snufkinsmile

こんにちはsnufkinsmileです。 日々の日記のようなものを書こうと思います。 …

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こんにちはsnufkinsmileです。 日々の日記のようなものを書こうと思います。 日記みたいな、詩みたいな、エッセイみたいな。 よろしくお願いします。

記事一覧

20240509「宙の底」

白と黒の そしてその淡いに立って その中間らしさの混ざりけで 立ち止まり またとぼとぼ歩く 右に行ったら 左に行ったら わたしは転がり 奈落に落ちるのだろう それでいて…

snufkinsmile
5時間前
3

20240508「あなたの本を開く」

本を閉じ 紙箱に入れて そっと置く しばらくすれば もう一段高くなって 積み重なる どれもが途中で それでいて続いている 読んだはずの言葉は まだ預けてあるから もう何度…

snufkinsmile
1日前
6

20240507「蛇と薬莢」

草を払い 一網打尽 根っこは残っている 除草剤は撒かない また生えてくるだろう 5月の暑さで 軒下に座り それらを眺めている 地面が近い 空は遠い 一服して また次の作業 …

snufkinsmile
2日前
5

20240506「小さな音読」

昨日からの風で 今朝もざわつく 何かが転がり 打ち付ける 穏やかではないが まだ静か 耳を澄ませば わたしの中でも 木霊して かき混ぜられた物事をなぞる どれをも拾い し…

snufkinsmile
3日前
4

20240505「今日を充たす」

朝に起きて 今日のことを考える 今日は昨日とは違うし 先週ともまた違う 少しずつ変化している いつものようにやることは そうは変わらないけれど 全く同じではないから ど…

snufkinsmile
4日前
7

20240504「綺麗なカーブ」

その方へその方へ 行きたい所に行けばいい 引っ張られるそれらを置き 離れるけれど そう思ってるのなら 進めばいい 何か不都合でもあるのか 現状でもいいとするのか 知らな…

snufkinsmile
5日前
6

20240503「昨日今日その後」

昨日の匂いと 今日の匂いを合わせ 明日へ連れて行く 佇まいを焼べ そのように そのように 投げる 眼差しの作為をもって 斜視の眼鏡で 表裏 その横には 残骸のちらほら だか…

snufkinsmile
6日前
7

20240502「それぞれの答え」

行き交う人々をすれ違い 何かを交換しながら 流れて行く 集う所へ そして離れた所へと 各々が歩んで 三々五々 またそれぞれの家へと戻る もう戻れないとしても いや戻れる…

snufkinsmile
7日前
8

20240501「野を進む」

野を駆け 四つ足みたいに俊敏に ぶつからないように走る ほぼこちら側に向かって来るが 反対の方へ行くものは 見当たらない ずっと先なのか ずっと後なのか おそらくどこか…

snufkinsmile
8日前
13

20240430「小さな工作」

ないならないで 必要なら工夫して 小さなものを作る 大掛かりだとしても 少しずつ準備をして こつこつやって 少しだけ上手になる 繰り返し繰り返し まあ飽きないのなら そ…

snufkinsmile
9日前
7

20240429「当然に許す」

皮鯨の縁を歩き とぼとぼ右向いて 左をちらり 落っこちそうな所でも 気をつけて進めば ゆっくりでもいい 右回りで右に落ちれば救い 左に落ちれば救いに行く 左回りもまた同…

snufkinsmile
10日前
6

20240428「円周を描く」

輪っかを描いて 繋がらないそれも 繋がるそれらも 同等に何かを目指している 中途半端だとしても 目指す所はそう その先のこと 今始めていつになるかは 誰もわかってはいな…

snufkinsmile
11日前
5

20240427「多重露光」

何度も繰り返し それを見ている 綺麗に汚れたそれらをもって 断片を拾い 組み合わせつつ 輪郭を朧ながらに持つ その裏側は見えていないのに もう凋落しているかもしれない …

snufkinsmile
12日前
3

20240426「今日一日」

今日はまだ空いている 何をしてもいいと 自分を許し 誰かを許し すかすかな1日を過ごそう どれを選んで どれを捨てて といってるうちに秒が過ぎている 大切な何かを選び …

snufkinsmile
13日前
5

20240425「ベージュ」

砂漠の色を移し 干からびたその亀裂で わたしは千切れるくらいに まだ残っている 苆を喰み 海からの塩分と 色味のない風で わたしたちを守る すぐに崩れるわけでもないが …

snufkinsmile
2週間前
5

20240424「同調の呼吸」

雨が降って 雨が止んで また静かになる 側溝の勢いはよく つばめの声が飛んでいる 田植えの準備で 休みもないが それでいい 誰から誰かへ そして誰も知らない わかってはい…

snufkinsmile
2週間前
7
20240509「宙の底」

20240509「宙の底」

白と黒の
そしてその淡いに立って
その中間らしさの混ざりけで
立ち止まり
またとぼとぼ歩く
右に行ったら
左に行ったら
わたしは転がり
奈落に落ちるのだろう
それでいて周りをぐるりと
捜査して
紡がれる証拠をありありと
見つけている
だがそれを収集することはない
それはそれとして
既に在っているのだから

