次に物置に収めたのは
『角川古語大辞典』（角川書店）です。

　第三巻「し〜そ」までしかないのは、当時そこまでしか配本されていなかったからです。第四巻はず〜っと後になって（たぶん10年後ぐらい）やっと出版されましたが、その頃はもう今の職に就いていて買いませんでした。

　第三巻を買ってから第四巻配本までの間に20代が大体終わった感じです。その間にいくつかの夢を叶えて、いくつかの夢を棄てました。いろんなものを得て、いろんなものを失いました。

　肝心の活用ですけど、当時はなるべく引くようにしました。でも全部揃っていないと引用したりできないので辞書の価値としては何とも言えず、大学院当時もこれを話のネタにすることもありませんでした。

　配本当時は「すごいのが出た！」と興奮して、バイトに精を出しました。そんな毎日がとてつもなく楽しかったです。