芦沢シン

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芦沢シン

言葉に触れるのが好き、読書が好き 小説とエッセイを中心に読みます 色んな素敵な言葉や作品に出会いたい📖 好きな作家は辻村深月さん、朝井リョウさんなど🐳 日々のよしなしごと、詩や小説などの創作物も発信します

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  • 創作関連(小説、詩、エッセイ、コラムなど)

    僕が創作した小説や詩、エッセイなどです。 稚拙なものではありますが、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

  • 各月で読んだ本まとめ

    各月で僕が読んだ本がまとめてあります。 各作品で印象に残ったフレーズも載っています。

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    読書をしていて感じていることなど本の感想以外についてです。

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    読書以外の僕が普段感じていることなどです。

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    僕が読んだ本の感想や印象的なフレーズが書いてある記事です。

最近の記事

#99 2024年3月に読んだ本【読書日記】

こんにちは🙂 当記事は、僕が2024年の3月に読んだ本の中から10冊をまとめたものです。 それぞれの本で、感想と印象的なフレーズを書きました。 読む本を迷っている方にとって、参考になっていただけたら幸いです。 1.『パンとスープとネコ日和』(著:群ようこ)📖感想 このやり方でいいのだろうか。自分がやりたいことをやるのは傲慢ではないのか。今はいいけどこれからどうなるのか不安だ……。 人生、生きている中では色んな悩みが出てきます。特に今の世の中では何か周囲から急かされているよ

    • 【詩】収穫祭

      種を植え地捧げる春の始まり 雨降らず地干涸ぶ夏を耐え抜き 穏やかに地見守る秋の優しさ 暴風が地揺さぶる冬を乗り越え 実が熟し地潤う春の訪れ 時を経て地変わりゆく新潟駅 人集い地輝く収穫祭の幕開け

      • 映画『52ヘルツのクジラたち』を観た感想とその他諸々

        3月1日に公開された映画『52ヘルツのクジラたち』を観た。 観終わった後に頭の中から出てきた言葉は、すごいの一言だった。 すごいって言葉が適切かどうかはわからないけど、とにかくすごかったとあしか言えなかった。 原作(著:町田そのこ)は、2021年に本屋大賞を受賞。 僕は3年前に原作を読んだが、その時以上の衝撃を受けたような感じがする。 気づいたら書店へ行き、文庫本を購入して原作を再読していた。 その後、改めて映画を観に行った。 なるべく冷静な視点で観ようと思い、ある程

        • 日記を半年書き続けたことでの変化や感じたこと

          一日の終わりが迫っている夜。 お気に入りのRollbahnの手帳にペンを走らせる。 喧騒にあふれる日々の中で、自分自身と向き合う特別な時間……。 僕は一昨年の9月から、日々の生活で起こったことや感じたことを箇条書きの形式で書き留めている。 それが昨年の9月からは、しっかりと文章の形式で書くように変わった。 いわゆる「日記」として書き留めるようになった。 (文字数としては100~200字程度) その日記を書き始めていつの間にか半年が経つ。 いつの間にか、と思うくらい今では

        #99 2024年3月に読んだ本【読書日記】

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          #98 2024年2月に読んだ本【読書日記】

          こんにちは🙂 当記事は、僕が2月に読んだ本の中から9冊をまとめたものです。 それぞれの本で、感想と印象的なフレーズを書きました。 読む本を迷っている方にとって、参考になっていただけたら幸いです。 1.『成瀬は信じた道をいく』(著:宮島未奈)📖感想 早くも2024年のベスト本約10冊の候補になりました。 ツッコミどころ満載な成瀬たちのやり取り、そしてどの話も濃くて物語に厚みが増した感じがあります。前作以上に好きかもしれません。 主人公の成瀬に目がいきがちですが、相方の島崎、

          #98 2024年2月に読んだ本【読書日記】

          今その瞬間までわからないワクワクを楽しむ

          先日、図書館に予約していた本を借りに行った時のこと。 借りた本を手に抱えながら歩いていると、面陳されている本が目に留まった。瞬間的にピンとくるものを感じてその本も追加で借りた。 それは、いまがわゆいさんの『コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない!』という本。 書店員のいまがわゆいさんが、書店員の仕事内容や仕事中のあるある、書店や本に関する知識などの書店員のリアルが四コマ漫画形式で描かれている1冊だ。 かわいくて癒されるイラストに、わかりやすくてためになる