捨て置いてあったから
誰も見向きもしないし
誰も拾おうともしない
わたしには関係ないのだと

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20240508「あなたの本を開く」

20240508「あなたの本を開く」

本を閉じ
紙箱に入れて
そっと置く
しばらくすれば
もう一段高くなって
積み重なる
どれもが途中で
それでいて続いている
読んだはずの言葉は
まだ預けてあるから
もう何度か開かれるだろう
言葉の経由を綴じ込んで
塊として物質化して
わたしに溶けていく
身体の成分に付け加えたら
きっとそれは違うわたし

黒い箱に入れたはずの
どこにも見あたらないのは
透明すぎるから
既にあるが
それを見ることはでき

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20240507「蛇と薬莢」

20240507「蛇と薬莢」

草を払い
一網打尽
根っこは残っている
除草剤は撒かない
また生えてくるだろう
5月の暑さで
軒下に座り
それらを眺めている
地面が近い
空は遠い
一服して
また次の作業
いや次との遭遇
緑の匂いが立ち込めて
端の方に鈍く光る
薬莢はもう空になっていた

それは誰かの仕業
何の為で
何があったのかは
誰にも知らされない
空隙を覗き
落ちてくるのは一体何
降りかかるのは何故
そんなどうでもいいことを

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20240506「小さな音読」

20240506「小さな音読」

昨日からの風で
今朝もざわつく
何かが転がり
打ち付ける
穏やかではないが
まだ静か
耳を澄ませば
わたしの中でも
木霊して
かき混ぜられた物事をなぞる
どれをも拾い
しばらく見つめ
また打ち捨てる
これでもないが
これでいいかもしれない
それでいてまた続けている

手にしたものは
植物の何か
木々の実の
葉っぱの枝の
根っこの草たち
強さを隠し
弱さを見せ
何かしらのそれらを
身体のどこかへ置い

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20240505「今日を充たす」

20240505「今日を充たす」

朝に起きて
今日のことを考える
今日は昨日とは違うし
先週ともまた違う
少しずつ変化している
いつものようにやることは
そうは変わらないけれど
全く同じではないから
どれもが新鮮
そして静か
変わらないものを変えて
変わってしまうものを抱え
わたしはまた別になるのだろう
本当の所は変わらないかもしれない
それでいてわたしを移し
その先を歩くだろう

誰もが変化しているのなら
それもそう
選択の先で

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20240504「綺麗なカーブ」

20240504「綺麗なカーブ」

その方へその方へ
行きたい所に行けばいい
引っ張られるそれらを置き
離れるけれど
そう思ってるのなら
進めばいい
何か不都合でもあるのか
現状でもいいとするのか
知らないわたしは
きっとそわそわして
振り向きつつ
動くのだろう
秒を数えながら
引き算しつつ
何かを加えている
もうその時間にいるかもしれない

今日の予定は
いつになくない
空にしておけば
何かが埋まるのだろう
せっかくの連休であるな

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20240503「昨日今日その後」

20240503「昨日今日その後」

昨日の匂いと
今日の匂いを合わせ
明日へ連れて行く
佇まいを焼べ
そのように
そのように
投げる
眼差しの作為をもって
斜視の眼鏡で
表裏
その横には
残骸のちらほら
だからといって
物思いには流れずに
ひとつを得る
そして既に忘れている

さっきまでのことと
目の前のこと
些細な違いで
日常は平穏でありつつ
戦いが始まっている
そんなこともわからずに
生存はその理由を預かってはいない
眠るような

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20240502「それぞれの答え」

20240502「それぞれの答え」

行き交う人々をすれ違い
何かを交換しながら
流れて行く
集う所へ
そして離れた所へと
各々が歩んで
三々五々
またそれぞれの家へと戻る
もう戻れないとしても
いや戻れる可能性があるのだと
そう思って
いつかのことを思い出している
今のこととさっきのこと
同時に含んで
また振り向く
さっきの人はわたしだとも思う

