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木質バイオマス

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厚真町にてCHP事業見学会を開催!

厚真町にてCHP事業見学会を開催!

2023年4月26日、sonraku厚真バイオマス発電所でのCHP事業見学会を開催しました。

当日はあいにくの雨でしたが、ご来賓、メディアの皆様をはじめ13名の方々にご参加いただき、本事業の概要説明、発電所の現地見学などを行いました。

CHP(分散型熱電供給システム)は、廃棄されるはずの端材や間伐材などを用いたウッドチップを燃料とし、発電・発熱を並行しておこなうシステムです。
木質バイオマスを

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バイオマスCHPの仕込み状況

バイオマスCHPの仕込み状況

2020年度から、厚真町におけるバイオマスCHP事業の仕込みをスタートさせています。本事業は、休眠預金事業に採択されており、社会変革推進財団様による毎週のミーティングにより、伴走いただいております

さて、事業準備から1.5年程度が経ち、準備も少しずつ整ってきましたので、途中経過報告を行いたいと思います。

ほくでんネットワーク

21年12月、北海道電力ネットワーク様との電力の系統連系に関する接

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MUJIの記事

無印良品のサイト「ローカルニッポン」にて、連載が始まりました。4回シリーズの第1回目です。

今回のライターは諸岡若葉さん(鳥取)、編集は全4回を通して來嶋路子さん(北海道)にお願いしております。

まずは西粟倉の取り組みから。記事中、「バイオマスは大変だ」ということを伝える箇所が多いですが、それでも地域の営みを続けていく手段として、私たちは必須だと思っています。

-プレスリリース- 休眠預金等活用制度「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」実行団体に採択

 当社は、岡山県西粟倉村にて2014年から、業務用薪やチップを生産し・木質バイオマスによる熱エネルギー供給事業に取り組んで参りました。

 今回、当社の計画する北海道厚真町での事業に対し、一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一、所在地:東京都港区、以下「SIIF」)が、資金分配団体を務める、休眠預金等活用法(*1)に基づく「地域活性化ソーシャルビジネス成長支援事業」の実行団体に採択され、助

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求められ始めた企業のBX

求められ始めた企業のBX

7月1日より、小売店を対象に、プラスチック製レジ袋が有料化されています。昨今の海洋プラスチックゴミ問題が世界的イシューとなり、政府は2019年5月、「プラスチック資源循環戦略」を制定し、それに則った制度ができました。詳しくは、こちら経済産業省のウェブサイトに掲載されています。

1)バイオマス配合のレジ袋は無料この中で、バイオマス素材の配合率が25%以上のものは、無料配布しても構わない、という条件

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プレスリリース「新たなバイオマス市場確立へ。西粟倉村のエネルギー会社sonrakuが小型木質バイオマスコジェネ事業へ参入。」

プレスリリース「新たなバイオマス市場確立へ。西粟倉村のエネルギー会社sonrakuが小型木質バイオマスコジェネ事業へ参入。」

「ビジネスは仮説の検証」だ。by弊社社外取締役 小野 裕之(ビジネスパーソンおじさんの尊師)。

これは意外と本質をついており、私どもとしては「巨大バイオマス発電」と「小規模熱利用」の2極だけだと木質バイオマスって手詰まり感あるので、第3極でビジネス展開する重要性があるという仮説を持っており、それを社会に実装するという検証を行うというチャレンジになります。

もう1つは、「コンサルは稼げるけど、実

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よくある質問 「割った薪を野ざらしにしててもいいの?」 にお答えします

よくある質問 「割った薪を野ざらしにしててもいいの?」 にお答えします

こんにちは。sonrakuの半田です。

今年は本当に雪が降りませんね。もう2月も中旬に差し掛かるというのに、一度や二度うっすらと白くなった程度で、すぐに溶けてしまいました。なんだか寂しいという声も聞こえますが、薪工場としては雪は大敵で、除雪作業がないだけで本当にオペレーションが楽です。

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ラックを使わずに薪を保存できる!バンドリングというの発想

ラックを使わずに薪を保存できる!バンドリングというの発想

こんにちは、sonrakuの半田です!

先日、東京や大阪などの大都市圏を除いた39県に対して緊急事態宣言が解除されました。解除後の第二波が警戒される中ではありますが、ある程度対処方法がわかってきて国民の新型コロナウイルスへの「見えざる敵」的な感情部分が徐々に緩和されてきたように思います。

さて、そんな中で我々西粟倉村木質バイオマスチームは更なる薪製造効率UPを求めて、岐阜県郡上市の奥地にある名

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ローカルエネルギー雑談アワー

「ローカルエネルギー雑談アワー」という企画をやろうかなと思っています。オンラインで。僕らも、ちょうど全国への展開を考えていて、どこにお住いの方でも大丈夫です。

ちなみに、「自宅のエネルギーをなんとかしたい」というよりは、「エリアのエネルギーをなんとかしたい」という方が、僕としては色々アドバイスできると思います。

いろんな雑談から、見えてくるものもあると思います。もちろん、無料。まずは5月末まで

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なぜFITは廃止?再エネ代は私たちも負担していた。

さて、前回のnoteは固定買取価格制度(FIT)について書きました。

そして、今回はFITのsonraku編を書こうかなと思っていましたが、まだちょっと秘密💛ということを言われたので、解禁されたら書こうと思います(笑)

みなさま、それまでsonrakuの展開にこうご期待!

で、今日は前回お話したFITが実は現在終わりに近づいている・・・という話をしようと思います。

なぜFITは廃止?再エ

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2019年度まとめ

2019年度まとめ

2019年度も、本当にありがとうございました。ここでは、事業のまとめをしたいと思います。

体制としては、社外取締役に小野裕之を迎え、社内の整備を進めました。具体的には、収支に関する意識の向上、マネージャー層の育成、会社としてのビジョンミッションの構築など、企業として規模をあげていく準備を行ってきた1年間でした。

部門別では、まず私たちの現在の(売上についての)主力である宿泊事業。豊島は瀬戸内国

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薪工場 2019年度を終えて、2020年度にやるべきこと

薪工場 2019年度を終えて、2020年度にやるべきこと

こんにちは。sonrakuの半田です。

私は株式会社sonrakuが運営する西粟倉村薪工場のマネージャーを務めております。

日々日常の管理が苦手で関係各所にご迷惑をかけながらも、3年目の年度を迎えようとしています。

先日、年度末ということもあり、2019年度の振り返りと2020年度の収支計画を作成しました。

その工程で見えてきた課題改善ポイントについてお話してみたいと思います。

薪による

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Energy Shift 掲載記事

Energy Shift 掲載記事

今回は、丹波篠山(兵庫県)のバイオマス事業を題材に「経済性」の観点から、事業の持続可能性について議論しました。

事実を把握し、課題を分析し、今後に生かしていく。バイオマス事業は、常にアップデートが必要なわけで、それをやめたら終わります。

次のステップが重要な丹波篠山の今について。以下のリンクから飛んでくださいませ。

文責:井筒耕平

木質バイオマス事業の思わぬ副産物

木質バイオマス事業の思わぬ副産物

こんにちは。sonrakuの半田です。

本日のnoteでは、木質バイオマス事業から生まれる思わぬ副産物をご紹介いたします。

それは、木灰です!

想定内の回答で恐縮ですが、懲りずに書き進めていきます。

木質材を燃焼すると必ず一定量の灰が排出されるのですが、この灰がもつポテンシャルがなかなかすごいってことをご存じでしょうか。

木灰は、カルシウムとカリウム、リンが多く含まれていて、これは野菜が

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