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今その瞬間までわからないワクワクを楽しむ

先日、図書館に予約していた本を借りに行った時のこと。

借りた本を手に抱えながら歩いていると、面陳されている本が目に留まった。瞬間的にピンとくるものを感じてその本も追加で借りた。

それは、いまがわゆいさんの『コミックエッセイ 本屋図鑑 だから書店員はやめられない!』という本。

書店員のいまがわゆいさんが、書店員の仕事内容や仕事中のあるある、書店や本に関する知識などの書店員のリアルが四コマ漫画形式で描かれている1冊だ。
かわいくて癒されるイラストに、わかりやすくてためになるコラム。そして、書店員さんたちの本に対する愛のすごさが伝わってきて、もともと好きだった書店がさらに好きになった。

自分がピンときた感覚は見事に当たり、改めて購入した。


こんな感じで、今その瞬間まで頭に入ってなかった本が目に留まって手に取る、運命的のような出会いをすることが書店や図書館ではある。

特に最近読む本に関しては、そういった出会い方が多い気がしている。
それゆえか、書店や図書館に行くといつも以上にワクワクする。

そして、本を読み終えて感想を書きながら感じたこと。


もしかしたら、人との出会いもそうなのかもしれない。


人と本を一緒にするなと言われそうだが、でもそう感じずにはいられない。

言語化するのは難しいが、全体的な雰囲気で瞬間的にピンとくるものがあるのは人に関してもあると思うし、その感覚は合っていることのほうが多い気がしている。

こんな感じで人も本も、その瞬間までわからないような運命的な出会いがこれからも待っているのかもしれない。

そう思うだけで明日を迎えるのが楽しくなってくるし、なんというか焦りみたいなものも薄れてくる。

もっと、どっしりと地に足をつけていこうや!と。


この日はこうしよう、これをやろう、ここに行こう……。
予定調和な日常だけでは面白くない。

「今その瞬間までわからないワクワク」を楽しみたい。

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