それぞれの答えを
皆が持っている
それは各々が担う問い
誰も聞かれてないのに
探そうと

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20240501「野を進む」

20240501「野を進む」

野を駆け
四つ足みたいに俊敏に
ぶつからないように走る
ほぼこちら側に向かって来るが
反対の方へ行くものは
見当たらない
ずっと先なのか
ずっと後なのか
おそらくどこかに居て
どこかに居たのだろう
獰猛さを充し
関われない物ものの咆哮
突発的に反射を促し
それでいて躱す身のこなしで
空気を捌いている
駅はもうすぐだというのに

いつくかの川を渡り
いつくかの橋を進む
違う草花を嗅いで
どれもがどこ

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20240430「小さな工作」

20240430「小さな工作」

ないならないで
必要なら工夫して
小さなものを作る
大掛かりだとしても
少しずつ準備をして
こつこつやって
少しだけ上手になる
繰り返し繰り返し
まあ飽きないのなら
そのまま続ければいい
中途半端もたくさんあるし
どこに行ったのかも
わからないものも多い
それらのことを思い出そうと
また目を閉じる
そして記憶をかっ浚う

浮かび上がるものと
そうでないものも
同じ所にあるのだろう
動かしたその手の

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20240429「当然に許す」

20240429「当然に許す」

皮鯨の縁を歩き
とぼとぼ右向いて
左をちらり
落っこちそうな所でも
気をつけて進めば
ゆっくりでもいい
右回りで右に落ちれば救い
左に落ちれば救いに行く
左回りもまた同じ
影は黒さに紛れるから
明るみの所にわたしがはみ出す
陰影を照らし
肌を濡らし
ざくざくの表面でも
つやつやの角度でも
その一服を飲み干すだろう

汲んできたそれらを貯め
少しずつ持ち出す
同胞の出自をもって
透明さを覗いて
自分

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20240428「円周を描く」

20240428「円周を描く」

輪っかを描いて
繋がらないそれも
繋がるそれらも
同等に何かを目指している
中途半端だとしても
目指す所はそう
その先のこと
今始めていつになるかは
誰もわかってはいない
何度も繰り返し
正確に合うことはないのだろう
それなりに合致させ
はみ出たり行き過ぎたり
それらの日常では
当たり前のことなのかもしれない
円周を既に歩いている

遠くの海を見て
その先まで見越して
なだらかな坂を下っている

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20240427「多重露光」

20240427「多重露光」

何度も繰り返し
それを見ている
綺麗に汚れたそれらをもって
断片を拾い
組み合わせつつ
輪郭を朧ながらに持つ
その裏側は見えていないのに
もう凋落しているかもしれない
いやそれらを想像させて
自分なりのそれを描いている
何度も反復繰り返しては
別の切片を焼き付ける
大したことないけれど
積み重なる一瞬を多重に乗せて
その時々のあなたを探そう
きっとわたしは知ってはいない

勝手な解釈でもいい
それ

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20240426「今日一日」

20240426「今日一日」

今日はまだ空いている
何をしてもいいと
自分を許し
誰かを許し
すかすかな1日を過ごそう
どれを選んで
どれを捨てて
といってるうちに秒が過ぎている
大切な何かを選び
選び損なったものを
また後悔しながら
それを伸ばして
別の所へ移動している
動物の静物の
理りを総べて
時を喰む
自由はまだまだあるだろう

適当にして
空いた時間を確保して
楽しむといい
それが何だというかもしれないし
項垂れるこ

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20240425「ベージュ」

20240425「ベージュ」

砂漠の色を移し
干からびたその亀裂で
わたしは千切れるくらいに
まだ残っている
苆を喰み
海からの塩分と
色味のない風で
わたしたちを守る
すぐに崩れるわけでもないが
やがて朽ちては
地面に戻る
焼かれたそれらがあれば
しばらくは持つだろうし
そうでなければ
元に戻ろうとしている
わたしの抜け殻を閉じて
またいつかに開けるだろう

どれとどれを繋げたら
その接点とその接線
細かに見てみれば
更にそ

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20240424「同調の呼吸」

20240424「同調の呼吸」

雨が降って
雨が止んで
また静かになる
側溝の勢いはよく
つばめの声が飛んでいる
田植えの準備で
休みもないが
それでいい
誰から誰かへ
そして誰も知らない
わかってはいるだろうけれど
そんなことには構わない
誰もが忙しく
誰もが遠く近くで
今日のことをしている
目を瞑って委ね
同調の呼吸をする

手に入れたからといって
それが何なのかは
一向にわからない話しで
読み人に任せておけば
誤読の精度も

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