          今その瞬間までわからないワクワクを楽しむ

          《出会いは僕の心を動かすきっかけになる》 古本市に行って芽生えた想い

          2月11日に、新潟市で開催された古本市『アカミチフルホンイチ』に行ってきた。 古本市の良さは、書店では購入できないような本やZINEが手に入れられたり、店主たちと直接お話をしながら色んな想いを伺い知れることにあると思う。個性があふれた色とりどりの本棚は、見ているだけでも興味をそそられる。 会場内は、今年の暖冬の気候のような温かな空気で満ちていた。 今回は会場内で行われた読書会にも参加して、本も予定よりも多く購入。 みんなの「好き」の集合体でもあるこの空間が好きだなと改めて

          《出会いは僕の心を動かすきっかけになる》 古本市に行って芽生えた想い

          「辻村ワールドすごろく」のすすめ あなたにとって大切な1冊が、きっとここから見つかります

          辻村深月さんの作品は、基本的にはそれぞれの作品内で物語が完結する構成になっていますが、作品によっては読む順番が存在するシリーズのようなものがあります。 それは「辻村ワールドすごろく」という名称で、順番通りに読むことで面白さが何十倍にも増す仕掛けになっているんです。 当記事では、「辻村ワールドすごろく」の全作品を読んだ僕が、その全作品についての紹介と感想、そして魅力について書きました。 辻村ワールドすごろくとは?辻村深月さんの作品は、登場人物や世界観がつながっていることが

          「辻村ワールドすごろく」のすすめ あなたにとって大切な1冊が、きっとここから見つかります

          【短歌】甘くて痛くてほろ苦い

          虫歯でも あなたの想い 噛みしめる 甘くて痛い バレンタインデー

          【短歌】甘くて痛くてほろ苦い

          【詩】一番のいいねをあなたに

          あなたが紡いだ 感想文 たとえいいねが もらえなくても その感想の 存在自体が 10,000いいね 心の中で ぼくは贈るよ 一番のいいねをあなたに

          【詩】一番のいいねをあなたに

          【短歌】二刀流の心

          広くあり 深くありたい 内面は 目指す頂 二刀流へと

          【短歌】二刀流の心

          【短歌】ケチつけられないSNS

          ケチつけて ケチをつけられ ケチつける ネコの画像で すべて忘れる

          【短歌】ケチつけられないSNS

          【短歌】東京の雪

          結晶を 見たのはぼくの 気のせいか 感情ゆする 東京の雪

          【短歌】東京の雪

          【詩】まぼろしのレール

          三車線の国道を走る自動車 ただ まっすぐに進む 工場のベルトコンベアを走る菓子パン ただ まっすぐに進む 大通りのマラソンコースを走る僕 ただ まっすぐに進む ぽつん いつの間にか 消えている 三車線の国道 工場のベルトコンベア 大通りのマラソンコース 取り残された 自動車 菓子パン そして僕 ぽつん レールはどこにいったの? レールからはずれてしまったの? そもそも…… レールはまぼろしだったの? ぽつん 右も 左も 上も 下も 何もかも見えない

          【詩】まぼろしのレール

          #97 2024年1月に読んだ本【読書日記】

          こんにちは🙂 当記事は、僕が2024年の1月に読んだ本の中から10冊をまとめたものです。 それぞれの本で、感想と印象的なフレーズを書きました。 読む本を迷っている方にとって、参考になっていただけたら幸いです。 1.『恋できみが死なない理由』(著:最果タヒ)📖感想 詩人・最果タヒさんのエッセイ集。 読み始めの予定を変更するくらい、引き込まれました。 「共感」が求められているように感じる世の中だけど、本来、人と人は分かり合えないもの。その忘れがちな当たり前のことを最果さんは教

          #97 2024年1月に読んだ本【読書日記】

          【詩】新潟冬央

          ねえ どうして冬になると機嫌が悪くなるの ねえ どうして最近は夏も機嫌が悪くなるの ねえ どうしていつも無口なの わたし もうついていけない あら 今日はきれいな夕空が広がってる ただ見つめているだけなのに 心が潤うわ やっぱり穏やかな あなたが好き 冬の日だと 一段と魅力的に見えるわ だから冬央さん もう機嫌悪くならないでね

          【詩】新潟冬央