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20240227「音雷吹かせて」

時間を作って
そういえば
あれもこれも
置いて来たようだから
今に楽しんでおく
充した気分で
好きなもの
好きなこと
感覚のどっかから
呼んでいる
呼びかけられたのは
わたしの方
わたしがかけたのは
あなたのこと
忘れたわたしを
思い出させるのは
あなたの方
どちらも両方
いい感じになればいい

くすぶる感情の
それでいて
何がどうなってるのかって
てんでわからないまま
過ごしていたら
あっという間に過ぎてって
わたしを置き去りにしてしまう
おーいと呼んで
少し大きめの声を上げ
やっとこさの気づきで
別のエンジンを起動する
吹かしたサウンドの
からからと深く轟く
雷音を噛んで
唸るのに
内の方では静かになる
確かにそうだったのだと
思い出しては
その先まで進ませる

どれもが凪
それでいて雷鳴は
冷たい海嘯を呼ぶ
さよならの時間までも
遠のいて
また近づくように
ちらほらと
白さが降って来る
ためらいの
それでいて
どうかしてるって
あなたもいうのなら
そうでしょう
そうでしょう
抱えた物ごと全部
ためらいなく捨てて
記憶の果てまで
前転して
進んで行くのだろう

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