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mohikan_mods
2021年4月18日 07:27
「うまい」とか「天才」、「一流」などと呼ばれる人たちは、ほぼ例外なく基礎訓練を生涯にわたって続けます。西洋画家だとデッサンであり、野球選手だと筋トレや走り込み、素振り、フォームチェック、小説家なら推敲、写本、連想変換、といったところでしょうか。 はたから見れば「大変な努力家」となるのでしょうが、本人はただ夢中になって、それこそ時の経つのも忘れて描き続けていたのではないかと思います。 「河鍋
2021年4月16日 04:09
ひとしきり観た感想を述べるならば、主に2点ありまして、1点目は川辺暁斎は即興でスラスラと書き上げた絵が多くあって、その辺が天才だと思いました。 2点目は、今のアドリブ的なノリとは対照的に、大変な研究家だったのではないかということです。どの程度の研究家かというと、病気並みにです。 下絵は、紙を何枚も手寧に貼り直した跡があって、つまり描き直しを繰り返しています。女性が座っている同じ構図の絵を何枚
2021年4月15日 04:08
さて昨年12月26日、「河辺暁斎の底力」展へと、かなりテンション高めで臨みました。田都で大手町へ。そこから歩いて東京駅を目指しました。 会場の東京ステーションギャラリーまでたどり着くと、こんな立て看板が。。。。 都会の施設は、映画館だろうが、キャンプ場だろうが、何でもかんでも予約が必要で、ましてやコロナ禍では人数制限のため必須です。 地方出身者の田舎者はこの予約というシステムにどうして
2021年3月29日 04:59
そういえば、件の先生に「先生のような、美術館に行ったことがないという人が、初めて行く美術館や展覧会がどういうものか興味があります」と言われました。それでハッとしました。 一度だけ20代のころ、東急文化村ある美術展に自らの意志で行ったことがあるのを思い出しました。たしかアフリカ人の画家のやつでした。カタカナ3文字の名前でした。カナヤじゃなくてメパソじゃなくてユタヤじゃなくて、何とかという画
2021年1月24日 07:18
つい今朝がた、ある英語の先生から聞いた話なんですけど、1年生のみなさんは英語の授業で「The Wonderful World of Colors」という単元をやっているそうですね。 例えば「緑は日本では若さや生命力の象徴として享受されているけど、西洋では悪魔やドラゴンなど良くないものを象徴するものとして享受されている」といった、色の文化史のような内容だそうです。おもしろそうです。 さて、話は
2021年2月9日 04:59
昨日、ある先生が「私も絵とか観たり美術館とか行くんですよ」と声をかけてくださいました。思えばその先生は数日前にも、とても遠慮がちに「あのお、先生の投稿、読んでいます」と声をかけてくださっていました。とても嬉しいです。 ただ、その先生の言葉の「私も」の「も」の部分に「やばい、誤解されてる、絵は別に好きじゃない美術館とか行ったためしもない」とあせってしまい、「僕は絵に興味ないですし美術館
2021年2月10日 04:59
そこで、「最近はどっかの美術館に行きましたか?」と尋ねたところ、「コロナもあって近ごろは行けていないけど、去年見ました」と教えてくれたのがこれです。http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/dekoboko 江戸の地形の高低差を、アートがどのように享受してきたか? なんて、ちょっとおもしろそうですね。 原宿を買い物していて、見かけたので
2021年2月12日 04:49
つづきです。 そこではたと思いました。図書館に行ったとき、太宰とか坂口安吾あたりの小説が、今っぽいイラスト本として置いてあったことなどを思い出しました。 それからライナーノートという素晴らしい文化がレコードと共に滅んで30年ほど経ちますが、その代わり、何でしたっけ、ヒアソビでしたっけ、ヨアソビでしたっけ、なんかそういう若者たちが小説を歌として解釈し直して大ブレイクしたり、これに続く若者たち
2021年2月13日 04:53
さらに、この数週間、不思議でたまらず何人かの先生に話していたことがありました。 それは、モネとマブダチになってから生徒のみなさんから反響があるということでした。こうした配信を始めて以来、数年にわたって、あらゆる配信は既読未読に関わらずみなさんにほぼスルーされてきていたのに、モネとか印象派とか、個人的には興味関心ないけど、取り上げたら急にみなさんからたくさん声をかけてもらったり、メッセージをいた