そよかぜ

サークルで制作したボイスCDシリーズの娘ねこ・娘いぬたちの掌編みたいなものを気楽な感じ…

そよかぜ

サークルで制作したボイスCDシリーズの娘ねこ・娘いぬたちの掌編みたいなものを気楽な感じで書いていきたい所存、、お話にあわせた絵も追加もしたいなぁ【Twitter:@overthetale】

最近の記事

雪うさぎはどんな顔?

ひとつ前のお話の別サイド。 やよいはCDに出ていないのでちゃんとした設定が少ししかありません。 --------------------------------------- 露天風呂の湯けむりの向こう側には、雪景色。 『旦那様? お湯加減は……どうですか……?』 ちらりと横を見る その人は微笑みながら 『ありがとうございます……嬉しいです。  え? もっと、です、か……。  はい……旦那様の、おそばに……んっ……』 「やよい、掃除は終わったのかい」 「ぴにゃっ! 

    • 雪解けの前に

      最初から一緒に入らないのは、直ぐに湯船に入って甘えたいから。 --------------------------------------- 「ご主人さま、ご主人さま、お背中を流してよいですか?」 風呂場と脱衣所を隔てる引き戸から少しだけ顔を出して様子を伺ってくる。 「さくら……いつも言うけど、聞くならせめて服を脱ぐ前に聞いてね?」 「ダメ、なのですか?」 「ダメって言えないよね……ほら、体が冷えちゃうから早くおいで」 「にゃぁん♪ はい、なのです♪」 するりと引き

      • 桃萌とお兄ちゃんのよくある夜

        いつもよりも少し寒い夜。 そんな日の出来事。 でも珍しいコトではなく、わりと……いつものコト。 --------------------------------------- ひんやりとする空気を感じて目が覚める。 とは言えまだ半分は……半分以上は頭が働いていない。 それにしてもお腹のあたりがスースーする感じ、 どうやら寝ている間にパジャマと布団をめくってしまったらしい。 パジャマをもどして、布団をかけ直して、 「ん?」 布団に手をかけたところで隣の気配に気づく。

        • 怪盗ちぇりーぶろっさむ あらわる

          突然あらわれた怪盗ちぇりーぶろっさむ ノリノリのご主人さまとさくらの運命は…… --------------------------------------- 用事を済ませて家に帰るとテーブルの上に脅迫状? が置かれていた。 その内容はといえば……。 『ご主人さまのさくらは誘拐した。  返して欲しければ仕掛けられた罠をなんとかして  30分以内に2階の奥の部屋に迎えに来てください♪            怪盗ちぇりーぶろっさむ』 なかなかに魅力的でツッコミどころ満載の

        雪うさぎはどんな顔?

          スキたくさんありがとうございます 面白いので種類増やしたい

          スキたくさんありがとうございます 面白いので種類増やしたい

          せっかくなので「#スキしてみて」に参加してみた 落書き設定用に描いたさくら2パターンいます 他の娘たちもあったような。。

          せっかくなので「#スキしてみて」に参加してみた 落書き設定用に描いたさくら2パターンいます 他の娘たちもあったような。。

          紫苑と桜とご主人

          元お嬢様お化け娘の『紫苑(しおん・娘いぬ)』とご主人。 ふたりでお花見をすることに。 --------------------------------------- 高台にある公園の桜の樹は満開の花をさかせている。 青空を背景にしてさくらの色がとても映える。 その上にぽかぽかした陽気で何となく足取りも軽くなる。 桜の樹は好き。 お屋敷にも何本か植えてあって、春にはやはり満開の花を咲かせていた。 窓の内側から桜の樹を見るだけで春を感じさせてくれた。 でも今は違う。 外に

          紫苑と桜とご主人

          さくらと桜

          『さくら(娘ねこ)』とご主人さまがお花見に。 その桜は『さくら』にとっては大事な桜の樹。 --------------------------------------- 林道から少しそれた細い道を歩いていくとやがて満開の桜が見えてきた。 アーチのように道の左右に桜の樹が数本づつ並んでいる。 さくらはその桜のアーチの手前で止まり、くるりと後ろを向くと手を振る。 その先には手を振り返してくれるご主人さまがゆっくりと歩いてきていた。ひらりと落ちてきた桜の花びらが前髪に引っかかる

