだろうか。 社会保障制度は、「いざというときのための安心(セーフティネット)」を提供してく

          「弱さを競う競争(社会保障・ポリコレ)」が起こっていることをどう考えるべきか?

          なぜ大多数の国家で「資本主義」が採用されているのか?共産主義が崩壊した理由も解説

          現在、ほとんどの国家が、「資本主義」という制度を採用している。(中国のような国も、実質的に「資本主義」を受け入れていると見なす。) 今回は、「なぜ資本主義が、実質的に唯一成功した社会制度なのか?」をテーマに論じていきたい。 また、それに関連して、「なぜ共産主義国家が崩壊したのか?」と、「なぜ開発独裁と言われる、独裁的な国家権力が経済を主導するやり方が、現在の発展途上国でよく行われているのか?」を説明する。 「競争(個人)」と「協力(集団)」「なぜ資本主義が採用されている

          なぜ大多数の国家で「資本主義」が採用されているのか?共産主義が崩壊した理由も解説

          なぜビジネスは悪質になるのか?市場のルールが社会に与える影響について解説

          「悪質なビジネスが多い」と感じたことのある人は多いと思う。 意図的にわかりにくい仕組みを作り、情報の非対称性を利用して高い料金を支払わせる。不安を煽って無駄なものを買わせる。一度契約したサービスを解約しにくくする。……など、今の社会には、人間の弱い部分を狙うようなビジネスが多くなっていると感じる人が少なくないはずだ。 今回は、「市場のルールが社会に浸透した結果として、ビジネスは悪質なものになる(多くの人にとって悪質と思えるものになる)」という話をしたい。 ただ、「市場そ

          なぜビジネスは悪質になるのか?市場のルールが社会に与える影響について解説

          競争を疑うのが難しい理由(近代的理性が本能を肯定するという話)

          今回は、「競争」を疑うことの難しさをテーマにしたいと思う。 このnoteでは、これまで、「競争」を疑問視する記事を出してきた。 それは例えば、「なぜテクノロジーが進歩したのに生活が楽になっていないのか?(答え:競争のやりすぎ)」や「経済成長すると少子化が進む理由と、べーシックインカムによる出生率の改善について」という記事だ。 この記事では、「なぜ我々は競争を疑うのが難しいのか?」を論じたい。 「競争」を疑えないのは「理性」が問題?ここでの問題意識は、「競争が問題になっ

          競争を疑うのが難しい理由(近代的理性が本能を肯定するという話)

          現代人が結婚できなくなった(しなくなった)理由【未婚と少子化問題】

          日本の生涯未婚率は増え続けている。 かつての日本は、「結婚するのが当たり前」の社会だった。 過去の生涯未婚率(50代の未婚率)を見ると、80年から90年は、未婚率が5%を切っている。 これはつまり、50年代から60年代に20歳だった人たちは、95%以上が結婚できていたということだ。 今の日本は、未婚率が上がり続けていて、2020年には、男性の生涯未婚率がおよそ28%、女性がおよそ18%とされている。これはすでに50代に入った人のデータであり、今の若者の生涯未婚率は、も

          現代人が結婚できなくなった(しなくなった)理由【未婚と少子化問題】