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20231217「ものたちのもの」

今日することは
きっと憶えていないだろう
記録にとって
それを開くこともあるかもしれない
そんな時間があるのなら
別のことをするのだろうから
その時はもう来ないまま
蓄積されない堆積で
わたしはわたしを続けるだろう
それもいずれ分かれてしまい
どう繋がっていたのかさえ
彼方へと赴きつつ
まだ在るのなら
それをその状態で
のさばるままに
吹かれた風の方へと
晒されておこう
違う状態であっても
それはわたしの何かなのだろう

呼吸さえ忘れたまま
働く身体の燃焼
冷たい朝でも
白み出す空からの
知らせを持って
まだ生きていることを
あらためて宿す
収めた記憶を持って
いつもの所から
別の所へと移動させる
わたしに着いて来るそれは
まだ馴染んでないようで
働かせすぎた平日の出来事
みんな休めばいいのにと思いつつ
誰かがやってくれるから
わたしは怠け者でいられる
体内では忙しさを保っているのに
冷たさに紛れ
白い息を吐き出す連続

その他の空気を吸いながら
吐き出すその他に紛れて
放置されているそのものの価値
見受けられない転がりを
そのままにしては
何かもったいないようで
手を当てて
感触のどこかをさすって
表面の反発をも
わたしは受け取るだろう
どれもが優しい訳ではないし
どれもが厳しい訳でもない
様子の中に含まれているそれを
同等とするなら
わたしたちの言い訳も
わたしたち事の範疇ならば
争う事なく同時に屹立して
新鮮な同率で
廻る周期のどこかで交差するだろう

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