          さくらと桜

          バレンタインデー@桃萌編

          ※登場人物※ 『桃萌(もも・娘ねこ)』 バレンタインデーとか特に関係なく攻める妹娘ねこ(自称) 悪巧みに母どころか父も両親も加担している事が発覚 --------------------------------------- 「ハッピーバレンタイーン♪」 バン! と擬音が付きそうな勢いで部屋のドアが開く。 そして入ってきたのは妹(自称)の桃萌だ。 ま、こんな事をするのは桃萌しかいないんだけど……。 「何度言ってもわかってもらえないけど、ノックはしてね?」 「時々してる

          バレンタインデー@桃萌編

          バレンタインデー@さくら編

          ※登場人物※ 『さくら(娘ねこ)』 かわいらしくしおらしいだけじゃなくて結構やるときはやる 表立っていないが何度かご主人さまを襲っている --------------------------------------- それは夕飯の後の事だった。 「ご主人さま、ご主人さま、デザート食べませんか?」 さくらは声をはずませながら チョコレートの並んだお皿と紅茶を運んできた。 「えへへ、今年のチョコレートは頑張ったんですよ?」 隣にピッタリとくっついて座り、こちらを覗き込

          バレンタインデー@さくら編

          良くある桃萌とお兄ちゃんの休日

          ※登場人物※ 『桃萌(もも・娘ねこ)』 意外にも学園ではそこそこ優等生、家では無駄に有言実行な妹(設定) 『お兄ちゃん』 妹(設定)に勉強で負けると怖いので学年トップクラスを維持する努力の兄 --------------------------------------- 「もうダメにゃーーーー!」 バーーン!と部屋のドアを開け放ち 部屋に入るなりズカズカと歩きボスっとベッドに座る。 「桃萌? ノックくらいしろよ……何をしているかわからないだろう?」 「エッチなコトしてい

          良くある桃萌とお兄ちゃんの休日

          沢山の中から見つけて読んでいただけるだけで嬉しいのに「いいね」や「コメント」までいただけて、、本当に嬉しいです。これからもちょこちょこアップしていきます。

          沢山の中から見つけて読んでいただけるだけで嬉しいのに「いいね」や「コメント」までいただけて、、本当に嬉しいです。これからもちょこちょこアップしていきます。

          じき登場人物のプロフィールを上げていきたいと思います。。

          じき登場人物のプロフィールを上げていきたいと思います。。

          紅葉と たい焼きさんと 待ってます

          ※登場人物※ 『やよい(娘ねこ)』 山あいにある温泉街の旅館の若女将修行中 旦那様のお嫁さんになるさくらの妹嫁になる日を待ちわびる 『女将』 温泉街でも有名な旅館の女将でやよいを自らの子供のように育てている 本人にはひた隠しにしているが溺愛しており日々写真が増えている 『たい焼き屋のおばあちゃん』 女将の母だが旅館経営に飽きたのでたい焼き屋をはじめて隠居中 山深い温泉街の木花咲夜姫と言われ天候すら従えるらしい --------------------------------

          紅葉と たい焼きさんと 待ってます

          学園みみとしっぽ① -tale SAKURA- 『ご主人さまと先輩』

          ※※このお話の設定は学園版だけの特殊設定です※※ ※登場人物※ 『さくら(娘ねこ)』 十里塚学園一年生 新入学代表挨拶にて見目麗しい容姿と挨拶のインパクトで 学園中の注目を集める美少女娘ねこ新入生 『ごしゅじん』 十里塚学園三年生 家ではさくらの大好きなご主人さま、学園では大好きな先輩 ---------------------------------------- 「ご主人さまーー!」 バン! と教室のドアを勢いよく開けて 早足でこちらの席に近づいてくる―― 整っ

          学園みみとしっぽ① -tale SAKURA- 『ご主人さまと先輩』

          れあのお留守番事情

          ※登場人物※ 『れあ(娘いぬ)』 お留守番中に何かに目覚めてしまった……かもしれない 慣れる為にごしゅじんのシャツを着る回数を多くするコトにする 『ごしゅじん』 朝から用事でお出かけ中 ---------------------------------------- 「わぁふ……」 目が覚めたのでもぞもぞとごしゅじんを探す。 いつもならごしゅじんのベッドに潜り込んでくっついて寝ているので 目をつぶっていてもすぐに見つかるのだけど……? 「ぅわぅ……ん……」 ベッドの

          れあのお留守番事情