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20240210「1分間を待つ」

1分間手を組んで
そのまま待つ
何も考えずに
息をする
聞こえてくるのは
外部の何か
もしくは自分の鼓動
まだみんな寝てる時間
まだ明けないのは
寒さのせい
今日の予定を確かめて
ひとつひとつをこなすだろう
それでいて
別のこともやったりして
そのどれもが
わたしのこと
わたし以外のこともまた
同じこと
一息入れて何かを待つ

呼吸を長めに設定して
わたしを持続させる
在り来たりな自分でも
もう違うわたしになっている
数秒前では知り得ないことも
分からず屋の眉間のしわも
それをしなければならないと
誰もがそう言うのなら
その誰かとは一体誰なのだろう
もしそうでなければ
その時間を別の何かに置き換えられれば
あなたは何をするのだろう
持ち切れない荷物を置いて
そのまま歩く
いや少しそこに居て
その光景をまざまざと見るだろう
それがあなたの景色だと
そう思えれば
瞬きを越えて聞き耳を立てる

半分くらいは閉じて
わたしを解放する
制御できないから
わたしを許せるのだろう
眠れない夜に
別の夢を見る
疲れた身体のどこかに
知らないわたしが居たりして
あることないこと
ごっちゃに整理して
それに委ねる
任せたからには
それを是として
あなたはまた別の夢を見ている
すぐに忘れてしまうけれど
そのリセットまでも
遠くもありすぐそこでもあるなら
目を開け目を閉じて
瞬きの瞬間に残像を得る

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